◆１０／３０ 月 朝刊
（膨張予算）国の基金「休眠」１５％ 管理に年５．８億円 事業支出ゼロ
空自機、豪へ巡回検討 事実上の海外配備、指摘
対ハマス戦闘「第２段階」 地上作戦強化へ イスラエル首相
折々のことば：２８９５ 鷲田清一
生きとし生ける者の生命の糧（かて）である水と、おだやかに共存したいと願うことしきりである。 （井波律子）
（天声人語）モナさんの夢
おうちのようなホスピス、つくろう 亡き子の言葉が原点、ドイツの施設を手本に
負担増でも減税、首相「矛盾ない」
米、ハロウィーンで銃撃相次ぐ
ガザ支援物資トラック、計１１８台に
素粒子
国連総会の「人道的休戦」決議を蹴散らしゆく蛮行。戦闘「第２段階」に戦慄（せんりつ）する。
× ×
せんないこととて。Ｇ７議長国で安保理の非常任理事国の日本に、策はないものか。
× ×
キャリア官僚の志願者減。長時間労働とともに、忖度（そんたく）や隠蔽（いんぺい）体質も一因でしょうに。
× ×
秋澄む。けさ早く、青空に浮かぶ白い満月に見とれた。
◆１０／３０ 月 夕刊
おうちのようなホスピス、つくろう 亡き子の言葉が原点、ドイツの施設を手本に
負担増でも減税、首相「矛盾ない」
米、ハロウィーンで銃撃相次ぐ
ガザ支援物資トラック、計１１８台に
素粒子
国連総会の「人道的休戦」決議を蹴散らしゆく蛮行。戦闘「第２段階」に戦慄（せんりつ）する。
× ×
せんないこととて。Ｇ７議長国で安保理の非常任理事国の日本に、策はないものか。
× ×
キャリア官僚の志願者減。長時間労働とともに、忖度（そんたく）や隠蔽（いんぺい）体質も一因でしょうに。
× ×
秋澄む。けさ早く、青空に浮かぶ白い満月に見とれた。
◆１０／３１火 朝刊
柿沢副大臣、ネット広告提案 江東区長選「私が勧めた」 違法性認識は否定
ガザ市郊外に進軍か 部隊を追加投入 イスラエル
代執行「到底容認できぬ」 知事が意見陳述、結審 辺野古訴訟
折々のことば：２８９６ 鷲田清一
（ 民族間の紛争といった、部分システム間の摩擦を解決する大原理というものを人類はまだ発見していない （梅棹忠夫）
天声人語）それぞれのハロウィーン
◆ １０／３１ 火 夕刊
長期金利１％超を容認 日銀、上限を「目途」に
柿沢副大臣が辞表提出 江東区長選ネット広告巡り
イスラエル首相、「停戦しない」宣言 民間人犠牲「ハマスに責任」
防衛相、海自の対応非難 加害者面会「言語道断」 セクハラ
素粒子
民意こそが公益。代執行は県の自主性、自立性の侵害。沖縄県知事の訴えに理あり。
× ×
だけど司法は国の強行を追認しそう。なぜ「辺野古が唯一」かも問わずに即日結審。
× ×
またひとり「初の女性」。来秋から南極観測の隊長に。
× ×
「日本に核のごみの処分地の適地はない」。地球科学の専門家の声明がズシリ響く。
◆ １１／１ 水 朝刊
長期金利１．０％超え容認 上限から「めど」 日銀また緩和修正
柿沢氏、区長本人に提案 選挙ネット広告 副大臣を辞任
経済対策、１７兆円程度 減税・給付、計５兆円 政府調整
イスラエル首相「停戦ない」断言
折々のことば：２８９７ 鷲田清一
人が何かのものを描くのはそのものを見るためだ。
（ロビン・Ｇ・コリングウッド）
（天声人語）さよなら国立劇場
「まさに大変なことになったものである」。専門誌『月刊文化財』に１９６６年、こんな書き出しの記事が掲載された。筆者は、戦後の文部省で局長を務めた寺中作雄。「国立劇場の誕生」と題し、日本で初めて国立の劇場ができた経緯をたどった。大変だと言いつつ、行間から喜びが伝わる▼▼▼▼▼私も中学時代に鑑賞教室で歌舞伎を見て以来、文楽や雅楽、現代劇と通い続けた。きのう、静かな劇場で閉場までの日数を示す足踏みスタンプを押した。「あと０」の文字が寂しかった。
◆ １１／１ 水 夕刊
苦しんで売春、助けたい ずっと孤独で路上立ち…手渡されたカイロ 新宿・歌舞伎町で検挙増
財務官、介入含めて「スタンバイ」
６０年まで運転認可 川内１、２号機
イスラエル軍、ガザ空爆 ４７人遺体
素粒子
法務副大臣の引責辞任に驚かない。だって選挙違反で服役中の河井元法相もいるし。
× ×
むしろ驚くのは、元法相への自民党からの１・５億円の使途詳細が今も曖昧（あいまい）なこと。
× ×
一等米の比率が過去最低。「地球沸騰」による大打撃。農業の暑さ対策、難しそう。
× ×
暦もあと２枚に。〈戻れない十一月の道だから〉仲寒蝉
◆１１／２ 木 朝刊
ガザ難民キャンプ空爆 イスラエル「ハマス標的」 ５０人超死亡
人口密集地、被害が集中 ガザ、衛星データを分析
補正予算１３兆円 経済対策１７兆円台前半
折々のことば：２８９８ 鷲田清一
「『悪いようにしないから』って、悪い奴（やつ）のセリフだよね」
（宮藤官九郎〈脚本〉）
（天声人語）クマと人間
９歳のタマは優しい性格で、クマが歩いた経路をたどるのがうまい。娘のレラは５歳。周辺にいるクマを素早く見つける。どちらも「ベアドッグ」と呼ばれるクマ対策犬として長野県軽井沢町で活躍する。町ではこの１３年間、人の生活域での人身被害がない▼▼▼▼▼クマを人里に来させない方法は土地により異なる。それを解くカギは地域を熟知した人や組織にあるはずだ。「駆除するだけでは解決しない」。田中さんの言葉が重く響く。
◆１１／２ 木 夕刊
雑がみもリサイクル、小４が市を動かす 北九州市にＡ４判６枚提言書 家庭への啓発、事業化
ガザ難民キャンプ連日空爆 ８０人死亡報道
ＦＲＢ利上げ見送り、２会合連続
素粒子
子どもを殺された側でなく空爆する側が言うのか。「これが戦争の悲劇だ」なんて。
× ×
ガザの非人道的な惨状に、別のがれきの街を思う。ウクライナでも戦闘が続いてる。
× ×
原発運転「原則４０年」を葬りつつ、また２基を６０年に延長。安全神話の復活、着々。
× ×
な、な、何だってー。各地で夏日に。もう霜月なのに。
◆１１／３ 金 朝刊
デンソー製搭載、リコール２６８万台 ８社１７回 燃料ポンプ不具合
減税、見透かされた首相の腹
１７兆円経済対策、閣議決定
難民キャンプ、連日空爆 １９５人死亡、邦人１０人退避 ガザ
折々のことば：２８９９ 鷲田清一
共感しないことは相手を嫌うことではなく、新しい視点を手に入れて、そこから対話をするチャンスなのです。 （東京都現代美術館）
（天声人語）愚か者はだれか
「経済こそが重要なのだ、愚か者め」。３１年前の米大統領選でクリントン陣営が掲げた有名なスローガンである。現職で再選を目指したブッシュ氏は、冷戦終結や湾岸戦争での成果を強調したが大敗した。有権者の心を読んだ戦略は「選挙に勝つには経済」を印象づけた▼▼▼▼税金については国税庁もホームページで、その法律や使い道は議員が決め、議員を選ぶのは選挙だと説く。減れば支持し、増えたら離れるという単純なものではないのだ。今の有権者をなめてもらっては困る。
◆１１／４ 土 朝刊
ガザ市包囲「完了」 「新たな重要局面」 イスラエル軍
（ガザの衝撃 問われる世界）報復の果てに平和はない 中東アフリカ総局長・武石英史郎
日比関係、準同盟級へ 共同訓練の入国、簡略化 首脳会談
大逆転、芝野名人が初防衛 囲碁
折々のことば：２９００ 鷲田清一
便利なものっていうのは「自分」を見えなくするわけですね。
（稲垣えみ子）
（天声人語）１００年前の日常
氷が張った湖でスケートに興じる人々。鉄棒にぶら下がってはしゃぐ男の子。京都の「おもちゃ映画ミュージアム」で上映された『９ １／２ｍｍ』を見た。日本を含む１４カ国の古いアマチュア映像をつないだ作品だ。映画の保存に取り組む欧州の非営利団体が製作した▼▼▼▼▼パテベビーはいまにつながる日常の記録の原点だ。この連休中、景色や行事へスマホを向けるときは、少し意識してみようか。１００年後の人々に伝わる映像として。
◆１１／４ 土 be 朝刊
（フロントランナー）登山家、看護師・渡辺直子さん ８千メートル峰、私を取り戻しに
◆１１／４ 土 夕刊
マリモ、暑くてやせる 中の空洞広がり、厚さ３０年で１センチ減 北海道・阿寒湖
（Ｐｈｏｔｏ Ｓｔｏｒｙ）ヒーローの居場所
素粒子
最新版「国会用語の手引」
●減税 首相主導の支持率回復策。だが「見透かされて逆効果」「国民をなめるな」という受け止めが広がってる。
●税制措置 「防衛増税」のこと。「増税」を口にしたがらぬ首相が多用して話題に。
●適材適所 人事の責任逃れの呪文。「任命権者に忠実な人材配置」がさらに乱暴に。
× ×
季節感喪失の３連休。街行く人々の半袖姿がまぶしい。
◆１１／５ 日 朝刊
子どもの心、データで可視化 学校、自殺・いじめ予防 個人情報、扱いに課題
（ガザの衝撃 問われる世界）米だけの「正義」ではなく アメリカ総局長・望月洋嗣
ガザ、救急車空爆１５人死亡 イスラエル軍、「ハマスが使用」主張
折々のことば：２９０１ 鷲田清一
「可能性」は危険だ。 （稲垣えみ子）
（天声人語）読書バリアフリーを考える
眼鏡をかけた男の子が、手にした本のページを一心に見つめている。ニコニコとして、いかにも、うれしそうだ。いま、彼は読書を楽しんでいるな。東京にある豊島区立中央図書館のベテラン司書、石川典子さんは見ていて、胸がいっぱいになったという▼▼▼▼「障害は訪れる人ではなく、サービスをする図書館の側にあるのだと思いました」。どうすれば、もっと多くの人が読書を楽しめるようになるのか。「私たちもまだまだ、これからです」。石川さんはそう話している。
◆ １１／６ 月 朝刊
旧統一教会会長、謝罪へ 法的責任は認めず 近く会見 最大１００億円拠出も検討
阪神日本一 ３８年ぶり２度目
（アメリカ大統領選２０２４）トランプ氏、起訴も力に
折々のことば：２９０２ 鷲田清一
感情が波立っているうちに言い返してはいけません。……母はよく「つばを３回飲み込みなさい」と言うとりました。 （石井哲代）
（天声人語）壁と卵と日本外交
その日、評論家の加藤典洋氏は少しがっかりし、そして、ちょっとだけ怒っていたそうだ。２０１０年の秋のこと。不満は村上春樹氏の発言についてだった。文学者のマイケル・エメリック氏が、加藤氏の著書『村上春樹の世界』の解説に書いている▼▼▼▼▼外相が作家のように語れないのはよく分かる。でも、歯痒（はがゆ）い。外交とは、この国が何を大事にしているのかを示す場でもある。多くの無辜（むこ）の人命が奪われている。もう少し理想を感じさせる言葉はないものか。もう少し、何とかならないか。
◆１１／６ 月 夕刊
消えゆく屋上遊園、残したい レジャー多様化、維持費負担に 百貨店は５店のみ
ガザ攻撃、南北に分断 イスラエル「海岸線に到達」
科博に寄付９．２億円、５．７万人が支援
素粒子
盛り上がった関西対決。ただし投球間隔と試合時間の長さにはいささか閉口。時代の流れに取り残されぬように。
◎
こちらはすっかり取り残されて。ハラスメントの根絶遠き自衛隊。それもそのはず。
◎
セクハラされたというなら名乗り出よと言わんばかりの前議長がいて、そのおかしさを指摘できぬ人が自衛隊の最高指揮官では。恥ずべき現
◆ １１／７ 火 朝刊
ガザ、死者１万人超す イスラエル軍「南北分断」
（ガザの衝撃 問われる世界）信頼損なう、欧州の二面性 ヨーロッパ総局長・杉山正
搭載車不明、５０００個超 デンソー製燃料ポンプ、不具合恐れ
折々のことば：２９０３ 鷲田清一
一人が一度に背負う悲しみには限界があります。だから仲間が一緒に引き受けて、一人の深い憂いに寄り添うの。 （石井哲代）
（天声人語）３８年ぶりの阪神日本一
バース、掛布、岡田の活躍を授業中に知りたい。中学の同級生たちは一計を案じた。教師にばれないように、胸のラジオからイヤホンを延ばして制服の袖を通し、ほおづえを装って中継を聞く。時々ピクリと体が動くのがわかった▼▼▼▼▼記念セールがきのう始まった。前回はまだ消費税のない時代だった。しかし１０％に……いや、やぼなことは言うまい。財布からお金が飛んでいく。ファンにはうれしい悲鳴でしかない。
◆１１／７火 夕刊
車いすバスケ、根付かせるために 「障害者に対する固定観念、ぶっ壊したい」
「戦術的な戦闘中断」可能性、協議 米・イスラエル首脳
イラン大統領、サウジを訪問へ
損保ジャパン親会社に立ち入り 金融庁
素粒子
時計の針を戻すことができたら。かなわぬ夢想をする。
◎
例えば１カ月前のきょう早朝。前夜からの野外音楽イベントを皆が楽しんでいた頃。
◎
例えば３０年前の９月１３日。オスロ合意で希望見えた日。
◎
例えば７６年前の１１月２８日。国連パレスチナ分割決議の前日。住民無視の大国の身勝手がゆがめた世界、招いた悲劇。
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