あれ~1年
ブロック塀は6月18日午前8時ごろ、大阪北部地震により約40メートルにわたって倒壊、登校中の女児が下敷きとなった。
府警は事故直後から業務上過失致死容疑で捜査を開始。市も専門家らで構成する第三者委を設置し、原因の究明を進めてきた。
同容疑での立件には、組織全体ではなく、個人として事故に対する注意義務と予見可能性があったことを裏付ける必要がある。今回の事故のポイントは、塀の設計や施工、点検の中で違法性の看過や人為的ミスなどがあったか▽塀が倒壊し、死傷者が出る可能性を事前に認識できたか▽設置、点検での市担当者らの役割の特定-だ。
昭和49年に設置された塀は、ブロックを鉄骨やモルタルでつなぐ「補強コンクリートブロック造」と呼ばれる技法が使われていた。第三者委は骨組みの鉄筋をブロックの形状に合わせて曲げるなど複数の違法な施工状況を確認。高さは約3・5メートルで建築基準法施行令の制限(2・2メートル以下)を超え、補強用の「控え壁」
片山中 6/17
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