1/10 火 朝刊
ブラジル大統領府に暴徒 前大統領支持者、国会にも
(灯 わたしのよりどころ)選択肢 「じゃない選択」田舎移住
ふるさと納税、町村15%「赤字」 21年度税収、返礼品人気で偏る恩恵
折々のことば:2611 鷲田清一
才能は自然の賜物(たまもの)以上に社会の創造である。それは蓄積された資本であり、それを受取る者はその受託者たるにすぎない。 (ピエール=ジョゼフ・プルードン
(天声人語)などなど
「など」というのは実に便利な言葉である。一言つけ足せばほかにもあるが割愛しましたとの意になる。それが何かを明らかにする必要もない。正確さを期すような顔をして、あいまいに逃げる表現にも使える。多用するなときつく先輩記者に言われたのを思い出す▼▼▼▼▼何とも懸念が募る話である。県は報道をしないよう地元紙に要請までしていたという。別の言葉もあげて強調しておきたい。気がかり、心配、憂慮、危惧、などなど。
1/10 火 夕刊
円形脱毛症、一緒に知ろう 製薬会社×リカちゃん 発症原因は免疫の異常・医師や当事者にインタビュー
ブラジル暴動、1500人逮捕の見通し
東京都区部の物価、先月4.0%上昇
日仏首脳、G7サミットへ連携確認
素粒子
「票が盗まれた」とブラジルでも。暴徒化を憂えつつ、政権が代わる健全さも思う。
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だって、プーチン氏なら言いそうな。「だから投票前に野党をつぶしておかなきゃ」
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1千万羽もの命を葬った。合掌。鳥インフルが最悪に。
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ふるさと納税という「官製通販」で赤字の自治体続出。ゆがんだ制度、放置できぬ。
1/11 水 朝刊
(東日本大震災12年 3・11の現在地)津波避難、変わる「車禁止」 高齢者ら考慮、訓練広がる
徴用工、韓国が「解決策」 日韓寄付で賠償肩代わり 最終調整
東京の物価、4.0%上昇 12月、ガス36.9%・食料7.5% 40年ぶり伸び
折々のことば:2612 鷲田清一
「納得って?」 「『これでいいのだ』って」
(木工を習う子と教えるおじさん)
(天声人語)リトアニアの独立指導者
国家とは何か。何のためにあるのか。幾多の先人たちが抱いたであろう問いに対し、リトアニア独立の立役者ビタウタス・ランズベルギス氏(90)はこう語っている。「国家とよばれる組織の意味はその領土を拡大させ、不動にすることである」▼▼▼▼▼「新しい戦前」。タレントのタモリさんのそんな発言が話題になっている。有事を巡る懸念が高まるいまだからこそ冷静さを求める政治の重みを思う。
1/11 水 夕刊
(東日本大震災12年)原発の将来像、立場超え探る 対等に対話重ね、学び合う 1F地域塾
ビザ発給停止、中国に外相抗議
独外相が前線視察、兵器支援約束
暴徒化、ブラジル前法相に逮捕命令
素粒子
こ 殺し合いが年明けも続く
と 途方もない量の血が流れ
し 死者が日々、増えてゆく
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ど どのような戦況になれば
う 「撃ち方やめ」になるか
な NATO軍の武器供与で
る 累次の反攻を展開するも
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ウ 打ち砕かれた国内各地に
ク 空襲警報がきょうも響く
ラ 乱射されるミサイル受け
イ いつでも死と隣り合わせ
ナ 長引く戦争の出口はどこ
1/12 木 朝刊
口座番号、政府が登録検討 年金など振込先、マイナンバーひもづけ 拒否しないと「同意」
入管法改正案、再提出へ 送還停止制限、旧法案を維持
ユニクロ、年収最大4割増 国内賃上げ 欧米との差、縮小へ
USJ・大阪城・関空…万博の空飛ぶクルマ 離着陸場、候補5カ所
折々のことば:2613 鷲田清一
違うことを 予測できないことを 楽しめるようになっている
(はるちゃん〈9歳〉のお母さん)
(天声人語)議員のなり手不足
長野県喬木(たかぎ)村の後藤章人(あきと)さん(70)は、二つの顔をもつ。昨年12月のある土曜日。仕出し弁当屋のあるじとして、午前2時に起きた。魚をさばき、エビにパン粉をまぶす。仕込みを終えたところで白衣からスーツに▼▼▼▼▼「でもそれだけでは解決しません」と村では異口同音だった。議員のなり手不足で無投票になる。だから多くが議員を知らない。議員を知らねば議会に関心が向かない。関心が向かねば……。負の螺旋(らせん)を抜け出すのは容易ではない
1/12 木 夕刊
敵基地攻撃「日米の協力深化」 2プラス2共同発表
「日本一迷う山道」、対策進む 登山アプリのデータ分析、選ばれた5地点
自衛隊と英軍、円滑化協定に署名
籠池夫妻の上告棄却、収監へ
アフガン外務省近くで爆発、死傷
素粒子
大企業の賃上げ相次ぐ。相乗効果を熱望しつつ思う。今までが安すぎたんだってば。
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介護事業者の倒産が最多。で、「介護難民」はどこへ。
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23日からの国会に政府法案60本。まさか細田衆院議長が何も語らぬまま審議するの。
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初めて1日500人台に。コロナ死者の増え方、1年前ならもっと問題視されてた。
1/13 金 朝刊
防衛力強化、米「強い支持」 敵基地攻撃、協力深化 日米2プラス2
訪問診療の医師「最悪の状況」 第8波、1日の死者最多に 新型コロナ
折々のことば:2614 鷲田清一
違うことを 予測できないことを 楽しめるようになっている (はるちゃん〈9歳〉のお母さん)
(天声人語)安保条約5条
長野県喬木(たかぎ)村の後藤章人(あきと)さん(70)は、二つの顔をもつ。昨年12月のある土曜日。仕出し弁当屋のあるじとして、午前2時に起きた。魚をさばき、エビにパン粉をまぶす。仕込みを終えたところで白衣からスーツに▼▼▼▼「でもそれだけでは解決しません」と村では異口同音だった。議員のなり手不足で無投票になる。だから多くが議員を知らない。議員を知らねば議会に関心が向かない。関心が向かねば……。負の螺旋(らせん)を抜け出すのは容易ではない。
1/13 金 夕刊
化粧品もジェンダーレス カラーネイル、指輪感覚の男性 カタログモデル、男女で起用
長期金利、日銀の上限を超える
処理水放出「今春から今夏ごろに」
林外相、安保理で「法の支配」訴え
素粒子
またも国会より先に米国に報告する。軍事一体化で米軍の仰せの通りにします、と。
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宇宙も日米安保を適用へ。だけど、衛星が攻撃されるころ地上はどうなっているの。
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「陽陽介護」の現実あり。コロナが高齢者施設を襲う。
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あすから共通テスト。試練それぞれに。〈隣り合ふ受験子の絵馬恋の絵馬〉藤堂俊英
1/14 土 朝刊
山上容疑者、殺人罪で起訴 銃刀法違反でも 安倍氏銃撃
長期金利、日銀の上限突破 一時0.545% 緩和再修正の思惑
処理水の放出「春から夏ごろ」 政府方針、漁協は反対
天日の白、伝える そうめんの天日干し 奈良
折々のことば:2615 鷲田清一
(天声人語)きょう共通テスト
息子が小学2年のとき、母は答案用紙を教師に見せられた。白紙。生き物好きの彼は、モンシロチョウの生態についての問題文に夢中になってしまい、そのまま時間切れに。本紙「ひととき」欄へのそんな投稿が記憶に残っている▼▼▼▼天気予報によれば、きょうは3、4月並みの暖かさになるという。みなさんに「春」がやって来るのももうすぐ。苦しかった日々は報われるはずだ。ご健闘を。
1/14 土 be 朝刊
(フロントランナー)児童養護施設出身の3人組・THE THREE FLAGS
1/14 土 夕刊
日米首脳、敵基地攻撃で協力強化 岸田首相「予算拡充し抑止力」 バイデン氏「軍事同盟を近代化」
宇宙開発の包括協定 アルテミス計画推進 日米署名
(Photo Story)ITと共に
素粒子
首相の笑顔に、この会談のために安保政策の大転換を図りました、と書いてあった。
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安倍氏銃撃犯を起訴。裁判と並行し、自民党と旧統一教会の関係の深掘りもせねば。
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見切り放出にまた一歩。原発「処理水」の日程ありき。もっと理解を広げる工夫を。
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3千万人を超えるなんて。コロナ国内初確認から3年。
1/15 日 朝刊
防衛強化、バイデン氏支持 安保政策転換「同盟を現代化」 日米首脳会談
防衛増税「説明を徹底」 首相会見
(コロナ3年 人生が変わった)激辛も感じない、東京から逃げた
共通テスト、51万人挑む
折々のことば:2616 鷲田清一
朝、家を出てから、学校に着くまであったこと、見たことをきちんと言葉で伝えられればいい。詩を書くのはそのあとでいいでしょう (谷川俊太郎)
(天声人語)SNS時代の自伝
チャールズ英国王の次男ハリー王子(38)が今月10日に出した自伝『スペア』を、電子書籍で買った。「過去は決して死なない」の始まりから、最後の「私の言葉で私の話を知ろうとしてくれてありがとう」まで、400ページ超を一気に読んだ▼▼▼▼▼ネット時代の読者は、著名人の日常をのぞき見するのに慣れている。SNSより詳しく刺激的で読みやすい。ハリー王子の回顧録は、まさにそれだ。ただ、かつての重厚な読後感がなつかしくもある。
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