10/3 月 夕刊
政権364日、真価の69日間 国葬、旧統一教会、物価高・円安 臨時国会、午後に首相所信演説
大企業・製造業の景況感、悪化
TポイントとVポイント統合へ
ブラジル大統領選、30日決選投票
素粒子
10/4 火 朝刊
首相「経済再生が最優先」 旧統一教会問題「説明責任果たす」 所信表明演説
Tポイント・Vポイント統合 24年春めど 会員、国内最大規模
22歳村上、三冠王 56号も達成
アマゾンの下請け、他人ID使用指示 労働時間上限超えの配達員に
折々のことば:2517 鷲田清一 自分の代わりに気にしてくれる人が大勢いた。しっかりやらないといけないと思った。(玉鷲)
(天声人語)「聞く力」もいいけれど
米国のハーバード大学の卒業式は、各界の著名人が演説に来ることで知られる。映画監督のスピルバーグ氏やメルケル元独首相ら、過去の登壇者には豪華な顔ぶれがずらり。歴史に残る名演説も多い▼▼▼▼くして人々の気持ちを動かすのが政治ではないのか。首相はもっと雄弁であるべきだ。「聞く力」もいいが、「語る力」が足りなさすぎる。
10/4 火 夕刊
ミサイル、日本通過 北朝鮮発射、4600キロ飛行 青森上空からEEZ外へ
東証、一時700円超値上がり
ザポリージャ原発所長、拘束後解放
政府、ロシア領事を国外退去へ
素粒子
けさ、Jアラート。テレビの一斉報道に驚くも、対処策はなく、朝飯を食べ続けた。
政府は今回も北朝鮮に抗議するという。どこでどう非難するのか、ぜひ見てみたい。
「屋外は原則不要です」。マスクを外そう、という首相の所信表明に深くうなずく。
やったぞ、「村神様」。まだ22歳が三冠王だ、56号だ。
10/5 水 朝刊
ミサイル飛距離、最長4600キロ 北朝鮮 日本通過2017年以来 日米首脳「重大な挑戦」
習総書記、3期目続投へ トップ退任の慣例破る
折々のことば:2518 鷲田清一 すっと心に流れ込んでくるような歌がいいんです。玉のような感じで、まろやかに、ふうっと心に入ってくる。(岡野弘彦)
(天声人語)DNAに残る痕
現代ヨーロッパ人のほとんどは、たった7人の「母」から遺伝的に分かれた、と『イヴの七人の娘たち』に教わった。7人はヘレナ、ヴェルダなどと名付けられた。同じような構図は世界中であてはまるそうで、東ユーラシアの「母」たちはエミコ、ユミなどという▼▼▼▼▼世界では人種の違いを理由にした差別や排除が、いまだにはびこる。しかし現代の遺伝学が教えているのは、人種という分類がいかに空しいかということだろう。私たちは皆、長い歴史上のどこかで交わり、つながっている。
10/5 水 夕刊
山での遭難、人ごとでなく 妻が骨折・携帯は圏外、助け求め夫は下山
米韓、日本海に地対地ミサイル4発
安倍氏追悼演説、野田元首相で調整
ツイッター買収、合意通り履行提案
素粒子
首相の「語る力」「説く能力」が厳しく問われてる。代表質問への答弁や、いかに。
北の暴挙が続く。だから敵基地攻撃能力が要る。そんな議論を眉にツバしつつ聞く。
それがどうした、と吐き捨てる。4州併合の法案可決。
この戦後賠償も、もめそうな。ポーランドがナチス侵略の被害185兆円を請求へ
10/6 木 朝刊
4歳以下ワクチン承認 ファイザー製、3回接種 12歳以上、BA.5対応型も
首相、山際大臣の更迭否定 旧統一教会との接点、国会論戦 細田議長へ質問、答弁なし
原発の運転延長、法改正を検討 いまは「原則40年」 推進の経産省、関与めざす
折々のことば:2519 鷲田清一 人間はね、ある人からあてにされるということ以上に生き甲斐(がい)はないんですよ。 (渡辺京二)
(天声人語)博士が愛した日本語
ジェームス・カーチス・ヘボン博士が長い航海の末、幕末の横浜に着いたのは、1859年10月のことだった。上陸後すぐに耳で覚えた日本語は「アブナイ」「コラ」「シカタガナイ」だったという(高谷道男著『ヘボン』)▼▼▼▼▼実はヘボンの英語スペルは『ローマの休日』で有名なオードリー・ヘプバーンと同じだ。でも、日本人の耳に聞こえる音にこだわった博士はヘボンと名乗った。自ら漢字で記した「平文」との署名からもその意地が伝わってくる。
10/6 木 夕刊
大谷、二刀流の極み 投打で「規定数」
北朝鮮がミサイル2発、EEZ外に
安保理、一致した対応方針示せず
来春の統一地方選は4月9・23日
素粒子
危うし「原則40年」。原発の延命策を政府が検討。もう大震災を、お忘れのようで。
世論の反発も何のその。また「安全神話」むくむくと。
「国会珍百景」入り確実。本会議場で質問を受け、押し黙ったまま動かぬ衆院議長。
一気に寒く。けさ、出窓に結露あり。〈出そびれて今日もこもるか秋の雨〉大谷姉水
10/7 金 朝刊
日銀総裁人事「頭が痛い」 緩和の行方、首相のジレンマ 黒田氏あと半年
大谷、新たな偉業 投打で規定数
ザポリージャ原発「国有化」 プーチン氏、大統領令に署名
対北朝鮮で連携、日韓首脳が確認 短距離弾道ミサイル2発
折々のことば:2520 鷲田清一自分が住んでいるところが、自分が世界と向き合っている接点だからね。 (渡辺京二)
(天声人語)「100年に1人」の男
羽生善治九段は、将棋の夢を見てうなされたことがある。もう勝てると喜んだところで、禁じ手である二歩を打ってしまった。ハッと気づいて目覚めた。対局の朝だったと、20年前のイベントで語っている(『将棋から学んできたこと』)▼▼▼▼▼目標の実現に近づけば、さらに大きな目標をめざす。大谷選手は、岩手・花巻東高1年のときからそうやってきた。100年に1人の高みに立っても、そこでは満足しない。いったい、どんな夢をさらに見せてくれるのか。わくわくする。
10/7 金 夕刊
「暗号資産を通貨に」裏目 中米エルサルバドル、価格下落・信用力も低下
安倍氏の追悼演説、野田元首相に
高市氏「8割大陸から」発言、否定
実質賃金、前年比5カ月連続減
素粒子
非公開の「説明」でしのごうとする姿勢に不信が募る。細田衆院議長と教団の関係。
「教義に賛同する我が党議員はいない」と自民参院幹事長。広告塔はいますけどね。
2度目のノーベル化学賞を受ける科学者に感嘆しつつ、きょうの平和賞に注目する。
あすは二十四節気の寒露。どうりで冷え込んだわけだ
10/8 土 朝刊
強権に抵抗、平和賞 ベラルーシ活動家とロシア・ウクライナ2団体 侵攻さなか、ノーベル賞
細田議長、再説明も文書 会合出席さらに4件 旧統一教会
SMBC日興、一部業務停止 親会社も処分 金融庁
折々のことば:2521 鷲田清一 複数名で一緒に「もったいない」と言える社会を日本は続けてもちえているだろうか。 (塩崎太伸)
(天声人語)記録と抑圧
古代中国の斉の国に、記録係の兄弟がいた。主君を殺した重臣について事実をそのまま長兄が記録したところ、怒りを買って処刑された。兄を引き継いだ1番目と2番目の弟も、「殺した」と書き続けたために処刑される。3番目の弟が書くに至り、重臣はあきらめた▼▼▼▼▼独裁者があきらめるまで何度も記す。潰されても潰されても、立ち上がるその姿は尊い。
10/8 be 土
(フロントランナー)バレエダンサー・二山治雄さん 誰よりも高く、荒野を拓く
10/8 土 夕刊
日本バスケ界、未来を賭ける スポーツくじにBリーグ参入
(Photo Story)みんなが後継ぎ
素粒子
昨年は新聞編集長、今年は人権団体。ロシアに平和賞が続く。授賞の意図は明快だ。
栄誉では動かぬ現実も凝視する。スーチー氏は拘束中。
紙2枚の衆院議長を「説明責任を果たしている」と評した議運委員長に、あんぐり。
政府が節電家庭にポイント付与、と言われても何のことやら。戸惑う人も多そうな。
10/9 日 朝刊
◆三国一の花嫁って
一昔前の結婚披露宴では、花嫁の誉め言葉として、もっともポピュラーかつ陳腐な言い回しだったのが、この「三国一の花嫁」。
ここに出てくる「三国」とは、日本、中国、インドの3つの国のことのようですが、「なんだ、みんなアジアの国じゃないか」と、バカにしてはいけません。
なぜなら、この言葉が生まれた時代は、日本人にとって、日本、中国、インドの3つを指せば、それで世界はすべてだったからです。つまり、「三国一の花嫁」といえば、「世界一の花嫁」という意味だったのです。
たしかに、中国に10億以上、インドに6億以上、そして、日本に1億以上の人間がいるから、この三国で20億近くあります。つまり、世界の人口の3分の1以上を占めているというわけで、この中でいちばんといえば、世界でもトップクラスに入る花嫁といえなくもないですね。
(アメリカ中間選挙2022)投票まで1カ月 価値観むき出し「文化戦争」
クリミア橋で爆発 ウクライナ関与報道 一部崩落 ロシア本土、唯一結ぶ
サハリン1も新会社移管 ロシア
折々のことば:2522 鷲田清一費やされた時間は建築物の筋交いのように見えないところで文章を強靱(きょうじん)にする。 (牟田都子〈さとこ〉)
(天声人語)虫の音
東京では、つい先日まで半袖でも過ごせそうな陽気だったのに、一気に秋が深まった。きのう近所では、ハナミズキが赤い実をつけていた。草むらでは、コオロギなど秋の虫がにぎやかに演奏会を開く▼▼▼▼▼今夜、虫の音に耳を傾けてみる。今度はどう聞こえるか。いつもの表現を飛び出し、日本語をさらに豊かに。秋の楽しみが、もう一つ増えそうだ。
10/10 月 朝刊
逃げ出したロシア兵 ロシアはどっち?投降は、怖いから嫌です
教団側望む法制定、請願次々 旧統一教会系団体代表が幹部の団体
「ゼロゼロ融資」、焦げ付き懸念 計42兆円、公費負担も
秋の華、行楽ムード 「秋の高山祭」 岐阜・高山
折々のことば:2523 鷲田清一本当に印象が深い場合は感想が出るより前にまず、ポカンとするのではないか。(内田義彦)
(天声人語)五感に響く『ぐりとぐら』
「ぼくらの なまえは ぐりとぐら/このよで いちばん すきなのは/おりょうりすること たべること」。2匹の野ねずみが森へ入る場面で始まる絵本『ぐりとぐら』。山場で登場する巨大なカステラに心を奪われた子どもが、どれほどいることだろう▼▼▼▼▼子どものおやつで、指で触れる点訳で。山脇さんが残した作品は、これからも五感に響き続けるだろう。
10/11 火 休刊 朝刊
10/11 火 夕刊
ウクライナ各地にミサイル、14人死亡 プーチン氏「橋爆発への反撃」 電力設備や住宅被害
バーナンキ氏ら、ノーベル経済学賞
「水際」大幅緩和、旅行支援も開始
経常収支、8月の黒字が過去最少
素粒子
オ 大きなホームランを34本
オ 思う存分、投げ込み15勝
タ 対戦相手の度肝を抜いた
ニ 二刀流を大リーグで貫徹
シ 「ショータイム」を重ね
ョ よくぞ投打で規定数超え
ウ うまくなりたい、一心で
ヘ 平常心を失わず、笑顔で
イ 異次元の野球を披露した
偉 偉大な記録次々に。その
業 業績で、年俸は43億円に
達 達した。いまの関心事は
10/12 水 朝刊
ウクライナ全土、報復攻撃 プーチン氏「橋爆発はテロ」 連日ミサイル、120人超死傷
水際対策、大幅に緩和 全国旅行支援も開始
NHK受信料、来秋1割値下げ 衛星に加え地上波のみも
折々のことば:2524 鷲田清一
(天声人語)ある国際法学者の思い
稲刈りを終えた田んぼが並ぶ山形県山辺町を訪ねた。ロシアがウクライナへの「報復」を激化させるなかで、法と秩序を信じた先人の原点に触れるために▼▼▼▼▼法も秩序も無視する指導者に、平和を求める道はあるのか。「探し続けよ」という声が蔵王の山並みから聞こえた気がした。
10/12 水 夕刊
甲子園の大鉄傘、写真は思いと共に 「大切にせえ」曽祖父から4代継承 尼崎の家族
イプシロン打ち上げ失敗、破壊指令
ウクライナ「ミサイル21発を迎撃」
円安一時146円台、介入前水準下回る
素粒子
焦り、血迷い、泥沼化してゆく。ロシアの「報復」が、さらなる惨禍への道を開く。
展望なきプーチン氏を、対話の場に呼ぶ妙案はないか。
改めて政府の判断を問う。弁護団が文科相らに、旧統一教会の解散命令請求を要請。
あれれ、予算委が始まらない。代表質問を終えた国会の日程が「間抜け」なことに。
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