三蔵法師しのび薬師寺で法要
西遊記の三蔵法師として知られる中国・唐の時代の高僧、玄奘三蔵の遺徳をしのぶ法要が、奈良の薬師寺で行われました。
薬師寺では、寺の宗派を開いた僧の師匠にあたる玄奘三蔵の法要を毎年、この時期に行っていて、ことしは玄奘三蔵が亡くなって1350年になることから2日間にわたる大規模な法要となりました。
法要には、約1500人が参列し、僧りょたちがお経を唱えて玄奘三蔵の遺徳をしのびました。
このあと、玄奘三蔵が仏教の経典を求めて中国からインドに向かう旅を物語にした古代の仮面舞踊劇、「伎楽」が奉納され、俳優の田村亮さんが玄奘三蔵にふんして、旅の途中に猛獣に襲われる場面などを演じました。
訪れた人たちは、命をかけた旅で仏教を東アジアに広めた玄奘三蔵の生涯に思いをはせていました。
この玄奘三蔵の法要は5日も行われます。
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