さんふらわあ だいせつhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20150731/k10010174041000.html
北海道 苫小牧沖でフェリー火災か
7月31日 19時04分
苫小牧海上保安署によりますと、北海道の苫小牧港の沖合50キロ余りの海上でフェリー火災が起きたという通報があり、確認を急いでいます。
東京・港区の商船三井フェリーによりますと、火災が起きたのは「さんふらわあ だいせつ」というフェリーで、乗員乗客94人が乗っていて、このうち、71人が乗客とみられるということです。これまでのところ、けが人がいるという情報は入っていないということです。近くを航行しているフェリーが救助に向かっているということです。会社によりますと、31日午後5時32分にフェリーから本社に連絡があったということです。トラックを載せている車両デッキの中央付近で出火したということです。乗員による消火活動ができなかったため、乗客全員の避難を決めたということです。このフェリーは31日午前1時45分に茨城県の大洗港を出港して、北海道の苫小牧港に今夜7時45分に到着予定だったということです。
商船三井フェリーのホームページによりますと、「さんふらわあ だいせつ」は、総トン数1万1401トン、全長190メートル、旅客定員は154人で、車両は乗用車が62台、大型トラックが160台搭載できるということです。
茨城県の大洗港と北海道の苫小牧港を結ぶ航路を運航しているということです。
室蘭海上保安部によりますと、午後5時40分ごろに第一管区海上保安本部から苫小牧港沖でフェリー火災が起きたという連絡を受けて、午後6時半ごろから巡視船4隻を出して、乗客の救助に向かっているということです。
また、政府は午後6時25分に総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置しました。政府は関係省庁や地方自治体などと連絡を取り、火災の状況や、けが人が出ていないか、情報の収集に当たっています。