吹田自然観察会のみなさん
3/8 日 日 13時
恒例の梅見の会です。
紫金山みどりの会と吹田市立博物館の共催事業です。
天気も良さそうです。
昨日下見に行きましたが8分咲きで
多分日曜日は満開でしょう。
是非ご参加ください。
金谷 薫
のののののののののののののののののののののののの
平成27年3月6日(金) 朝日新聞 天声人語
(天声人語)梅の花に来る鳥
平安の昔、御所の梅が枯れたので、ある家に見事に咲く梅を見つけて移し植えた。見るとその枝に、家の主(あるじ)の歌が結びつけてあった。〈勅 (ちょく)なればいともかしこし鶯(うぐいす)の宿はと問はばいかが答へむ〉▼天皇の仰せですから従いますが、毎年来るウグイスがやって来て、私の宿は? と聞いたら、何と答えましょうか――。天皇は深く感じて木を返したという。この「鶯宿梅(おうしゅくばい)」の故事にもあるように、梅とウグイスの取り合 わせは古い▼しかし実際は、梅にウグイスではなく「梅にメジロ」のことが多い。萌黄(もえぎ)色で目がくりくりしたメジロは、花蜜が好きで梅の枝に来る。 ウグイスは地味な茶系で警戒心がつよく、声は聞いてもなかなか姿を拝めない▼そういえば、北京五輪の 開会式でこんなことがあった。可憐(かれん)な少女が「天使の歌声」を披露して喝采されたが、実は舞台裏で別の子が歌っていた。姿と声を「いいとこ取り」 した演出が批判されたのを、ご記憶の方もあろう▼「梅にウグイス」もそのくちか。ホーホケキョの美声をメジロの美形にかさねる「いいとこ取り」は、梅の色 香と相まって、早春の心象として古来絶妙にブレンドされてきた。この季節に和菓子屋 さんに並ぶうぐいす餅も、メジロ色が多いように思われる▼きょうは虫たちが地中から這(は)い出すとされる啓蟄(けいちつ)。弥生の空は寒暖入りまじる が、それでもひと雨ごとに半歩、一歩と春は近づく。近所の公園でクロッカスが土を割って咲いていた。梅の開花前線も、北上中である。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。