改めて 昨日-平成27年2月17日(火)-知りました。
蛭子遷殿「蛭子殿(蛭児遷殿)」
天満宮境内の北西隅に「蛭子遷殿(えびすせんでん)」があります。
1656年ごろ、天神祭の鉾流神事で鉾が流れ着いた所に戎御社があったため、境内に移したと伝えられています。
江戸時代までは1月のほか、5月、9月にも「えべっさん」が行なわれていたようですが、明治以降は1月のみになり、「天満えびす」と呼ばれてにぎわっていたそうです。
ここに掲げられている説明によれば次のように書かれています。
由緒 常は本社相殿に奉斎されている。一月十日には遷座ののち十日戎祭が斎行される
御祭神蛭児大神は戎・恵比須などとも書き福の神。漁民・商家の守護神として崇敬される。
なお、遷殿というのは本殿から神様がその時だけ遷ってこられるお社のことを指します。大阪天満宮の場合は本殿から蛭子殿に遷ってこられるということです。
・「蛭子殿(蛭児遷殿)」です。
ヒルコ
「蛭子」はこの項目へ転送されています。日本の漫画家については「蛭子能収」を、その他の「えびす」については「えびす (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
神話の記述[編集]
『古事記』において国産みの際、イザナギ(伊耶那岐命)とイザナミ(伊耶那美命)との間に生まれた最初の神。しかし、子作りの際に女神であるイザナミから声をかけた事が原因で不具の子に生まれたため、葦の舟に入れられオノゴロ島から流されてしまう。次に生まれたアハシマと共に、二神の子の数には入れないと記されている。
『日本書紀』では三貴子(みはしらのうずのみこ)の前に生まれ、必ずしも最初に生まれる神ではない。不具の子に生まれるのも、後で流されるのも同じである。
始祖となった男女二柱の神の最初の子が生み損ないになるという神話は世界各地に見られる。
伝承・信仰[編集]
流された蛭子神が流れ着いたという伝説は日本各地に残っている。日本沿岸の地域では、漂着物をえびす神として信仰するところが多く、ヒルコがえびす(恵比寿・戎)と習合・同一視されるようになった。ヒルコ(蛭子神、蛭子命)を祭神とする神社は多く、和田神社(神戸市)、西宮神社(兵庫県西宮市)などで祀られている。
ヒルコがえびす神である信仰は古今集注解や、芸能などを通じ、広く、浸透している。蛭子と書いて「えびす」と読むくらい馴染みのあるものだが、恵比寿を祭神とする神社には恵比寿=事代主とするところも多い。まだまだ検討が必要だが、生まれてすぐに流されてしまうヒルコへの哀れとの感情が再生の神話をつむいだとも考えられる。
関連項目[編集]
コメント
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