◆7/30 火 朝刊 朝日新聞
(百年 未来への歴史)序章・瀬戸際の時代 よみがえる「戦間期」の悪夢
スケボー、堀米連覇 馬術団体「銅」 柔道、舟久保・橋本「銅」 パリ五輪
折々のことば:3160 鷲田清一
二十四時間のでき事を洩(も)れなく書いて、洩れなく読むには少なくも二十四時間かゝるだろう (夏目漱石)
(天声人語)バンス氏の哀歌
まだ31歳なのに、なんという人生か。米国で8年前に出版されたJ・D・バンス氏(39)の自伝『ヒルビリー・エレジー』を読んだとき、衝撃を受けた。これが、白人労働者層の多いラストベルト(さびついた工業地帯)の現実なのかと。失業、貧困、暴力は日常の風景だ▼▼▼▼▼「ヒルビリー」は貧困から脱しようともがき、変わり続けた若者の成功譚(たん)だ。かつて批判したトランプ氏へ忠誠を誓ったバンス氏は政治が揺れ、民意が分断した時代の申し子なのか。
◆7/30 火 夕刊 朝日新聞
逆転の堀米「金」、スケボー男子 橋本・舟久保「銅」、柔道 パリ五輪・第4日
広瀬議員事務所を捜索 秘書給与詐取容疑
素粒子
夜更かしして、選手とともに歓喜し、落胆するのはいい。ただ敗者の泣き方まで論評し、コメンテーターが「毅然(きぜん)として」と求める風潮にはうんざりだ。
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飲酒と喫煙で代表を辞退した19歳体操選手への中傷が止まらない。団体決勝に進んだ4人のはじける笑顔に救われる思い。
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勝者を褒めたたえ、水に落ちたとみれば踏みつける社会。五輪の光の下、影も濃く映る夏。
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