佐井寺配水場小水力発電所
佐井寺配水場(千里山東4丁目13番9号)において小水力発電設備を官民連携により導入し、
令和元年(2019年)11月1日から小水力発電所の運用を開始しました。
佐井寺配水場では配水池に浄水を受水し、市内に配水しています。
この事業では、受水する際に発生していた余剰エネルギー(水圧)を利用して発電し、
売電した利益の一部と発電設備の土地使用料を水道部の収益とします。
また、二酸化炭素の排出量を削減することにより環境負荷の軽減を図ります。
佐井寺配水場の小水力発電システム
小水力発電事業について
概要
佐井寺配水場内の水道管路に小水力発電設備(発電出力24.0kW)を官民連携により設置し、
大阪広域水道企業団の千里浄水池から佐井寺配水場へ自然流下で受水する際の余剰圧力で発電します。
年間予定発電量は156,000kWh(一般家庭約50軒相当)で、約90トンの二酸化炭素削減効果があります。
(一般家庭の年間消費電力量を3,500kWh、二酸化炭素削減係数は550g-CO2/kWhで算出)
小水力発電とは
水力を利用した発電設備で、発電出力10,000kW以下の設備が「小水力発電」です。
そのうち、100kW以下の小規模な水力発電設備を特に「マイクロ水力発電」と呼びます。
佐井寺配水場の発電設備は小水力発電のうちのマイクロ水力発電に分類されます。
出典:マイクロ水力発電導入ガイドブック(2003年、新エネルギー・産業技術総合開発機構)
事業期間
令和元年(2019年)11月1日から令和21年(2039年)10月31日までの20年間
特徴
- 小水力発電設備の設置と維持管理に係る費用は民間事業者が負担し、水道部の負担はありません。
- 小水力発電設備の土地使用料と売電収入の一部が水道部の収入になります。
コメント
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