7/10 月 夕刊
小学校、屋上農園は「大豊作」 収穫年1トン超、視察相次ぐ 新宿
福岡・大分、大雨特別警報
米トルコ首脳が直接会談へ
韓国野党がIAEA報告書批判
素粒子
ア あろうことか手製の銃で
ベ 弁舌を遮った宗教2世の
氏 氏名は山上徹也被告42歳
× ×
ジ 事件で問われた教団との
ュ 癒着の実態を自民は結局
ウ うやむやにし、頬かむり
ゲ 厳正に対処をする気など
キ 岸田首相には端(はな)からなく
× ×
イ 今も細田、萩生田氏らは
チ 沈黙し、知らん顔してる
ネ 根深い疑念にフタをして
ン 雲散霧消を待つかのよう
7/11 火 朝刊
検察、捏造「証拠ない」 袴田さん再審、有罪立証を表明 長期化に弁護団反発
九州北部大雨、5人死亡 土石流や川氾濫、3人不明
(くらしとマネー)退職金投資、地銀信頼したが 3千万円、元本割れ
折々のことば:2787 鷲田清一
どんなことも必ず何とかなるんです。願った形にはならなくても、思いがけない展開で解決する。 (服部麻子)
(天声人語)6月に雪が飛ぶ
梅雨の合間の青い空には、ハクチョウゲの小さな白い花がよく似合う。漢字では白丁花と書くが、お隣の国、中国では「六月雪(リウユエシュエ)」である。旧暦の6月はちょうどいまごろ、7月から8月にかけてか。緑の葉に白がポツポツある様が、季節外れの雪に見えるということらしい▼▼▼▼▼雪の字には降る雪のほかに、そそぐ、すすぐの読みもある。異常気象に悲しみを重ねるのはもうたくさんだ。袴田さんの汚された名誉は、速やかに雪がれるべきである。
7/11 夕刊
「グリ下」へ、居場所ほしくて 夜間に集う若者たち 大阪・ミナミ
不明3人、捜索続く 九州北部の大雨
トルコがスウェーデン加盟容認 NATO
スレッズ登録1億人、5日で到達
素粒子
釈然としない話「3題」。
× ×
袴田さん再審。検察に「公益の代表者」の自覚ありや。今さら何を立証できるのか。本気で死刑にするつもりか。
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原発「処理水」。IAEAの報告書は踏むべき手順の一つ。錦の御旗ではないはず。
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クラスター弾。米の提供は戦争が何でもありの地獄だ、という証左ではあるけれど。
7/12 水 朝刊
職場女性トイレ制限「違法」 トランスジェンダー訴え、最高裁認める 高裁判決破棄
スウェーデンの加盟容認 NATO、トルコが転換
大雨死者7人に 九州なお2人不明
折々のことば:2788 鷲田清一
もしもきみの愛が愛として相手の愛をよびさまさなかったとすれば……きみの愛は無力であり、一つの不幸である。 (カール・マルクス)
(天声人語)海のかなたの紛争に
私は、海のかなたで、今戦争があるということを信じることが出来ない――。明治、大正、昭和を生きた作家の小川未明は小説『戦争』にそう書いた。まさに第1次世界大戦の激しきさなかである。多数の戦死者を伝える新聞を見て、「作り話ぢやないのかしらん」▼▼▼▼単純な比較をするつもりはない。でも、海のかなたの流血のニュースを見ながら、あえて自らに問う。これは「作り話」などではないのだと。
7/12 水 夕刊
ベテラン俳優の英知が一役 時代劇、スタッフ泣かせの字幕
北朝鮮が弾道ミサイル発射
NATO「複数年ウクライナ支援」
ゼレンスキー氏「同盟強固にする」
素粒子
性自認の尊重を促す最高裁判決。多様性のある共生社会へ向け、一歩ずつ前へ進む。
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くしくも裁判の舞台は経産省。あの差別発言で首相秘書官を更迭された官僚の職場。
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暴力的な大雨のあと、容赦なき炎天。ことしの7月も被災者が復旧作業で汗みずく。
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残念、別府湾は落選。「人新世」地層はカナダの湖に
7/13 木 朝刊
仲介サイトが「抜け穴」提示 ふるさと納税手数料、一部を経費外に
NATO、加盟時期示さず G7は長期安保約束 ウクライナ
デジタル課税、25年目標 巨大IT企業、念頭 OECD発表
折々のことば:2789 鷲田清一
置いてけぼりになったような気がしても、走る理由が分からないうちは走る必要なんてない。 (森達也)
(天声人語)国際数学オリンピック
数学が苦手な生徒は往々にして、正解ではなく、ある疑問にたどりつく。いわく、何でこんな勉強をするのか。将来、いったい何の役に立つというのか。10代の筆者もよく、そんな嘆きを重ねていた▼▼▼▼▼数学は万人をひきつける美しさを持っている。「真理の探究とやらでゆうゆうと時間つぶしをするのは、最も人間らしい生き方なのかも知れない」。藤原さんはそうも書いている。世界レベルにはほど遠くとも、私なり、自分なりの探究を楽しみたい。
7/13 木 夕刊
入管で奪われた命、僕が変われば 法改正案反対集会、声あげたミュージシャン
北朝鮮発射はICBM「火星18」
ゼレンスキー氏「戦後NATOに」
処理水放出時期「対策確認し判断」
素粒子
G7が長期支援を約束したが、侵略は既に500日を超えてる。停戦の糸口どこに。
× ×
「火星18」は米国全土に届きそう。北の示威も一段と。
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処遇の改善で万年定員割れの解消なるか。人材不足は自衛官だけではないからねえ。
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「ひと涼み」の休憩所が各地でさまざまに。街のオアシスづくり、ありがたいです。
7/14 金 朝刊
防衛増税、先送り公算大 自民税調、25年以降方針
マイナ500万枚、過大計上 死亡・期限切れ含む カード交付率に算入 総務省
日本産食品、EU規制全廃 原発事故から12年 首脳協議で表明
コロナ検査不正227億円 5都府県、補助金取り消し
折々のことば:2790 鷲田清一
腕時計のバンドもゆるくなってしまった
おれの心がやせた証拠かもしれぬ。 (中桐雅夫)
(天声人語)ミラン・クンデラと裏切り
裏切りほど、人間らしい行為もない。ミラン・クンデラさんの作品が多くの人を魅了するのも、そこに常に生身の言葉と、背信のにおいがあるからではないか。チェコスロバキア出身の著名な作家の訃報(ふほう)に接して、そんなことを考えた▼▼▼▼▼「前には理解できる嘘(うそ)があって、その後ろには理解できない真実が透けてみえる」。文学とは何か。小説とは何なのか。読む人を悩ませる印象的な言葉をいくつも残して、ひとりの作家が逝った。94歳。
7/14 金 夕刊
空いてる優先席、座ったらダメ? ジョージア大使のツイート、議論呼ぶ
米当局、チャットGPTを調査
米ハリウッド、俳優組合もスト
ウクライナ長期安保、6カ国加入
素粒子
やっぱりね。防衛増税は先送りに。政権の無責任さと、衆院選近しの証しに見える。
× ×
500万枚もさばを読み、よく言えたね。マイナカードは「ほぼ全国民の水準に」。
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嫌な予感。ずるずると公費負担が膨らんでゆきそうな。大阪万博で「建設代行」案。
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祇園祭の宵山。〈鉾(ほこ)町を四角四角に歩きけり〉会田仁子
7/15 土 朝刊
マイナ枚数、過大公表見直し 廃止分除く保有数に 総務省
仲介サイト手数料も経費 ふるさと納税、自治体に通知へ
「スラムダンク、我々の青春」 日本アニメ、沸く中国
米、チャットGPT調査 誤情報の懸念、有害なら罰金の可能性
折々のことば:2791 鷲田清一
神さん/なんでおれひとり/いじめられてばっかり/おらんならんのか/と、悲しむ者は/しあわせや (阪田寛夫)
(天声人語)米国からの100通
マイナ枚数、過大公表見直し 廃止分除く保有数に 総務省
仲介サイト手数料も経費 ふるさと納税、自治体に通知へ
「スラムダンク、我々の青春」 日本アニメ、沸く中国
米、チャットGPT調査 誤情報の懸念、有害なら罰金の可能性
折々のことば:2791 鷲田清一
神さん/なんでおれひとり/いじめられてばっかり/おらんならんのか/と、悲しむ者は/しあわせや (阪田寛夫)
(天声人語)米国からの100通
1990年代の初め、湾岸戦争が終わったばかりのころだ。高知市に住む、ある男子高校生の投書が米国の新聞に載った。日本はなぜ、自衛隊を戦争に派遣しないのか。「日本には憲法9条があるからなのです」。そんなことを説明する内容だった▼▼▼▼▼東京に帰る飛行機で、しばし考える。日本の防衛費は急増し、専守防衛の原則も揺らいでいる。それなのに、先の国会での議論は、結論ありきでなんとも薄っぺらくはなかったか。眼下の太平洋が白くかすんでみえた。
7/15 土 be 朝刊
フロントランナー)映画監督・山崎貴さん 観客をワクワクさせたい
7/15 夕刊
ファミコン40年、ゲーム史に刻む 6191万台売り上げ 後継機、山あり谷あり
おかえり南阿蘇鉄道 全線で運行再開
素粒子
「燃料デブリ取り出しアーム公開」に考え込む。対象は880トン。いまだ実績0グラム。
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1日に10キロ処理できても、240年かかる。廃炉完了は「30~40年で」というけど。
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コロナ感染じわじわ。入院患者が2カ月で2・5倍に。
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母校の勝敗を朝刊で確かめるという人も多いのでは。甲子園をめざす熱戦、全国で。
7/16 日
出産、50キロ先でしか 大学病院「働き方改革」、余波 医師派遣なくなり対応休止 糸魚川
過労自殺、勤務を過少申告 時短目標が影響か 清水建設社員
食欲わかせる、グリーンライト 大分、ヒラメ養殖
折々のことば:2792 鷲田清一
本人確認できる手段は複数ないと大変なことになると思います。 (想田和弘)
(天声人語)繰り返された失敗
白球を追った10代のころ。失策をしては、なにがダメだったのかと自省したのを思い出す。「負けは謙虚さと慎重さの母」(『負けかたの極意』)。名将として知られた野村克也さんの言葉だ。大事なのは負けた後。失敗をいかそうとすれば、ものごとに謙虚な姿勢で取り組むようになる▼▼▼▼▼野村さんは、失敗から学ぶには「恥を知ること」がスタートだ、とも書いている。失策を「恥」と思わずに忘れてしまえば、反省しないからだ。今度こそ捜査当局は恥じている。そう信じて、いいのだろうか。
7/17 月 朝刊
英、TPP初の新規加盟 12カ国に 中国、次の焦点
内閣支持、下落37% マイナ対応「評価せず」68% 朝日新聞社世論調査
秋田大雨、冠水続く
日サウジ、脱炭素一致へ 6カ国とFTA協議合意 首相中東歴訪
折々のことば:2793 鷲田清一
「祇園祭は、相変わらずであることこそおめでたいのですよ」 (杉本秀太郎)
(天声人語)オスプレイの低空飛行
ペリー提督率いる黒船の威容に、すわ戦かと武士は慌てた。でも、まともな具足はもとよりない。冷やかす川柳が残っている。〈武具馬具屋あめりかさまとそっといい〉。にわか繁盛した商人は、ペリーに感謝した▼▼▼▼▼なのに法を守らせるどころか、優遇のお墨付きを与えるとは。いったいどこを向いた政府なのか。「あめりかさま」という答えを聞くのはつらい。
7/18 火 朝刊
暑い教室、断熱効果てきめん 生徒協力「エアコン利く」
「ママ」を忘れず、息子と生きる 京アニ事件4年
食料輸出「延長に反対」 ウクライナなどへ通知 ロシア
日差しの下、山鉾悠々 京都・祇園祭
195地点で猛暑日
折々のことば:2794 鷲田清一
誰だって、みんな、裏方に、ささえられている。誰だって、ばかりじゃなく、なんだって、みんな、そうだ。 (安藤鶴夫)
(天声人語)知りたくない欲望
何の知識もないまま見られてほっとした。宮崎駿監督の長編映画『君たちはどう生きるか』を封切り初日の夜に観賞した。数日前からSNS上のうわさを見ないように気をつけていた。それでも公開直後から作品内容が盛んに流れ始め、ひやひやした▼▼▼▼▼と言った以上、この映画については語れない。ただ、引退宣言を撤回してまでつくった監督の強い思いを感じた。転勤する先々で見てきた宮崎作品がよみがえり、胸に去来するものがあった。
7/18 火 夕刊
つなぐ、想いも作品も 京アニ事件4年、跡地で追悼式
橋爆発にプーチン氏、「報復ある」
ゼレンスキー氏、輸出継続を提案
中国恒大、負債47兆円で債務超過
素粒子
死刑確定後に裁判がやり直された事件を改めてたどる。
◎
死の恐怖に震え、ようやく再審を勝ち得てから実際に無罪になるまで、さらに免田2年7カ月、財田川3年、松山1年5カ月、島田1年10カ月。
◎
あす袴田さんの審理の進め方めぐり4回目の協議。人々の良識と司法界の「常識」との溝をどう埋める。検察にとどまらず法曹三者全ての責務。
7/19 水 朝刊
国連「食料危機に拍車」 ロシア協定拒否、トルコ仲介カギ
保険金不正「上司の指示」 ビッグモーター、組織的疑い 国交省調査へ
夢で聞いた「頼んだぞ」 京アニ事件4年
マイナを誤登録、別人口座に送金 埼玉で判明
折々のことば:2795 鷲田清一
「日常を取り戻すためのファッションがありうる、と強く思った」 (森永邦彦)
(天声人語)高校野球とデータ
「めちゃくちゃ面白い。頭を使いますからね」。元大リーガーのイチローさんが3年前、高校野球の魅力をこう表現した。根底にあるのは、データ一辺倒でなく選手が個々で考えるべきだとの思いだ。引退後、各地の高校を訪ねて野球指導をしている▼▼▼▼▼統計理論が注目されて久しい大リーグでは最新機器でデータ分析し、戦術や選手の評価に使う。打率より出塁率や長打率を重視し、バントや盗塁を良策としない。野球がつまらなくなったとの声もあるが、要はバランスの問題なのだろう。
7/19 水 夕刊
花火大会、広がる有料席 安全対策迫られ、警備費も高騰
北朝鮮、未明に弾道ミサイル2発
議会襲撃「トランプ氏は捜査対象」
「ウクライナ、着実に地雷原突破」 米軍・統合参謀本部議長
素粒子
30年前のきょう、前日の衆院選の結果を受けて55年体制が崩壊。小選挙区制の導入など、いまに至る政治の起点。
◎
当時の想定とその後の現実との乖離(かいり)にため息。政権交代可能な二大政党も、複数の党がそのつど連立を組み替える「穏健な多党制」も姿は遠く。
◎
与野党間、そして野党間で飛び交う「穏健」に程遠い罵詈(ばり)雑言も、不信と幻滅を深めて。
7/20 木 朝刊
デジ庁に立ち入り マイナ管理、検査 個人情報保護委
上半期、訪日1071万人 コロナ前の64% 円安追い風に回復、ホテル料金は高騰
日本の鮮魚輸入、実質停止 中国、処理水放出へ対抗措置
折々のことば:2796 鷲田清一
誰が私たちを脅していたんだろう。おばさんになったからと言って、自分の喜びにリミットをつける必要はない。 (西加奈子)
(天声人語)「またミサイル」の怖さ
きのうは早朝、スマホの通知で知った。その前はテレビ画面の上部に速報が流れた。自宅でJアラートが鳴り、興奮してほえる飼い犬を抑えるのに苦労したこともある。いずれも最近、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際の話だ。またかと思う緩みを自省した▼▼▼▼▼どんな状況にも慣れるのは人間の性(さが)だ。一方で、かつてないほどミサイルが発射されているのも現実である。「またミサイル」の怖さを心に留めておきたい。
7/20 木 夕刊
鉄道愛くすぐる、高額イベント 撮影会・操縦体験… 数万円でも売り切れ続出
ロシア、黒海の船は「軍事運搬船」
W杯開催のNZで銃撃、3人死亡
6月の貿易収支、23カ月ぶり黒字
素粒子
先週「なでしこW杯 NHKで放送」の報に胸をなで下ろす。放映権料交渉が何とか決着し、迎えた今日の開幕。
◎
震災後の社会に光を届けた優勝。その後の低迷と再起。男子との待遇格差。踏み出したプロ化の道も平坦(へいたん)でなく。
◎
「男女平等125位」の国に生きる多くの女性の苦悩と重なって。エールを送りながら問う「女性活躍」の現在地
7/21 金 朝刊
夏休み、子どもを守れ 転落・水難・熱中症…死亡事故相次ぐ
黒海通れば「軍事運搬船」 攻撃を正当化、米欧に譲歩迫る ロシア国防省
貿易収支、23カ月ぶり黒字 エネルギー価格が下落 6月
日本人トリオ、全力ジャッジ サッカー女子W杯開幕
折々のことば:2797 鷲田清一
その人がその人のままでいられない……場所を、果たして国と呼べるのだろうか。 (西加奈子)
(天声人語)孤食のレシピ
オムレツにスープ、ケーキ。外食費が高いオーストラリアで働いていたころ、20代の現地スタッフが何でもマグカップでつくるのに驚いた。材料をカップに入れ、電子レンジでチン。数分で昼食が完成する。味見させてもらうと結構おいしい。彼女に聞いてレシピをネットで調べたら無数にあった▼▼▼▼▼大正から100年たち、ついに孤食が主流の時代が来るのか。健康への影響が気になるが、人数が多いほど食べる量が増えるとの論文もある。健康的で簡単で安上がりで何人前にも応用できる。そんなレシピはないか。
7/21 金 夕刊
訪日再熱 中国客、ビザなしクルーズ船や地方直行便
ウクライナ、クラスター弾使用
米「ロシア、民間船攻撃の可能性」
6月消費者物価、前年比3.3%上昇
素粒子
「マザームーン」で一躍有名の山本朋広氏を地元県連が衆院選公認候補予定者に選出。首相の絶縁宣言どこ吹く風。
◎
同じく教団の韓(ハン)総裁を称賛していた安倍氏の「国葬」決定から1年。首相が明言した国葬のルール作りは、いつの間にか見送りになったそうで。
◎
残ったもの。世論の分断、識者意見を羅列の報告書、首相の言葉の耐えられない軽さ。
7/22 土 朝刊
自治体ツイッター複数凍結 理由説明なし、災害時広報に支障 現在は解除
AI開発時から専門家検証 米政権とIT7社合意
万博準備「厳しい状況」 昨秋、協会に懸念伝達 日建連会長
折々のことば:2798 鷲田清一
地球でグリニッチの裏がわはどこなのかな。そこにも線がひいてあるだろうな。
(山下清)
(天声人語)シニア世代の再雇用
安治川信繁(あじがわのぶしげ)は定年後、大阪府警に再雇用された警察官だ。給与は定年時の6割程度で昇進もない。土日返上で働き、ときには自腹で他県まで捜査に行く。ドラマ化もされた姉小路祐(あねこうじゆう)さんの小説『再雇用警察官』の主人公の姿はシニア世代の労働や待遇について考えさせられる▼▼▼▼定年前より負担の少ない仕事がしたいのか、現役並みに働いてやりがいを感じたいのか。再雇用される際の選択で、「給与減」が前提となっているのもおかしな話だ▼安治川はのびのびと働いて推理もさえわたり、複雑な事件を解決へと導く。「現役というのは、ほんまありがたい」という彼に、「給与も現役並みにしてもらいなはれ」と伝えたい。
7/22 土 be 朝刊
(フロントランナー)女装愛好家、キャンディ・H・ミルキィさん 変身で道を踏み外し、救われた
7/22 土 夕刊
白いシャチ、続々目撃の謎 アルビノか白変種か、解明挑む 知床・羅臼沖
(Photo Story)硫黄島の思い出
素粒子
大きな汚点残した東京五輪から明日で2年。理念を欠き、ごまかし、強弁重ねた果て。
◎
同様に高度成長期の夢を追い、政治の思惑で始まった大阪・関西万博。経費膨張、会場整備の混乱、説明不足と、「東京」で見た光景が次々と。
◎
「事業実施が優先され相互牽制(けんせい)が機能しなかった」と都の五輪報告書。さて大阪は。〈前車の覆るは後車の戒め〉