2016年10 月12日 (水曜日)
改めて 竹 タケノコ 筍の缶詰 :平成28年10月12日(水)
イネ科 竹
吹田市図書館で借りてきた本(平成28年10月11日(火))
1冊目.野菜と果物 吹B 13055561 76~77頁 21枚 写真
タケノコのことは、このような物ですを学ぶ事ができる /定義他
タケノコは、晴に地上に出るタケやササ(イネ科の多年草)の新芽(茎と皮)の事です。地下茎の節から育つタケノコは、大きくなると硬くなってしまうので,30~40cmほり上げます。タケの茎を守っている皮は、その節の成長を助け、皮が外れると節の成長は止まってしまいます。
タイトル名:タケノコ
項目名 :①全体のすがた②タケノコはどこからやってきた?③土の中のよう す④成長が早いのにはわけがある ⑤栽培時期⑥タケノコの生産ランキング⑦栄耀
タケノコの種類:①モウソウチク(孟宗竹)② ハチク(淡竹)③トウチク(唐 竹)④ マダケ(真竹)⑤ネマガリダケ(根曲がり竹)
2冊目.樹木・果実 吹B 50654466 119~121頁 27枚 写真
タケ12種類とタケの生長は早いを知る事ができる /種類 性格・性質
119頁: 12枚の写真でタケのなかまを紹介している
①モウソウチク:節にすじが1本ある/モウソウチクの葉 葉はやや小さく、先 はとがる。表面はなめらか ②ホウオウチク:稈にあながある ③ヤダケ:矢 をつくるのに使われた ④クロチク:稈が黒くなる ⑤マダケ:ふしにすじが2 本ある ⑥コマチダケ:稈にあながない ⑦カンチク:竹の皮は2~3年でとれ てしまう ⑧クマササ:冬に葉のふちがかれて白くなる ⑨ラッキョウダケ:⑩ 稈の節間がふくれてラッキョウのようにみえる ⑪キッコウチク:基部がカメの 甲のようになる ⑫ホテイチク:基部のほうはふしの間が短くなりふくれる
120~121 頁:タケの生長を文と写真15で紹介している
①タケの生長 ②モウソウチクの生長 ③年輪ができないわけ ④タケの開花と 寿命
3冊目.千里の竹 吹B 64857790 1冊(全12頁)48枚 写真
-平成20年度(2008年度)夏季展示 図録 150円-
4章16節たてにて、竹と人との営み・歩みを社会文化史的にまとめている。
目次 今、タケを考える 吹田市り博物館館長 小山修三
Ⅰタケの世界 ①世界のタケ ②タケと地球環境問題 ③日本のタケ・ササ類
④鹿児島とアジアを繋ぐ竹の文化 方形首彼広口魚籠との出会い Ⅱ竹の日本史 ①竹の考古学 ②絵巻に描かれた竹 ③和歌にみる竹 ④江戸の 植物学
Ⅲ吹田の竹 ①吹田市出土の竹製品 カゴ 配水管 中世の井戸 ②千里丘陵 の竹利用 ③千里の竹-鑑蔵品より- ④湯立て神事 ⑤旧西 尾邸積翠庵
Ⅳ竹のエッセイ ①環境の壁を越えて-小屋名のしょうけ ②筍と逆上せ-東洋 医学の視点-③タケの薬効
すいたの昔ばなし 「狐坂」
4冊目.吹田市史 第3巻 吹B 64850100 第3部 産業経済の動向 310頁
旧山田村 筍の生産はの様子
旧山田村の農業 昭和14年(1939)頃
筍はほとんどの農家(429/630戸)が栽培しており年産額は約579トン4 万6300円に達し、村にとって最も重要な作物である
5冊目.山田郷土史 山田のあゆみ 吹B 63671499
筍工場があったことの証明とタケのこを掘る用具がわかる
明治からだんだん作付け面積増加 評判よく
① 知っていますか,山田のむかし 昭和26年(1951)-98頁-写真/筍 加工工場(提供:野口昭雄)
②知っていますか,山田のむかし 昭和50年(1975)-108頁 沖縄海 洋博覧会が開かれた-写真/筍掘の様子(提供:野口昭雄)
③山田村農業・産業の歩み-142頁 写真4枚 作業用具(タケノコ掘り ス キ クワ 桶 はかり 升)
④昔の農家の副業 -148頁◇山田の松茸・筍
山田の丘陵地においては、江戸時代から松茸をはじめ、筍などが栽培されていま した。松茸は・・・・戦争 松根油が採種され・・・・だんだん姿を消していき ました。
筍は孟宗竹の新芽で、江戸時代に、この地域でも栽培されるようになって今した が、明治になってからだんだんと栽培面積も増え市場に出荷されるようになりま した。大正時代になって、山田の村の中でも筍市場ができ、山田の筍は味がよい との評判で、大阪から仲買人が多くやってきました。缶詰工場もでき、山田の名 産となって販路は広くなりました。戦争中は一時絶えましたが、戦後になってよ り一層栽培面積も増え,山田の名産復活ともなり、農協にも大きな缶詰工場が作 られました。市場でも評判がよく、出荷も爆発的に増え、朝早く(4時頃)から 筍掘りに汗を流し、8時には出荷し、それから缶詰にする筍を掘るなどね筍に追 い回された時もありましたが、ニュータウンの開発・万博工事や住宅開発によっ て、殆ど姿を消してしまいました。
6冊目.街なかの自然 大阪吹田の生き物たち 吹B66010927 34~39頁
①植物 吹田の竹 竹の種類は・・・ 竹は「木か草か」竹なんです
②吹田市で多いのはモウソウチク:吹田は昔、タケノコの産地として知られ、千 里周辺の村には戦前150軒を超える生産者がいて「千里名物タケノコ缶詰」を つくる缶詰工場が11軒もあったそうです。(千里の歴史と伝統Ⅲ 平成4年1 992)(財)大阪千里センター
現在 - 日常用品はプラスチックや鉄製品 竹は使われ啼くなり タケノコ は、安価な外国産 - 竹を使わなくなった
③繁殖しすぎて荒れた竹林に:吹田市でも問題になっているのがモウソウチクの 繁殖 ここに-ボラ 千里竹の会他が・・・。
7冊目. 千里の歴史と伝統Ⅲ 吹B 60639937 197~204頁
第Ⅶ章 北摂の名産・名物 細く長く伝統を受け継いで
この章の記事は昭和61年(1986)から63年にかけて取材したもの
197頁 極上品「名物銀だけ(筍)」の夢 千里のタケノコ
198頁 写真2枚 独特のクワでタケノコの朝掘り/ゆったりと集荷・出荷 (新千里南町の西 熊野田農協で)
朝掘り、夕掘り 農協から共同出荷 2月末から5月初めにかけ
199頁 戦前までは百五十軒を超える生産者がいたが、今では二十軒 ・・
タケノコではメシは食べれません・・・小遣い稼ぎ 間引き
202頁 ①千里丘陵のまっとうな竹藪は 吹田市の山田 佐井寺 豊中市の上 新田 熊野町 野畑 みのうしの極一部
②千里ニュータウンでも周辺緑地や新千里東町に、昔の面影を残してい るが、これはタケノコノの生産が目的でなく、景観と伝統の緑を少し でも残すという役割の方が大きい。
③平成元年(1989)4月、大阪みどりの百選に「千里の竹林」(桃 山公園にあり 毎回見ている)
203頁 缶詰工場 60年ただひたすら ①上新田の川沿いに、タケノコ 缶詰工場がある。②西善食品という会社 ③長谷川正夫社長の話で は、代 は代わったが60年間つついているという。
④作業は・・ボイルから缶詰・・難しいのが選別 「牛のほるもんと 同じですわ」と言うことで45種類に選別 ⑤戦前 千里の缶詰工場は 熊野田の四軒を筆頭に、桜井谷と上新 田で二軒、下新田や江坂、小野原(箕面)にもあり11軒が”千 里名物タケノコ缶詰”を競った。
⑥日本人のタケノコ離れに加え、中国や台湾からの安い輸入が増え ては、もはや日本のタケノコ生産はカゲが薄い。
西善食品 Google 検索
豊中市上新田地域のタケノコ水煮缶詰工場は、過去の事例http://crd.ndl.go
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000161804
提供館
(Library) 豊中市立図書館 (2310050) 管理番号
(Control number) 6000018861
事例作成日
(Creation date) 2014/10/12 登録日時
(Registration date) 2014年11月06日 00時30分 更新日時
(Last update) 2014年12月11日 17時04分
質問
(Question)
豊中市上新田地域のタケノコ水煮缶詰工場は、過去の事例 http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000151758 によると現在は存在しないようだが、正確にいつ頃まであったかわかる資料はあるか。
回答
(Answer)
最後の1軒がいつ廃業したかわかる資料は発見できず。下記のことをお伝えした。
上記事例にも引用している『豊中・吹田今昔写真帖 保存版』(郷土出版社)には、p70に、最後となったタケノコ缶詰工場について「昭和とともに姿を消した」との記載があり。
豊中市新聞記事見出し検索 https://www.lib.toyonaka.osaka.jp/sinbun_midashi.html で「タケノコ」を検索すると、1988年(昭和63年)4月27日の朝日新聞記事「タケノコの缶詰つ゛くり最盛期」、毎日新聞記事「タケノコ罐詰め工場大忙し」、読売新聞記事「タケノコ罐詰め出荷の最盛期(西善食品)」がヒット。これらは全て同じ缶詰工場である西善食品についての記事で、市内に残る最後の工場としている。オンラインデータベースも合わせて検索するが、これ以降の西善食品についての記事は発見できず。
また、千里地域のミニコミ紙である「千里」「千里タイムズ」の1988年前後の記事を調べるが、やはり西善食品についての記載はなし。
「官報情報検索サービス」でも西善食品について調べたが、廃業等についての記事はヒットしなかった。
8冊目.竹づくし文化考 上田弘一郎7638-0203-8京都新聞1986年4月
京大農学部 明治31年生
Amazon.co.jp: 竹づくし文化考: 上田 弘一郎: 本
https://www.amazon.co.jp/竹づくし文化考-上田-弘一郎/dp/4763802038
Amazon.co.jp: 竹づくし文化考: 上田 弘一郎: 本. ... 漢字の起こりと竹の文化 ・竹に関する用語と漢字 ・用途からみた竹カンムリの漢字と竹の文化 ・時代 ・用途 ・竹取物語 ・越前竹人形 ・万葉集 ・詩歌 俳句 ・七夕 笹 ・竹稈ワラを用いた民俗行事 ・笹ササを ...
9冊目.植物の大常識 ボプラ社
32~ 33頁 ①茎の働き ②タケはどうやってのびる?
植物は動かないけれど、とってもおもしろい生き物。身近に見られる植物たちの生きる知恵など、びっくり話がいっぱいの一冊です。
本の情報 初版発行 :2005年10月 ISBN:978-4-591-08823-4サイズ:22cm x 15.5cm ページ :143ページ ジャンル :学習・実用 定価 :950円 (本体: 880円)
投稿情報: 23時55分 カテゴリー: 05 ボラ (古学・紫金山・千里竹の会・現美・WCI・吹田協同学), 10 記録 (歴史・社会・政治・法・経済・文化・文明) | 個別ページ
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。