▶朝令暮改(ちょうれいぼかい)
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命令や規則などがひっきりなしに改変されて、いっこうに定まらないこと。
[注釈]朝に出した法令を、夕暮れには改める意から。「朝改暮令」「朝改暮変」ともいう。
[出典]『漢書(かんじょ)』食貨志(しょっかし)・上
[英語例]Evening words are not like to morning. (夕方の話が朝とちがっている)
[用例]会社の方針がこう朝令暮改では、計画の進めようがない。
[学研 用例でわかる故事ことわざ辞典]
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
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目的を遂げるために自らに厳しい試練を課し、長い間苦労や努力をすること。
[注釈]中国春秋時代、呉王(ごおう)夫差(ふさ)は越王(えつおう)勾践(こうせん)に敗れた父の仇(あだ)を討つために、薪(たきぎ)の上に臥(ふ)して復讐心(ふくしゅうしん)を培い、ついに三年後に勾践を会稽山(かいけいざん)で降伏させた。敗れた勾践は、復讐の念を忘れないために、苦い胆(きも)を嘗(な)めて会稽山での恥辱を思い起こし、ついに十数年後夫差を滅ぼしたという故事から。→会稽の恥を雪(すす)ぐ
[出典]『十八史略(じゅうはっしりゃく)』春秋戦国
[学研 用例でわかる故事ことわざ辞典]
三つ子の魂百まで(みつごのたましいひゃくまで)
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持って生まれた性質は一生変わらないというたとえ。
[注釈]「三つ子」は三歳の子供、「魂」は心。三歳児の心は一〇〇歳になっても変わらない意から。
[類句]雀(すずめ)百まで踊り忘れず/嚙(か)む馬はしまいまで嚙む
[英語例]As the boy, so the man. (子供のとおりにおとなになる)
[用例]三つ子の魂百までで、いくつになっても癖は直らない。
[学研 用例でわかる故事ことわざ辞典]
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