◆ 9/11 付 朝刊 休刊
・名神高速道路(吹田SA付近)
・ 交通会議 千里山地区の 乗合交通試験運行計画などについ9月11日㈪午後1時
30分~3時。千里山コミュニティセンター
9/11 月 夕刊
世界遺産の街、爪痕と日常 モロッコ地震、死者2千人超
処理水放出1回目、きょう完了へ
松野氏・萩生田氏、要職起用の方針
ベネチア、濱口監督作品に銀獅子賞
素粒子
「適材適所」。人事の要諦(ようてい)であり、首相も繰り返し口にする言葉。してその実態は。
◎
昨夏の改造後4閣僚を早々に更迭。残った面々も、保険証の廃止を唐突に打ち出すやら、「捏造(ねつぞう)」発言の果てに国民の代表である議員に「もう質問するな」と言い放つやら。
◎
側近は文春砲に沈黙決め込み、副総裁の妄言は相変わらず。次はいかなる「適材」が。
9/12 火 朝刊
崩れた天井、10歳は孤児になった モロッコ、震源近くの山村
選対委員長に小渕氏 森山氏は総務会長、検討
米ベトナム関係格上げ バイデン氏訪問、対中国を念頭
折々のことば:2848 鷲田清一
季節のものがウマいのは、人間が季節の中にいるからである。
(獅子文六)
(天声人語)色あせた「想定外」
便利にくり返し使われて、すっかり色あせた感が強い表現に「想定外」がある。元々は率直な驚きを伝える強さをはらんだ言葉だったと思う。でも、もはや言い訳に聞こえる場面も少なくない。ときとして辟易(へきえき)とした気分にもなる▼▼▼▼▼以前の本紙の投書欄には、想定外と逃げるのは、政治家の資質がないと自ら認めるようなものではないか、との厳しい意見が載っていた。ひとびとの安全な暮らしを守る立場の人には、安易に使って欲しくない言葉である。
9/12 火 夕刊
鋳物メーカー、意外な「副業」 発泡スチロールで模型、納入先は――
自民役員会、首相に人事一任
金正恩氏の列車、ロシア入り
モロッコ地震、死者2862人に
素粒子
関東大震災では中国人も多数虐殺された。出稼ぎ労働者らの信望厚かった留学生王希天も12日未明、日本軍の手で。
◎
政府は東京・大島(おおじま)町で軍や群衆が数百人を殺害した事件ともども「徹底的ニ隠蔽(いんぺい)スルノ外(ほか)ナシ」と決定。真相判明まで60年を超す歳月を要した。
◎
その体質はいまに受け継がれ、都知事が、官房長官が、国の恥の上塗りに精を出す。
9/13 水 朝刊
上川外相・武見厚労相 女性5人、加藤鮎少子化相 きょう内閣改造
指示役、強殺容疑で逮捕 特殊詐欺幹部4人 狛江事件
国会召集「内閣に義務」 議員への賠償は認めず 最高裁判決
折々のことば:2849 鷲田清一
金のある人だけが、ウマいものを占領する世の中は、面白くも、おかしくもない。
(獅子文六)
(天声人語)人はなぜ、老いるのか
シェークスピアの『リア王』は老いに悩む人の物語である。「わしは今や、統治の大権も、国土の領有も、政務の繁雑も脱ぎ捨てるつもりだ」。年老いた王はそう引退を宣言し、3人の娘に財産を分け与えようとする▼▼▼▼▼「いかに人らしく生きるかは、老後をどう過ごすかにかかっていると思います」。ヒトは老いて、人になる、か。自らのこれからに思いを巡らせ、しばし腕を組む。
9/13 水 夕刊
岸田内閣、再改造は吉か凶か 午後に発足、自民新役員人事了承
ロシア、国境駅で金正恩氏を歓待
リビア大規模洪水、死者5200人に
工藤会トップ、控訴審始まる
素粒子
「官邸の守護神」の名は今月の最高裁にこそふさわしく。
◎
4日 国民が行政を正すためにある制度を国が利用し、民意に反する辺野古工事を強行しても問題はないと判決。
6日 国民の権利が実際に侵害されなければ、違憲か否か判断しないという判例を踏まえ、安保訴訟を門前払い。
◎
きのう 国会召集訴訟で安倍政権の森加計隠しを追認。
9/14 木 朝刊
女性抜擢、刷新感アピール 4閣僚、旧統一教会側と接点 再改造内閣、発足
北朝鮮ロケット開発に協力 プーチン大統領が表明
折々のことば:2850 鷲田清一
経験には鮮烈と朦朧(もうろう)がほぼ等質、等量にある。この魔性が人を迷いつづけさせる (開高健)
(天声人語)岸田政権の内閣改造゜
仁淀ブルー、にぎわう流域 川遊び業者・飲食店続々
「プーチン氏、訪朝快諾」北朝鮮報道
韓国に戦闘機F35、米が売却承認
「次世代の100人」に五ノ井さんら 米タイム誌
素粒子
新布陣自賛の首相会見に思わず突っ込みを入れる。「総裁再選狙いの自己都合改造だとすっかり見抜かれてますよ」
◎
一内閣一閣僚。小渕首相が持論とし小泉首相も当初掲げたが、現実の前に今や死語。
◎
ロ朝会談のさなか外相も交代。ウクライナでG7議長国として更なる支援を約束してきたばかり。握手交わした人々は心中どんな突っ込みを?
9/14 木 夕刊
仁淀ブルー、にぎわう流域 川遊び業者・飲食店続々
「プーチン氏、訪朝快諾」北朝鮮報道
韓国に戦闘機F35、米が売却承認
「次世代の100人」に五ノ井さんら 米タイム誌
素粒子
新布陣自賛の首相会見に思わず突っ込みを入れる。「総裁再選狙いの自己都合改造だとすっかり見抜かれてますよ」
◎
一内閣一閣僚。小渕首相が持論とし小泉首相も当初掲げたが、現実の前に今や死語。
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ロ朝会談のさなか外相も交代。ウクライナでG7議長国として更なる支援を約束してきたばかり。握手交わした人々は心中どんな突っ込みを?
9/15 金 朝刊
膨張予算、問われる正常化 経済対策、来月とりまとめ コロナ禍、補正数十兆円に
壁と身柄拘束、恐怖が日常の街 オスロ合意30年
阪神、18年ぶりリーグ優勝 プロ野球
折々のことば:2851 鷲田清一
「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処(どこ)にも光はない」
(明石海人〈かいじん〉)
(天声人語)リビアを襲った洪水
ヒラリー・クリントン氏が米国務長官だったとき、2011年のことだ。「アラブの春」と呼ばれた中東の民主化の動きを受け、42年に及んだリビアのカダフィ政権の独裁は崩壊した。直後に軍用機で首都トリポリ入りした彼女はその体験を、感慨深く回想録に記している▼▼▼▼▼遠く北アフリカの地を思う。アラブ圏には「世界は、最後まで耐えている人の側につく」とのことわざがあるそうだ(曽野綾子著『アラブの格言』)。苦しみ、悲嘆にくれる人々にさらなる忍耐を強いるわけにはいかない。何とか支援の手を、届かせたい。早急に。
9/15 金 夕刊
植物標本80万点、保管もう限界 朝ドラ舞台の東大植物園、老朽化が深刻
100歳以上9.2万人、53年連続で最多
バイデン大統領の次男を起訴
上場のアーム終値、総額9.6兆円に
素粒子
改造後の会見で首相が女性閣僚に「女性ならではの共感力の発揮」を求めるのを聞いて耳を疑う。案の定、炎上。
◎
男女の能力やあり方をめぐる思い込みや決めつけが、社会をどれだけゆがめ、人びとに息苦しさを強いてきたか。
◎
防衛相に就いたのは沖縄をおとしめる言動を重ねた男性議員。県民の苦難の歩みを学び直し「共感力」の涵養(かんよう)を。
9/16 土 朝刊
副大臣と政務官、初の女性ゼロ 閣僚5人から一転、男性54人
コロナ薬、患者負担最大9000円 入院補助減、月1万円に 来月以降
高浜原発2号機、再稼働 40年超3基目、依存強まる
折々のことば:2852 鷲田清一
ある者は点字聖書の紙面に舌先を触れて、直接神のことばを味わうでしょう。
(近藤宏一)
(天声人語)阪神の18年ぶりの優勝
「いいです」とはイエスの意味ですか、ノーですか。「よろしくお願いします」って、どう訳せばいいのでしょう。日本語を学ぶ外国人にとっても、日本人自身にとっても、この国の言葉のあいまいさは魅力であると同時に、悩ましい▼▼▼▼▼おとといの夜、興奮に沸く大阪の街を歩いた。アレ万歳の歓喜のなか、「あれれ、あれ、何だっけ?」と物忘れを嘆く人の声が聞こえ、クスッとひとり笑ってしまった。そうそう、思い出せない大事なものも、あれ、である。うまく訳せないのが、歯がゆいけれど。
9/16 土 be 朝刊
(フロントランナー)旭酒造会長・桜井博志さん 米国発の日本酒で世界挑戦
9/16 土 夕刊
カナダからのブレザー、ノーサイドの証し 93年前のラグビー代表遠征、初代監督らに贈る
(Photo Story)富士の池底から
素粒子
大震災100年は大杉栄・伊藤野枝の没100年でもある。憲兵隊に殺害され投げ込まれた古井戸の写真が残る。
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女性の解放を追い求めた野枝に近年注目が集まる。評伝小説を書いた村山由佳さんは「野枝を知ってから、おかしいと思うことを黙っているのは卑怯(ひきょう)だと思うようになった」。
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きょう忌日。縛り、抑えつけるものとの闘い、今も各所で。
9/17 日 朝刊
広島の少年は、父だった 被爆直後の写真、身元判明 撮影から78年
山火事被害、20年で倍 年800万ヘクタール、温暖化影響
折々のことば:2853 鷲田清一
強い光には濃い影がつきものなのです。
(千葉望)
(天声人語)憲法53条訴訟
国会が任務を果たすには、絶えず開かれているべきだ。そんな声が、憲法原案を審議していた1946年の帝国議会であがった。通年国会を原則に、との求めである。これに金森徳次郎担当大臣が答えた▼▼▼▼
▼本当に模範となりうる人々か。司法に期待できるものが少ないとすれば、目をこらすのは、主権者たる私たちの役割である。
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