◆５／２６ 日 朝刊
（新世ＡＩ）スパコン使いこなすＡＩ 未公開の研究提案に「驚き」
コロナ飲み薬、８割弱未使用 廃棄の可能性 国購入４３０万人分
守護神は５０トン 大金庫の扉 東京建築祭
折々のことば：３０９７ 鷲田清一
もっと世界をよく見てほしい、鏡をながめることは控えてほしい
（ウンベルト・エーコ）
（天声人語）日本手話で学ぶ
もしイギリスで、初歩的な英会話しかできない大人が小学校の担任になったと言われたらどうだろう。きちんと教えられるのか、親も子も先生も不安だろう。でも似た光景が日本にあるという。ろう学校だ▼日本手話を第１言語として育ったろう児に対して、教える側は必ずしも手話を知らない。ろう学校への転勤を命じられ、手話ができないと尻込みしたら「子どもは声で話す訓練をしているから大丈夫」と説得された、という体験を読んだことがある▼▼▼▼北海道も含めて、いまでは５３６の自治体が「手話は日本語とは異なる独自の言語だ」などと説く条例を持ち、手話の普及を掲げている。ならばその最前線で「独自の言語」を保障しなくては。お題目を唱えるだけなら、何のための条例か分からない。
◆５／２５ 土 朝刊
ラファを去る、期待は捨てた 通信員、故郷で耐えて半年
Ｍ＆Ａ仲介、国が実態確認 買い手紹介、トラブル続発
今春の大卒、就職率最高９８．１％ 「売り手市場」続く 国調査
奈良・京都、国宝が集結 来年４月から
折々のことば：３０９６ 鷲田清一
「歴史のもしも」を考えることが「抵抗」になりうる （小田原のどか）
（天声人語）キャパ没後７０年
石畳の道を行く、大勢の人たちがいる。彼らの視線が一斉に向く先には、赤ん坊を抱き、頭を丸刈りにした若い女性――。誰でも一度ぐらいは見たことがあるかもしれない。第２次大戦の末期、ドイツ軍が撤退した直後にフランスの街で撮られた写真である▼▼▼▼▼キャパは４０歳のとき、インドシナでの従軍取材中、地雷を踏んで亡くなった。ちょうど７０年前のきょうのことである。有名な言葉が残っている。「戦場カメラマンの一番の願いは、失業することだ」
◆５／２５ 土 be 朝刊
（フロントランナー）パラクライミング選手・渡辺雅子さん 舞い上がるように壁に向かう
◆５／２５ 土 夕刊
乱気流、突然の猛威 シンガポール機事故、２０人超が脊椎など損傷
（Ｐｈｏｔｏ Ｓｔｏｒｙ）？捨てるの？
素粒子
給与明細を拝んで、ありがたや、と手を合わせるとでも？ 岸田首相肝いりの定額減税に「減らした額」を明記する義務。恩恵でなく、せこさを実感。
◇
政策活動費の方は、明細に明記を断固拒否。守り抜かんと必死の姿に、自民党が玉手箱から得てきた恩恵の巨大さを直感。
◇
電気もガスも食品も高騰の夏。実感するのは、地道にためた割引クーポンの恩恵くらい
◆ A/N ５ 月２６日 日 朝刊 朝日新聞 : 2024年令和6年５月２６日日 能登半島地震 １４６日目
５／２４ 金 朝刊
中国、台湾囲み軍事演習 「独立勢力への懲罰」説明 頼政権を威嚇
物価上昇、賃金に回らず 昨年度ＧＤＰ分析、大半は企業収益に
５～６月、子どもの交通事故に注意 年間で最多、新学年に慣れ行動範囲拡大
折々のことば：３０９５ 鷲田清一
（天声人語）山奥の図書館を訪ねて
中国、台湾囲み軍事演習 「独立勢力への懲罰」説明 頼政権を威嚇
物価上昇、賃金に回らず 昨年度ＧＤＰ分析、大半は企業収益に
５～６月、子どもの交通事故に注意 年間で最多、新学年に慣れ行動範囲拡大
折々のことば：３０９５ 鷲田清一
人間というものが何時もわすれているものから不意に、無理に叩（たた）き起（おこ）されることがあるものだと感じます （室生犀星）
（天声人語）山奥の図書館を訪ねて
川のせせらぎを聞きながら、小さな橋を渡る。泥濘（ぬかるみ）とコケの道を進み、杉林を抜けると、そこに「ルチャ・リブロ」はあった。奈良県の東吉野村に移住した青木海青子（みあこ）さん（３９）たち夫婦が、自宅の古民家で蔵書を貸し出している私設の図書館である▼▼▼▼▼ソファに座り、お薦めの書のことを聞いていると、のそりと黒っぽい猫がやってきた。「館長です」と紹介された。その大きなおなかを撫（な）でながら、本の頁（ページ）をめくる。静かな時間が、豊かに流れていった。
◆ ５／２４ 金 夕刊
ママとずっと手を、小学生のひらめき 難病の母の不調、「見える」測定器発明
ＮＹ株６００ドル超安、下げ幅今年最大
大卒就職率９８．１％、過去最高
トラブル続くＪＡＬに臨時監査
素粒子
どう読んでも、いちゃもんだ。教員の給与制度を「定額働かせ放題」と表現したＮＨＫに文科省が「一面的」と抗議文。
◇
サクラなんてもんじゃない。教員のわいせつ事件で、横浜市教委が公判のたび身内を動員して、傍聴席を埋め尽くす愚行。
◇
組織を守るため。粛々と進めるため。さも当然のように他者の声を遮り、マイクを切り、扉を閉ざす。そんな話が相次ぐ。
◆５／２３木 朝刊
袴田さん再審、無罪訴え結審 検察、改めて死刑求刑 ９月判決
ＡＩ法規制、検討着手 欧米と足並み、急ぐ 戦略会議
規正法、与野党が５法案 自民と他党、深い溝 衆院委審議入り
沖縄戦の司令部壕、首里城地下に眠る
折々のことば：３０９４
「もらうよりあげるほうがよっぽどええで」
（小篠綾子さん）
（天声人語）ギュゲスの指輪
ときは紀元前７世紀というから、２７００年ぐらい昔のことだろうか。いまのトルコの辺りにリュディアと呼ばれる王国があり、そこにギュゲスという羊飼いの男がいたそうだ。ある日のこと、地震が起き、羊が草を食べる大地に穴ができた、と物語は始まる▼▼▼▼▼裏金の不正はいわば、プラトンの問いに対する自民党の回答のようなものだろう。国民を裏切った政治家たちに、「ギュゲスの指輪」はもう渡せない。
◆５／２３ 木 夕刊
新型衣装と目指したパリ 露出少なめ、盗撮防止へ選手考案
中国軍が台湾周辺で軍事演習
英、７月４日に総選挙 首相表明
ヘイリー氏「トランプ氏に投票」 米大統領選
素粒子
「生命軽視の態度は極めて顕著。強い非難に値する」。死刑求刑の論告で検察官が放った言葉を、そのまま返す。この期に及んで、なにを守りたいのか。
◇
〈人間が人間を裁くと云（い）う事は非常にむずかしい物だと私しも思います。世の中には、間違が多く有ると思う〉３１歳だった袴田さんの、獄中からの手紙。
◇
姉の秀子さん９１歳。その強さと明るさに、人間の希望を見る。
◆５／２２ 水 朝刊
ＥＵ、ＡＩ包括規制法 世界初の成立 域外も適用へ
「混合診療」対象拡大へ がん患者の先進検査が有力 「骨太」盛る方針
外国人「育成就労」衆院通過 「技能実習」に代わり 入管法改正案
マナーの「最高峰」目指して コンビニ越し富士山、幕設置
折々のことば：３０９３ 鷲田清一
私たちの民主主義は「恐るべき無関心」でいても大丈夫なほど、悠長な状況にあるのかどうか （想田和弘）
（天声人語）輪島で花屋を続ける
山道を行けば、緑の木々に霞（かすみ）をかけたように、薄紫のフジが咲いている。町を歩けば、鮮やかな青のパンジーが目に入る。タンポポの黄色もまぶしい。元日の地震で倒れた家々のくすんだ色との対比を感じるからか。先日訪れた能登の地で、花の色が妙に心にしみた▼▼▼▼も▼みんな、戻ってくるのだろうか。不安を感じながら、それでも、竹林さんは私に言った。「輪島で花屋を続けたい」。多彩な生花の甘い香りが、静かに店を覆っていた。
◆５／２２ 水 夕刊
能登の海、１４０年照らしてきたが 灯台レンズが被災、国はＬＥＤ切り替え計画
袴田さん再審、論告求刑始まる
ロシア、非戦略核兵器の演習開始
トランプ氏動画、ナチス想起の表現
素粒子
このままじゃ「子どものため」を盾にした、やりがい搾取の黙認だ。教職員の７割以上が自腹で教材費や交通費を捻出。
◇
未納の給食費は肩代わり。夜も朝も食べていない子には、パンやおにぎり。見ぬふりできない先生を、見ぬふりする社会。
◇
かたや「政治活動の自由」を盾にして、巨額のブラックボックスを抱えて放さぬ自民党。切るのは自腹。肥やすのは私腹。
◆５／２１ 火 朝刊
ｉＰＳから生殖細胞、大量作製 ヒト精子・卵子の前段階 京大グループ
ヘリ墜落、イラン大統領死亡 外相ら全同乗者も 悪天候原因か
「中国、武力の威嚇やめよ」 台湾・頼総統が就任演説
ダルビッシュ、日米２００勝 全て先発は初
折々のことば：３０９２ 鷲田清一
劇的な時代というものは、どの部分をきりとってみても、その断面にはミクロのドラマを内在しているようだ。
（色川大吉）
（天声人語）上川外相、語ってみては？
ハノイの高級ホテルで、その発言を聞いたのは、２００１年７月のことだ。日中外相会談を終えたばかりの唐家シュワン（タンチアシュワン）外相が、私の目の前にいた。「（日本の外相に）やめなさいとゲンメイしました」。高い声の日本語がロビーに響いた。靖国参拝についての言葉だった▼▼▼▼あなたの考えを、もっと聞きたい。首相候補の下馬評もあるだけに、よい機会だ。保守層にどう思われるか。女性票はどう動くのか。この際、そんな目先の思惑を離れ、堂々とジェンダーについて語ってみてはいかがか、上川さん。
◆５／２１ 火 夕刊
ダムのトンネル、じっくり熟成 温度安定「ウイスキーに柔らかさ」 日本酒やチーズ・ショウガも
イラン大統領死亡 米、弔意と非難
ライシ大統領後任、来月２８日選挙
ジブリが名誉パルムドール受賞
素粒子
元首相と面と向かいあい、真相を問わずして何が首相か。国民をなめきった裏金議員たちに、いま怒らずして何が国民か。
◇
あたまをローソンの青看板の上に出さずして何が富士山か。いやいや、最低限のルールを守らずして何がインスタ映えか。
◇
上川外相の「うまずして何が女性」を米原万里さんならどう評したか。逝って１８年。「オリガ・モリソヴナの反語法」を読む。
◆ ５／２０ 月 小満 朝刊
韓国「移民」受け入れ拡大 留学生、５年働けば永住に道
農林中金、１兆円増資検討 １．９兆円の運用含み損
イラン大統領ヘリ不時着
身寄りない遺体、実態調査 親族捜し・遺骨保管、課題 厚労省
内閣支持率２４％ 朝日新聞社世論調査
折々のことば：３０９１ 鷲田清一
「このことも、いつか思い出にできるかな」
（シドニー・スミス）
（天声人語）令和コロッケ
夕食のコロッケに添えようと思ったが、キャベツが高い。スーパーで１玉４００円近くもする。本紙によれば、２月下旬の低温と最近の降雨が影響しているという。価格は今がピークらしいが、主菜よりキャベツが高くなってしまう。代わりになりそうな野菜も高い▼▼▼▼▼予算を増やしてでも量と質を確保する必要がある。その費用は、行政が負担するしかないのではないか。子どもたちの健康がかかっているのだ。
◆ ５／２０ 月 夕刊
イラン、ヘリ「生存者兆候なし」 ライシ大統領ら搭乗
モモを、連れて帰ってあげないと 娘の殺害現場、母は毎月花を手向ける
ダルビッシュ、日米通算２００勝 大リーグ
台湾の新総統に頼氏が就任
素粒子
友達の友達は裁判員、なんて茶飲み話にも聞かないまま１５年。インコも黙る守秘義務ね。サイバンインコは元気だろうか。
◇
私だってやりかねないな。事件の背景や被告の生い立ちを知れば、思う。その怖さは、順番が来るときまで大切にしよう。
◇
国との訴訟も対象だったらな。選択的夫婦別姓、辺野古代執行。市民感覚とも、良識ともかけ離れた判断を思い浮かべる。
第３９回 吹田産業フェア２０２４ ページ番号1011567 更新日 2024年5月15日
令和6年5月25日（土曜）、26日（日曜）
吹田産業フェアとは
市内の産業を広く市民に紹介し、地元産業と市民の関わりについて市民の意識 を高め、市内産業の振興を目的として行っています。
毎年、吹田市文化会館メイシアターやいずみの園公園で、市内事業所による自社製品の展示・販売、飲食の提供を実施。また、商業祭や農業祭として参加団体による商品の廉価販売や地元野菜の即売も行っています。
万博イベント、音楽ダンスイベント、アサヒビールミュージアム見学ツアー、ヤクルトオンライン工場見学、アサヒビールセミナー 、小学生向けものづくり体験会、出店ブース 等
EXPO2025 #くるぞ万博 OSAKA,KANSAI.JAPAN
開催 期間 ２０２５年４月１３日(日)～１０月１３日(月)
◆ ５／１９ 日 朝刊
核搭載艦、日本寄港容認の文書 ６０年安保改定、米「事前協議なしに」 米公文書、専門家が精査
日本人女性カップル、カナダで難民認定 「日本で差別逃れられない」指摘
裁判員制度１５年、１２万人超参加 休暇導入企業、５割にとどまる
折々のことば：３０９０ 鷲田清一
ほかのヤツがよろこぶために絵なんて描けるか。まずおれが面白くなきゃナ！
（篠原勝之）
（天声人語）短編小説の巨匠逝く
平凡にみえた女性たちの日常が、ちょっとした偶然から変わり始める。物語は想像を超えて展開し、その結末は深い余韻を残す。カナダ人作家のアリス・マンローさんは間違いなく、短編小説の巨匠だった。何十年もの時間軸を行き来しても数十ページで見事に完結させてしまう▼▼▼▼▼あのマンローさんでも苦悶（くもん）して書き続け、比類なき「芸」の域まで達した。ああ書けないとすぐに音を上げる自分が、ただ情けない
◆５／１８ 土 朝刊
選挙の自由妨害容疑、逮捕 衆院補選、つばさの党代表ら 元候補者も
共同親権導入が成立 「子の利益」のため協力、責務に 民法改正
規正法、自民案を単独提出
米大使、与那国を初訪問 「南西シフト」の最前線
折々のことば：３０８９ 鷲田清一自分の存在を意識させず役割だけは完全に果たすツマミ、これはまさに暮らしの中でできた謙虚な美であった。（戸井田道三）
（天声人語）やじと良識
ちょうど１カ月前の週末の夜だった。食事をしていた店に、ドヤドヤと人がはいってきた。衆院東京１５区補選に出ていた、つばさの党の候補者ら。まだ１時間ほどは街頭演説できる時刻だったが、彼らは注文を終えると、スマホに夢中になった▼▼▼▼▼やじは全て禁じるべきだというのも違うし、やじは全て許すべきだというのも違う。当たり前だ。民主主義の土台である選挙制度をうまく機能させるには、明文化されたルールだけを守ればいいのではない。必要なのは最低限の「良識」である。
◆５／１８ 土 be 朝刊
（フロントランナー）「スタートアップファクトリー」代表・鈴木おさむさん 経験値という円の外へ出る
◆５／１８土 夕刊
瓶牛乳、生産減っても魅力はギュッ！ レトロに・スタンドに・銭湯に
（Ｐｈｏｔｏ Ｓｔｏｒｙ）海や森、５０年後は
素粒子
「うそだと言ってよ、一平」からもうじき２カ月。波紋なお。
◎
若いころ賭け事におぼれた五代目志ん生は、後に〈だいたいバクチなんてものは、しまいには人間をハダカにするような仕組みにできているんですよ〉。
◎
２０日まで法が定める「ギャンブル等依存症問題啓発週間」。一方で政治はカジノに邁進（まいしん）し、スポーツ賭博解禁の夢捨てず。国民をハダカにして何を画策？