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JR東日本「品川新駅」の設計は隈研吾、イメージビジュアル公開
隈研吾が、JR東日本の「品川新駅(仮)」の設計を手掛けていることがわかった。
品川駅と田町駅の間に開業する新駅。デザインは日本の伝統的な折り紙をモチーフとした大屋根が特徴的で、素材には膜や木などの素材を使用し、障子をイメージした光と木を感じる空間作りを目指すという。また駅舎東西面には大きなガラス面、コンコース階に大きな吹き抜けを設け、駅と街を一体的な空間として感じられる配慮がされる。隈は新国立競技場の設計も担当している。
新駅の名称は現時点では未定。2020年に暫定開業、2024年に本開業する予定だ。
隈 研吾 (くま けんご) |
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生誕 | 1954年8月8日(64歳) 日本 神奈川県横浜市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 東京大学大学院建築意匠専攻 |
職業 | 建築家 |
配偶者 | 篠原聡子 |
受賞 | 日本建築学会賞作品賞(1997年) 村野藤吾賞(2001年) リーフ賞(2008年) 毎日芸術賞(2010年) 芸術選奨(2011年) |
公式サイト | kkaa |
所属 | 慶應義塾大学 東京大学工学部 隈研吾建築都市設計事務所 |
建築物 | M2 水/ガラス 登米町伝統芸能伝承館 那珂川町馬頭広重美術館 石の美術館 GREAT (BAMBOO) WALL サントリー美術館 根津美術館 |
隈 研吾(くま けんご、1954年(昭和29年)8月8日 - )は、日本の建築家(一級建築士)。株式会社 隈研吾建築都市設計事務所 主宰。東京大学教授。木材を使うなど「和」をイメージしたデザインが特徴的で、「和の大家」とも称される[1]。
来歴[編集]
神奈川県横浜市大倉山出身。三菱金属鉱業(現三菱マテリアル)のサラリーマンだった父親(長崎県大村市出身で東京・日本橋育ち[2])が45歳の時の息子で[3][4]、医院を営んでいた母方の祖父が建てた大倉山駅近くの古い家で育つ[3][5]。
家の修繕をするデザイン好きの父親に付き合ううち、建築に興味を持つ[4]。田園調布小学校に通っているときに、1964年東京オリンピックのオリンピック建築を見て、建築家を志す[3][6]。栄光学園高校では、長身 (189 cm) を生かしてバスケットボール部でセンターを守っていた[6]。
東京大学工学部建築学科卒業。東京大学大学院建築意匠専攻修士課程修了(1979年[7])。在学中は、芦原義信、槇文彦、内田祥哉、原広司らに師事。同級生には小林克弘(首都大学東京教授)や大江匡(建築家)、村田誉之(大成建設)がいた[8]。
大学院で修士論文を書いていた時期に、同級生の多くが当時話題の新鋭・安藤忠雄に憧れていた。その逆を行くことを自身は選択してアトリエ系事務所ではなく、社会に揉まれるためにと大手設計事務所の日本設計に就職[9]。
その後、戸田建設、米国コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員(1985年 - 1986年)を経て、1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立する。法政大学工学部建設工学科非常勤講師、慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授(1998年4月から1999年3月)、早稲田バウハウス・スクール講師(1999年から2002年、春・夏)、慶應義塾大学理工学部客員教授(2002年4月から2007年3月)慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授(2007年 - 2009年3月)、米国イリノイ大学建築学科客員教授(2007年 - 2008年)を経て、2009年4月より東京大学工学部建築学科教授。2007年3月に博士論文「建築設計・生産の実践に基づく20世紀建築デザインと大衆社会の関係性についての考察」を慶應義塾大学に提出し博士(学術)の学位を取得。2008年、フランスの首都パリにKuma & Associates Europe設立。2018年開校予定の高知県立林業大学校の初代校長に決まる[10]。
初期はM2(自動車のショールーム)などポストモダニズムに一部脱構築主義要素を加えた建物を発表していたが、高知県高岡郡檮原町の「ゆすはら座」存続への関わりをきっかけとして[11]、木材などの自然素材を生かした建築や、縦格子を多用したデザインが特徴的な作品を多く手がけるようになる。近年は活躍の場を海外にも広げ、国際コンペでの受賞も着実に増やしており、世界的に注目される日本人建築家の一人として認識されつつある。また設計の他、室内演出や家具[12]・食器などのデザイン、ホテルやマンションの監修も手がける。
2010年代には、自らのデザインポイントの1つとして、ストラクチャーを際立たせ過ぎないための「粒感」を挙げている[13]。
愛知万博では会場・パビリオンの設計に携わっていた(会場計画プロジェクトチーム)が、自然保護団体の反対で度々計画が縮小したため、辞任した。
中国、北京郊外のGreat (Bamboo) Wallは北京オリンピックのCMにも使われた[14]。韓国では、知韓派の建築家として活動している[15]。
2018年には、約30年間の活動を紹介する個展「くまのもの」が東京ステーションギャラリーで開催[16]。これまで使ってきた10種類の素材(竹、木、紙、土、石、金属、ガラス、瓦、樹脂、膜・繊維)ごとに合計75件のプロジェクトの模型・資料などを展示した[17]。
栄典[編集]
受賞[編集]
- 1997年(平成9年) - 日本建築学会賞作品賞(登米町伝統芸能館)
- 2001年(平成13年) - 村野藤吾賞(那珂川町馬頭広重美術館)
- 2010年(平成22年) - 毎日芸術賞(根津美術館)
- 2011年(平成23年) - 芸術選奨文部科学大臣賞(梼原・木橋ミュージアム)
著書[編集]
- 10宅論
- 新・建築入門
- グッドバイ・ポストモダン
- 建築的欲望の終焉
- 建築の危機を超えて
- 反オブジェクト(ちくま学芸文庫)
- 負ける建築
- 隈研吾:レクチャー / ダイアローグ
- 新・都市論TOKYO(清野由美との共著)集英社新書
- 自然な建築
- 素材の系譜(監修)
- 三低主義(三浦展との共著)
- 境界(監修)
- 新・ムラ論TOKYO(清野由美との共著)集英社新書
- 日本人はどう住まうべきか?(養老孟司との共著)
- 対談集 つなぐ建築
- 場所原論 - 建築はいかにして場所と接続するか - (市ヶ谷出版社)
作品集・関連書籍[編集]
- 隈研吾読本I・II / A.D.A. EDITA Tokyo
- 隈研吾 マテリアル・ストラクチャーのディテール / 彰国社
- JA The Japan Architect 38 : 隈研吾 / 新建築社
- Kengo Kuma Selected Works / Botond Bognar著 / Princeton Architectural Press, USA
- GA Architect 19 隈研吾 / A.D.A. EDITA Tokyo
- Kengo Kuma : Works and Projects / Luigi Alini著 / Mondadori Electa, イタリア
- Kengo Kuma / C3 / 韓国
- Kengo Kuma Recent Project 隈研吾最新プロジェクト / A.D.A. EDITA Tokyo
- Material Immaterial : The New Work of Kengo Kuma / Botond Bognar著 / Princeton Architectural Press, USA
- Studies in Organic / Kengo Kuma & Associates 編 / TOTO出版
- NA建築家シリーズ02 隈研吾 / 日経アーキテクチュア編 / 日経BP社
- 隈研吾 極小・小・中・大のディテール / 隈研吾建築都市設計事務所 編著 / 彰国社
- I Maestri dell’Architettura Kengo Kuma / Hachette Fascicoli, イタリア
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