朝日新聞 朝刊13版 30頁
花博 大阪鶴見 1990年 16年まえ
桜の事を学びました 民俗情報工学研究家 井戸さんのほぼ同様のお話でした。
http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/breaktime/untiku/090310.html
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『桜の語源についてのうんちく』
さくらの語源については、色々説があります。
おじさんの調べた所大きく分けると以下の3つかな。
1 「このはなさくやひめ」説
1-1)その一つに、古事記や日本書紀に登場する「木花開耶姫」(このはなさくやひめ)の「さくや」が転化したものだという説があります。「木花開耶姫」は、霞に乗って富士山の上空へ飛び、そこから花の種を蒔いたと言われています。その時に蒔かれた花が「木花開耶姫」の名前「サクヤ」から「サクラ」と呼ばれるようになったと言う説です。
古事記では、彼女は高千穂峰に天降ったニニギノ尊(みこと)の奥さんになった方で、天皇家の先祖神武天皇の曾祖母にあたるそうです。
よく似た説に
1-2)富士山の神様「木花咲夜姫(このはなさくやひめ)」の「咲夜」が「桜」に転換したとか。
開耶姫と咲夜姫、微妙に違うけど元は同じでしよう。インターネット出現率で比較すると「木花開耶姫」が断然多く夜に咲くほうが間違いのようです。
1-3)「古事記」に出てくる「木花之開揶姫(このはなのさくやひめ)」の「木花」がさくらの花を意味し、「さくや」の音がこの語源ということです。
「この花なんの花?」「さくや」と言うわけですね。(^。^)
注)他にも「木花之開揶姫(このはなのさくやひめ)」木花咲耶姫(このはなさくやひめ)、木の花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)と言う書き方もありこれだけでうんちくが書けそう。
2 「神霊の宿る木」説
2-1)さくらの「さ」は「サ神様」(「田の神様」)の意味で、「くら」は神様の座る台座「御座」(みくら)つまり「その依りつくところ」という意味から、それらが複合して出来上がった言葉ではないかという説。農耕をつかさどる神様(サ神)が種まきの頃山から降りてきてその木(さくらの木)に座って収穫時まで見守っているという言い伝えあり。(サ神信仰の伝説)
2-2)また、さくらの「さ」は穀霊(穀物の霊)を表す古語で、「くら」は神霊が鎮座する場所を意味し、「さ+くら」で、穀霊の集まる依代(よりしろ)を表すという説があります。
これは2-1)の亜流ですね。神様が穀霊(穀物の霊)に変わっただけ。
2-3)「さ」+「座(クラ)」と解して、「さ」は「さおとめ」、「さなえ」、「さつき」、「さみだれ」等のように田植えに関係する接頭語、「座」は神の降臨する場所とする語源説。
以上の3つは「さ」の部分の解釈の違いだけですね。穀物の霊よりサ神様の方が美しいわね、桜にふさわしい?
3 日本語の音の意味から語源を探る説
3-1)「さくら」の「さ=sa」音は「より多い(大きく)」、「く=くぅ=kwu」音は「組み合わさる」、「ら=るゎ=rwa」音は「群がる」ですから、「桜(さくら)」の語源は「より多くの花が組み合わさり群がるように咲いている木」となります。3-2)「咲く」+接尾語「ら」から来ている。
今風に解釈すると「咲くやつら」の意味ですね。さくらは古来より、咲く花の代表であったからでしょうか。
関西の地盤沈下がいわれ 大阪の南部の植物博士が関東の人に負けじと言われたこととともに思い出しています。
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