アフリカのナミビアに滞在歴があり、11月28日に成田空港に到着した30代の男性が、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に感染していたことが、30日わかりました。

国内でオミクロン株が確認されるのは初めてです。

オミクロン株が最初に確認された南アフリカ

オミクロン株、22都府県に拡大

都市部で市中感染相次ぐ

共同通信 | 12月30日 21:10

 新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)
 新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」が国内で確認されてから30日で1カ月を迎えた。これまでの国内感染者は計500人。大半は検疫で見つかっているが、市中感染とみられる例も9都府県で報告され、東京や大阪など都市部で相次ぐ。入国後に感染が判明した人も含めると、確認自治体は22都府県に上る。最近の国内感染者数増加はオミクロン株が影響している可能性もある。

 国内では22日に初となる市中感染を大阪で確認。高齢者施設でのクラスターも発生。大阪では29日にも11人の感染者が出るなどデルタ株からの置き換わりが進んでいるとみられ、年明けには主流化するとの試算もある。