’70万博50周年の年にあたり、まずは暦をとおして世界の諸民族の文化を紹介したいと思います。たとえばキリスト教圏では東方正教、イスラーム圏ではイランのシーア派、チベット仏教圏ではモンゴルなどの暦を取り上げ、日本についても沖縄とアイヌの特殊な暦に言及します。 なお、聴講の方には新年のカレンダーを1部進呈いたします。 |
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▶ 2000年はうるう年・・・で?
2000年はうるう年です。「前回のうるう年が1996年だから4年後の今年がうるう年なのはあたりまえではないか」と思われる方もいると思いますが2000年はちょっと特殊な年なのです。
現在使われている暦はグレゴリオ暦(太陽暦の1つ)ですがこれには以下の法則があります。
- 西暦が4で割り切れる年はうるう年
- かつ、西暦が100で割り切れる年はうるう年では無い
- かつ、西暦が400で割り切れる年はうるう年
うるう年とは暦と季節がずれてしまうのを調節する為の日なのですが、これは地球が太陽を1周する時間に関係があります。
西暦が4で割り切れる年はうるう年
現在のグレゴリオ暦では通常1年365日ですが地球が太陽を1周するには約365日5時間48分46秒かかります。
このままだと暦上1年間に約5時間48分46秒足りなくなり、4年間で約23時間15分04秒の不足になりますね。この不足分を調節するのがうるう日、すなわち4年に1度のうるう年になります。
西暦が100で割り切れる年はうるう年ではない
「西暦が4で割り切れる年はうるう年」の中で4年間で約23時間15分04秒足りなくなる為にうるう日を追加すると説明しましたが、これでは約44分56秒多く追加されたことになります。
この誤差が100年経つと約17時間58分24秒になります。グレゴリオ暦では、この誤差を西暦が100で割り切れる年に調節する為、100年目はうるう年ではなくなります。
但し、西暦が400で割り切れる年が含まれる100年目は約18時間43分20秒になります。
西暦が400で割り切れる年はうるう年
「西暦が100で割り切れる年はうるう年ではない」の中で約17時間58分24秒(最初の100年目のみ約18時間43分20秒)の誤差を1日としたのでまた誤差が出ます。
はい、また100年で約6時間01分36秒(最初の100年目のみ約5時間16分40秒)足りなくなりました。またまたこの誤差が400年経つと約23時間21分28秒足りなくなります。
はい、またまた1日分の時間が足りなくなりました。この誤差を西暦が400で割り切れる年に調節する為、400年目ははうるう年になります。
簡単にまとめると
毎年、暦上約5時間48分46秒足りなくなります。
4年で約23時間15分04秒足りなくなります。この誤差を無くす為にうるう年が有ります。
しかし、うるう年ごとに約44分56秒多くなります。
年度 | うるう年誤差 | 年度 | うるう年誤差 | 年度 | うるう年誤差 | 年度 | うるう年誤差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1600年 | 00:44:56 | 1700年 | 無し | 1800年 | 無し | 1900年 | 無し |
1604~1696年 うるう年は24回 |
00:44:56 | 1704~1796年 うるう年は24回 |
00:44:56 | 1804~1896年 うるう年は24回 |
00:44:56 | 1904~1996年 うるう年は24回 |
00:44:56 |
合計誤差 | 18:43:20 | 合計誤差 | 17:58:24 | 合計誤差 | 17:58:24 | 合計誤差 | 17:58:24 |
100年誤差 | -05:16:40 | 100年誤差 | -06:01:36 | 100年誤差 | -06:01:36 | 100年誤差 | -06:01:36 |
うるう年ごとに増えた合計誤差を無くす為に100年目はうるう年にしません。しかし、合計誤差が24時間に満たないのでここでも誤差が出ます。
100年誤差を400年分たすと約23時間21分28秒になります。この誤差を無くす為に400年目はうるう年になります。
あれ?・・・
「400年ごとのうるう年」の計算でも誤差が出ていますね。約38分32秒。
これについては私が調べた範囲ではわかりませんでしたm(__)m。誰か知っていたら教えてください。
まっ、400年で約38分32秒なのでグレゴリウス13世(グレゴリオ暦を定めた人)は気にせんでもいいと思ったんでしょうか?
おまけ
いろいろややこしい計算で説明してきましたが、違う角度から説明してみましょう。
グレゴリオ暦のうるう年の法則に従うとうるう年は400年で97日有る事になります。
これを踏まえて、1年間の平均日数を求めると・・・約365日5時間49分12秒。確か地球が太陽を1周するのが約365日5時間48分46秒。と言う事は平均すると1年で26秒しか誤差が無いではないですか。いや~よく考えられていますね。
最後に
ここに書かれている事は、私が調べた中で疑問に思った事を、私なりに解釈して説明しています。本当はちゃんとした計算方法が有るのかもしれませんが他に説明している所が無い。
ほとんどが「4で割って・・・100で割って・・・」としか説明していません。何故「4で割る」のか「100で割り切れたら」などの説明が無い。
おかげでこんなややこしい計算を延々やるはめになってしまいました。気になると納得するまで考える性格なもので(~_~;)。あ~ぁ!邪魔くさかった。間違っていたら連絡してね!
スッキリ!! うるう年って何?どうして2月なのか?
こんにちわ。なぜを追求しその本質を知ることにのめり込むシンゴ(@shim5o)です。
うるう年とは、2月に29日がある年のことを言います。
- うるう年は、なぜあるのか?
- うるう年は、どうして2月なのか?
好奇心が湧いてきます!!笑
これはワクワクする調べものですね!! 全て解決します!!
うるう年が必要な理由。
1年は365日ではない!
1年は365日と定義されていますが、実際、1年は太陽の周りを地球が一周する時間を意味しています。しかし、実際は365.24日あります。1年に0.24日分多いことになります。
これ、4年経つと、約1日になります!!
計算するとこうなんです。
0.24×4 = 0.96日
なので、4年に一度、1日増やそうということで、その年をうるう年となることになりました。
うるう年の定義
うるう年の定義はこうなっています。
- 4で割り切れる年
- 100 で割り切れる年は対象外
- 100 で割り切れても400で割り切れたらうるう年
2016年はうるう年ですが、2100年はうるう年ではないんですね。そして、2400年はうるう年ということになります。
ではなぜ100とか400が出てくるのかですよね。
4年で1日分増やし続けると・・・
初めの計算で、4年に0.96日多くなるということを説明しました。
ただ、正しくいうと、4年で1日増やすと、0.04日足りないですよね?
つまり、真面目に4年に1度、うるう年してると、1年で0.01日足りないことになります。
なんてこった。。。
しかし!! 実は、その足りない分って、100年でちょうど1日分になるんです!!
なので、うるう年の定義で100で割り切れる年は対象外としているわけです。
400で割るときは、なぜうるう年?
最後にこの疑問が残ります。
説明をわかりやすくするために、1年は365.24日としましたが、実際は、365.2422・・・と端数があるんです。
詳細は書きませんが、その端数も考慮に入れると、100で割り切れる年だとしても、400年経つと、1日多くしないと割が合わなくなるわけです。
これでうるう年ウンチクについては完璧ですね!!笑
どうして2月なのか。
1年の始まりは3月だった!
その昔、紀元前に採用されていた暦に、ローマ暦というものがあります。ちなみに、紀元前とは、簡単にいうとイエス・キリストが生まれる前の時間を紀元前と言います。
このローマ暦では、1年の始まりは3月からだったのです!!
つまり、2月が1年の終わり。
うるう年を設定するとき、この流れから、1年の終わりに微調整しよう!! ということで、2月がうるう年の月として採用されることになりました。
3月が1年の始まりだった証拠。
証拠とは、3月の英語表現にあります。
英語では、March(マーチ) と言います。
ローマ暦を採用していた古代ローマ時代、ヨーロッパでは戦争が頻発していました。そこで、1年の始まりに、古代ローマの軍神を祀って、戦いの勝利を祈願していたそうです。
その軍神の名は、Mars(マルス) 。
このMarsが、Marchの由来です。このことからも、1年の始まりは3月だったことがわかります。
ちなみに、1月が1年の始まりなったのは、紀元前48年。古代ローマの権力者 カエサルが決まりを作りました。
まとめ
うるう年はなぜあるのか、なぜ2月なのかをまとめました。
好奇心は満たされましたか?
わたしはまだ満たされていません(笑) 今回、調べてさらに知りたくなってしまいました。日、月、年の定義です。なぜ1か月30日なのでしょう。好奇心は広がるばかりです。
コメント
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