東北大学
大学院情報科学研究科 応用情報科学専攻 准教授
多田隈 建二郎 先生
今やインターネットの登場やAI(人工知能)研究の恩恵で、検索すれば何でも答えが出てきます。すぐに答えに行きつけるのは便利ではありますが、ぜひ自分で考える習慣をつけてください。検索すれば、そこそこの答えには行きつきますが、それはゲームをする前に攻略本を読んでしまうようなものです。一見効率は良さそうですが、まず自分で考えてみる人とそれをしない人では、10年、20年後に大きな差がつきます。
志望大学を決める時も、特に理系で好きなことがあるなら、どこの研究室に行くかまで考えて大学を選ぶことをお勧めします。
子どもの頃から物を作るのが好きでした。絵を描くことに始まり、折り紙や工作、ゾイドというおもちゃの分解などをしていました。小学校6年生の時にロボットに関する本を読んで興味を持ち、人のためになるロボットって何だろうと考えるようになりました。そして中学生の時に見たTV番組で、火星探査ロボットが開発されていることを知り、人間ができないことを代わりにやれるロボットの開発をしようと決めました。兄も工作好きで、その影響もあったのかもしれません。その兄もロボット研究者なので、今でも本気で議論しています。
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