斎藤・西田のデジタルトレンド・チェック! 記事一覧
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プロフィール
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- 斎藤幾郎(さいとう・いくお)
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1969年東京都生まれ。主に初心者向けのデジタル記事を執筆。朝日新聞土曜版beの「てくの生活入門」に寄稿する傍ら、日経BP社のウェブサイト日経PC Onlineにて「サイトーの[独断]場」を連載中。近著に「パソコンで困ったときに開く本」(朝日新聞出版)、「すごく使える!超グーグル術」(ソフトバンククリエイティブ)などがある。
- 斎藤幾郎さんの主な書籍
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- 西田宗千佳(にしだ・むねちか)
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1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは「電気かデータが流れるもの全般」。朝日新聞、アエラ(朝日新聞出版)、AV Watch(インプレス)などに寄稿。近著に「漂流するソニーのDNA プレイステーションで世界と戦った男たち」(講談社)、「スマートテレビ スマートフォン、タブレットの次の戦場」(アスキー・メディアワークス)、「リアルタイムレポート デジタル教科書のゆくえ」(TAC出版)がある。
■ウィンドウズ7も無償でアップグレード
機能紹介の前に明らかにされたのが、既存のウィンドウズ利用者に向けたアップグレード戦略です。ウィンドウズ10の発売から1年に限り、ウィンドウズ7と8.1の搭載パソコン、そして、海外で販売されているスマートフォン用OS、ウィンドウズフォン8.1も無償でアップグレードが可能になります。
マイクロソフトは これまで、発売直前のキャンペーンを除くと、新しいウィンドウズを常に有償で提供してきました。それを考えると、大きな方針転換です。期待できる利益を放 棄してでも、多くの旧ウィンドウズ利用者を一気にウィンドウズ10へ移行させ、利用環境の統一によるサポートコストの低減や、対応アプリの開発者の増加を 狙う考えがあるようです。
また、ウィンドウズ10では、パソコンが利用可能である期間は、継続的にアップデートが提供されることも明らかにされました。いわばウィンドウズ をサービスとして提供する考えです。ここでいう「サービス」が、「オフィス365」のような購読型サービスを意味するのかは明らかにされていません。たと えば、昨年日本で提供された「オフィス・プレミアム」と「オフィス365ソロ」のように、「最初からウィンドウズ10が搭載されたパソコンは無料、旧バー ジョンからアップグレードしたパソコンは2年目以降いくら」といったスタイルになることも考えられますが、このあたりは今後の情報公開を待つことになります。
ウィンドウズ10のアップグレード無償化と継続的なサポート提供という姿勢は歓迎できます。2014年のウィンドウズXPのサポート終了で、まだ動くパソコンも実質的に使えなくなった、というような悲劇は減っていくのではないでしょうか。
コメント
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