結露が発生する温度差結露が発生する温度と結露予防方法結露が発生する温度の求め方実は、皆さんが一度は目にしたことがある表で求めることが出来ます。その表とは!湿り空気線図です。中学生の頃、理科の教科書で目にしたことがあるのではないでしょうか?結露する温度の求め方 空気線図一番下の数値が温度、斜めの曲線が湿度です。赤色の線をご覧ください。温度20度で湿度60%の時、結露が発生する温度を考えてみます。温度20℃の縦のラインと湿度60%の斜めのラインの交わった点から、左側にまっすぐラインを引き、交わった点が露点温度(結露が発生する温度)となります。この場合、12℃になりますね。ガラスや窓枠が12℃以下になっていた場合、結露するわけです。次に黄色の線をご覧ください。温度は25℃、湿度は先ほどと同じ60%なのですが露点温度は16.7℃となります。先ほどより、露点温度が高くなってしまいました。これは、前のページの「結露とは」の項で説明した通り、温度が高い状態のほうが、空気中に含まれている水蒸気が多いために起こる現象です。室内の暖房の温度を高く設定してしまうと、より結露が発生しやすくなるわけです。最後に赤色の線にもう一度、ご注目ください。現在は湿度60%ですが、湿度が70%に上がった場合を想定します。その上部、青色の線です。湿度60%の場合、12℃が露点温度でした。湿度70%になると14.4℃と高くなってしまいますよね。湿度が上がると、露点温度が上がる。加湿器の使い過ぎなどでも結露は発生しやすくなるわけです。(石油ファンヒーターも水分を発生します。)◎まとめ1.室内温度の設定を上げすぎず、適切な温度に保つ。2.室内湿度を上げすぎない。適度な換気をする。これらのことを意識していただいた上で、ガラス交換や内窓の設置、窓のリフォームをしていただくと、冬場の嫌な結露を防ぐことが出来るかと思います。」
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