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住吉大社
堺の「鯨まつり」57年ぶり復活 全長12メートルの山車、住吉大社に奉納
57年ぶりに復活した大阪・堺の伝統行事「鯨まつり」が24日開かれ、巨大なクジラ山車(だし)が大阪市住吉区の住吉大社に奉納された。山車が担がれて境内の反橋(そりばし)を渡り、大勢の参拝客が歓声と拍手を送った。8月1日には住吉大社から堺市内に向けて練り歩く。
堺市堺区出島町周辺の住民ら約120人が行列に参加。住吉大社の鳥居前でかけ声とともに、約50人がかりで全長12メートルもある竹製の巨大なクジラ山車が持ち上げられ、急傾斜の反橋へ。クジラ山車は口を開けたり、ポンプで潮を吹いたりしながら勇壮に進み、「くじら音頭」も披露された。
「鯨まつり」は明治以降、20~30年に1回開催されていたが、昭和29年を最後に中断。今回、地元住民が実行委を結成して復活した。実行委の副会長、鎌苅和夫さん(70)は「中学2年生のときに参加した昭和29年の祭りがよみがえってきた。若い世代に引き継ぎたい」と話していた。
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