バドミントンの国・地域別対抗戦で団体「世界一」を競う男子トマス杯。25日の決勝でマレーシアに3―2で競り勝ち、悲願の初優勝を遂げた日本代表が、熱戦から一夜明けた26日、成田着の航空機でニューデリーから帰国した。

 1949年に始まったこの大会で過去の最高成績は3位。今大会は、6連覇を狙った中国を準決勝で3―0で破る大金星を挙げ、決勝まで勢いを持続した。主将の早川賢一(日本ユニシス)は、「優勝は、信じられない。メジャーじゃない僕たちも、ようやく注目してもらえる時がきた」と、成田空港に集まった報道陣を前に喜んだ。

 決勝で日本は、第1シングルスの田児賢一(NTT東日本)が世界ランク1位のリー・チョンウェイにストレート負けしたが、第1ダブルスの早川、遠藤大由組(日本ユニシス)が逆転勝ち。続く第2シングルスは19歳の桃田賢斗(NTT東日本)が勝ち、第2ダブルスの園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)が敗れてタイに。最後の第3シングルスで上田拓馬(日本ユニシス)が2―1で競り勝って、優勝を決めた。