◆6/25 火 朝刊 朝日新聞
オウム浮上、事件22日後 松本サリン、本格捜査至らず 警察庁内部文書に記載
副作用確認後も投与試験 開発中の薬、療養所で ハンセン病、報告書公表
三菱UFJ銀、改善命令 親会社に報告命令 顧客情報共有
折々のことば:3126 鷲田清一
「弾圧者は容赦なく統制すればするほど、世論がわからなくなるものです」
(エーリヒ・ケストナー)
(天声人語)都知事選のポスター騒動
制度の穴をついて選挙をもてあそぶ。1953年の参院選での話だ。ある候補は、政策そっちのけで稼業の菓子屋を売り込んだ。選挙公報ではまんじゅうを宣伝し、「党は党でも甘党です」と政見放送でやったそうだ▼▼▼▼選挙運動はなるべく自由であった方がいい。しかし、制度そのものを嘲(あざ)笑うかのような行為を野放しにしては、選挙への信頼が揺らいでしまう。何か手当てが必要だろう▼政見放送で商品を宣伝することが禁じられたのは、菓子屋の件があった16年後。そんなに悠長ではいられない。不心得者が続出する。
◆6/25 火 夕刊 朝日新聞
ソニーなど、米AI企業を提訴
学校バス襲撃、警備強化申し入れ 中国・江蘇省
人身売買報告書、日本「第2階層」
素粒子
戦前にハンセン病を患い、東京・多摩の療養所で亡くなった作家北條民雄は書いた。〈粗い壁。/壁に鼻ぶちつけて/深夜――/虻(あぶ)が羽ばたいてゐる。〉
◎
人間としての尊厳を奪われ、自由を求めてもがく自画像だろうか。菊池恵楓園の報告書は、この国がおかしてきた罪の深さを改めて私たちに突きつける。
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らい予防法の廃止から28年。「壁」はかたちを変えて今も。
コメント
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