1月13日 [ 応用講座 ] 財政健全化で新しいまちづくり ~市民としての役割を考えよう !!
(標題)
吹田学塾 「応用講座」のグループ活動成果を再発表!!
昨年12月7日市民協働学習センター(北千里)で吹田学塾の「応用講座」発表会がありました。阪口市長がそれに参加され、その活動成果発表に深く感銘されて、副市長をはじめとした幹部職員にも聞いて欲しいということで、1月13日に市役所特別会議室で再度発表会が開催されました。
「吹田学塾の応用講座の発表会はこれまでも積極的に出席し、含蓄のある発表に関心を
もって聞かせて頂いた。今年度の応用講座は市の財政健全化計画を検証し、歳入・歳出
面から厳しく迫る発表内容であり、『市民の思い』を今後の実務面で反映させられないかと
考え幹部職員にも聞かせることにした。」と再発表会の趣旨を熱く語られました。
〇 谷川会長の挨拶
「市長の熱意により、このような望外の発表の場を設けて頂いたことに対し厚くお礼を申し上げます。今年度は難解な財政問題を取り扱った経緯と活動状況の報告で、市民目線・素人目線での活動発表ですが、政策面に組み入れることがあれば取り入れて頂きたい。」と要望されました。
〇 Aグループの発表―「歳入増加について」 発表者 塩谷和久
今後の市財政収支への危機感を訴え、「住み続けたい吹田」にするために、収入増加対策案を発表しました。
「市民の理解」を必要とする分野と「市の努力」を必要とする分野に分けて、市民目線からの斬新なアイディアを
入れながら説得力のある成果発表をされました。
「市民の理解」分野では「受益者負担」原則による公共サービスの有料化として、
ゴミ袋の有料化と地区公民館の有料化を提案しました。
「市の努力」分野では市の創意と工夫を期待して「広告収入」「ふるさと納税」について、それぞれの現状と課題を述べ解決方法や先進事例を紹介する等充実した発表内容でした。
〇 Bグループの発表 「歳出削減の切り口から・・・」 発表者 山内和男
「緊急財政非常事態宣言」が必要な状況下にあることを憂慮して、市民が吹田市の財政状況を正しく認識し、行政と共有化することが大事で、過去の拘りを捨てて抜本的な再構築が必要と訴えました。
削減対象とした「補助費」については、対象事業が多いため市単独事業で且つ予算額2,500万円以上に絞込み、担当部署にヒヤリングを行い、17事業(約32億円)の中から市民目線を生かして大なたを振るった結果、前納報奨金制度の廃止などで約5億3千万円の削減試算結果を発表しました。
〇 発表を受けて質疑応答・懇談
市側からは、「目からウロコの話が一杯あり参考になったとの感想がありました。例えば、広告事業は戦略的な取組みが必要。」との発言があり今後の取り組みが期待されます。
石橋学塾部会長からは、「前納報奨金事業は北摂で実施しているのは摂津市と吹田市のみで、既に過去の遺物となっているとして制度廃止を再提案させて頂きました。 又、成果発表したグループの特徴として、Aグループは大学生や現役社会人の若手で構成され、市民目線での斬新なアイデァが提示されたこと。又、Bグループはリタイアー後の社会経験豊かな高齢者で構成され、その成果がより厳しい大胆な提案になっている。」と補足説明がありました。
以上のように様々な意見交換があり、初めての会合でしたが、真摯で活発な有意義な再発表会となりました。
応用講座について皆さんのご意見をお待ちしています。是非コメントを
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