◆9/30月 朝刊 朝日新聞
衆院選10月27日投開票 石破氏方針
(災害大国)浸水リスク地域に2594万人 居住者、20年間で90万人増
折々のことば:3220 鷲田清一
何か全体が浮き上ってしまいそうな会場の気配に対して、ぐんと重い、人間文化の深みをつきつけたかったのだ。
(岡本太郎)
(天声人語)兵庫県知事の失職
アメリカには、新しいホワイトハウスのあるじに宛てて、退任する大統領が手紙を残す伝統がある。2009年、ブッシュ氏はオバマ氏に書いた。「つらいときや酷評されることもあるでしょう。でも全能の神が慰めてくれます」▼▼▼▼▼中国の史書の言葉がある。「雲霧を披(ひら)きて青天を観(み)る」。覆っていたものが消え、物事がはっきりする。数々の疑惑は残されたままだ。選挙後には青空が見たい。
◆9/30 月 夕刊 朝日新聞
次の100年へ、のれん新たに 再整備で岐路、客に背押され 北九州・旦過市場の酒屋
石破氏、衆院解散方針きょう表明
東証一時1900円超下落、円は142円台
素粒子
夜更け、「解散表明へ」のテロップに目をこする。まだ丸一日は、首相でもないのに。伝家の宝刀は前借りもできるのか。
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「『今解散すれば勝てる』とばかりに解散することは、憲法の趣旨にも反する」と書いたのは3カ月前の自分。勇気と真心をもって真実を語りあったか。
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失職する兵庫県知事の座右の銘が「雲中雲を見ず」とは。政治家たちの棲(す)む雲の分厚さよ。