聖火リレー実施は859市区町村
来年に延期された東京オリンピックの聖火リレーについて、大会組織委員会は、延期前と変わらない全国859の市区町村で実施することを発表しました。
来年に延期された東京オリンピックの聖火リレーは、当初の計画から日程を1日前倒しして来年3月25日に福島県をスタートし、延期前と同じ都道府県の順番で、およそ1万人のランナーが121日間をかけて全国をまわります。
大会組織委員会は15日、聖火リレーを行う自治体を発表し、延期前と変わらない全国のおよそ半数にあたる859の市区町村で実施することを明らかにしました。
また、1日の最後に行われる聖火の到着を祝うイベント「セレブレーション」の会場も公表しました。
聖火リレーを実施する都道府県の内訳は、当初の計画通り、開催都市の東京が15日間、東日本大震災の東北の被災3県と、オリンピックの競技会場が複数ある埼玉、千葉、神奈川、静岡の各県が3日間、ほかの道府県は2日間となります。
組織委員会では、各自治体での詳細なルートや、出発と到着の予定時間などについて、来年2月中旬ごろ公表する予定です。
一方、新型コロナウイルス対策については、沿道での3密の回避や、マスクの着用などを呼びかけていくことにしていますが、組織委員会が詳細なガイドラインを作成したうえで、各都道府県に通知し、対策を徹底するということです。