日本のマチュピチュと称される竹田城跡は、恋人の聖地としてまた、四季折々の景色が望める名所として親しまれています。特に秋口から初冬の雲海シーズンは、最も見逃せない絶景が現れます。

 

雲海に包まれる竹田城は、まさしく天空の城。
その壮大な光景に出合えるのは9月から12月。

寒暖差のある早朝に一番多く霧が発生しますので、
夜明け前の夜景に浮かぶ神秘的な竹田城と
日の出の神々しい竹田城の2つの表情を見せてくれます。

ため息が出るほど美しい、目の前に広がる雲海のパノラマ。
一度ならずとも何度も訪れたくなる奇跡の絶景をぜひご覧になってください。

 

 

 

夜明け前の竹田城跡13.unkaic

 

 

 

 

■ 竹田城跡の登城について

一般的なお城の観光と違って、
竹田城跡の周りは舗装されていない道もありますので
動きやすい服装と運動靴がおすすめです。

雲海を見るなら日の出前の出発になりますので防寒対策は必須。
登山道に外灯はありませんので、必ず懐中電灯をお持ちください。

霧の中では体や荷物が濡れてしまいますので
雨具やビニール袋などで防水対策を。
自動販売機が少ないため飲料水も予めご持参いただくと良いでしょう。

珍しい山頂の城郭遺跡は国の重要文化財でもあります。
入城エリアやマナーを守って登城しましょう。

 

■ 雲海が現れる条件
昼間と夜の温度差がありよく晴れた日に霧が多く発生し雲海となります。
雲海は天候状況により発生するため、秋に必ず見られるとは限りません。
登城の前に気象情報をチェックしておきましょう。

時期:9月~12月
・明け方から午前8時頃の早朝に発生しやすい
・特に急に冷え込む初冬は深い霧が多く発生しやすい
・他の季節でも稀に見られる場合があります

気候条件:
・前日と早朝の気温差があること
・晴天で放射冷却しやすいとき
・風が少なく湿度が高めのとき

 

■ 竹田城跡の入城時間

【秋】9/1~11/30  4:00~17:00
【冬】12/1~翌年1/3  10:00~14:00

雲海を見るなら、秋は夜明け前からの竹田城に登城、
冬は早朝に立雲峡→竹田城に登城がおすすめです。

 

■ 登城ルート

城跡までの徒歩で行ける登山道は複数のルートがありますので
体力に合わせて選んでください。
徒歩区間の所要時間は片道約40~60分。
休憩をしながら余裕を持って登城しましょう。

①山城の郷、西登山道
緩め勾配・舗装道路(中腹までバス・タクシー可)

②南登山道
緩め勾配・舗装道路

③表米神社登山道(最短ルート)
急傾斜・約500段の階段あり(健脚、下山向き)

④駅裏登山道
急傾斜・駅から最短(健脚登山向き)

 

 

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▼ 雲海バス
徒歩のほか、途中までお車やタクシーをご利用いただくと良いですが、
特に混雑しやすい土日祝の早朝は「雲海バス」のご利用が便利です。
https://takedacastle.jp/news/2016/08/1221/

 

▼ 撮影スポット

竹田城跡の全体を見るなら「立雲峡」がおすすめ。
CMやメディアなどで竹田城を撮っているビュースポットは実はこちら。
プロのカメラマンのようなアングルが撮れますよ。

【立雲峡】雲海の中にすっぽり包まれる竹田城跡が撮ることができる有名スポット。
【藤和峠】山々に城郭のシルエットが浮かび水墨画のような景色が見られるスポット。
立雲峡と藤和峠へのアクセス
https://takedacastle.jp/news/2015/10/541/

 

▼ 情報館「天空の城」

ホテルENの敷地内にある情報館では展示・シアターなど
竹田城について様々な情報を知ることができます。
どなたでも入場無料ですので是非お立ち寄りください。
https://www.takedacastle.jp/info/index.html

 

▼ 竹田城下町まちあるきマップ

竹田城跡の下山後に、お食事やお土産、観光に立ち寄れるスポットをご紹介。
https://takedacastle.jp/news/2015/09/447/