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昨年の記事:火の粉散る舞台 奈良・東大寺でお水取り 紙面で読む 火の粉を散らしながら東大寺二月堂の舞台を回る籠松明=12日夜、奈良市、水野義則撮影 奈良市の東大寺二月堂で「修二会(しゅにえ)」(お水取り)が行われ…(2013/03/13)
今年のことで:0742-22-1386 確認しました お話では 3/1~3/14迄 毎夜 火の粉を散らしながら東大寺二月堂の舞台を回る籠松明 奈良市の東大寺二月堂で「修二会(しゅにえ)」(お水取り)が
-3月1日から14日まで本行が行われ、終わるころには冬が明けていることから、春を告げる行事ともいわれる。奈良時代から続く伝統行事で、752年以来、途絶えたことがない。-
朝日新聞 be (e7)
(探訪 古き仏たち)秘仏十一面観音 東大寺・二月堂
2014年2月22日15時00分
■光背からしのぶ本尊の麗姿〈奈良市〉
東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)〈お水取り〉の本行が今年ももうすぐ始まる。1263回に及ぶこの行法の本尊は2体の十一面観音菩薩。大観音(おおがんのん)、小観音(こがんのん)と称され、東大寺の僧さえ目にしない絶対秘仏である。
写真は大観音の背後に立っていた銅造舟形光背・身光の一部だ。江戸前期1667(寛文7)年に会中(えちゅう)の出火で二月堂が全焼、頭部を飾る銅造円形光背の頭光(ずこう)や天衣(てんね)の破片とともに搬出された。両光背は火事でばらばらに割れ、欠損も多く、被災後は残片を舟形に整理補強し、堂外で保管されるようになった。
比較的欠損の少ない身光の表裏両面には、美術史の一級資料とされる芸術性の高い線刻図が鏨(たがね)彫りされている。
千手経に基づく観音の神変を図像化した仏画で、表には千手観音を中心に多くの仏菩薩や天部像を、裏にも陰刻の須弥山(しゅみせん)や仏像群などを配している。天平の線刻図としては東大寺大仏の銅造蓮弁に残る蓮華蔵世界図と並ぶ傑作だ。
この光背は、線刻図が素晴らしいだけではない。大観音の像容に迫る情報も多い。まず像高。光背の高さなどから2メートル前後と推定できる。光背や天衣片は鍍金(ときん)。とすれば像も鍍金で、光背の優れた意匠や技法と併せ像本体も秀作であることが確信できる。
さらに覚禅鈔(かくぜんしょう)という中世史料には大観音の頭部図像が載っている。それらを推量すると奈良・聖林寺の木心乾漆十一面観音や奈良・薬師寺の銅造聖観音の国宝像が思い浮かぶ。秘仏大観音の像容への思いは広がるばかりである。
ちなみに、もう一体の秘仏小観音も厨子(ずし)の寸法や重さから像高数十センチの金銅像と推測でき、中世史料の類秘抄(るいひしょう)には頭上面4段の図像も残る。小観音の姿にも好奇心が動く。
両光背は今、裏補強を修理中だ。そのため奈良国立博物館で開催中の恒例の「お水取り」展には今回欠場。だが、身光の拓本や覚禅鈔、類秘抄などは出展されており、秘仏の像容は十分にしのべる。
熱心な仏教信者は、仏像が見えなくても心は安らぐ。霊験を信じて崇敬する人の多い二月堂の秘仏十一面観音2体はまさにそんな仏像である。(フリー記者 岸根一正)
■素描・点描
・光背は重文。身光高さ226センチ、頭光径72センチ
・奈良国立博「お水取り」展は3月16日まで。修二会本行は3月1日から14日間
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