10/2 月 朝刊
(新世AI)デジタルツイン、踊るリアルな幻
米政府機関の閉鎖、回避 つなぎ予算成立、ウクライナ支援外す
ローカル線再編、議論後押し 自治体と事業者、国が協議の場
折々のことば:2868 鷲田清一
病が偶然もたらした意識不明の状態は、舞台に在る時の心理と寸分違わぬもの
(白洲正子)
(天声人語)「のぞき見」の誘惑
目の前に壁がある。そこに小さな穴があいていたら、どうするか。多くの人はのぞいてみるのではないだろうか。未知の世界が見られたらとワクワクするし、のぞくのが自分だけなら優越感もある。危険が潜む恐れがあったとしても、向こう側を見たい▼▼▼▼▼草原さんは「いつの時代も人間は小さな窓を通して驚きを求める。のぞく映像文化の本質は続くでしょう」と話す。会社で一人、スマホ画面をながめつつ、ふと思った。これものぞきではないか。
10/2 月 夕刊
大谷、本塁打王 けがで離脱でも二刀流44本、「大変光栄」 大リーグ、日本選手初
大企業・製造業、2期連続改善
アルメニア系幹部300人を国際手配
素粒子
追いつかない賃上げを、あざ笑うかのように。今月もまた値上げの波が押し寄せる。
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旧統一教会もセクハラも。沈黙の衆院議長が辞意。まさか、これで逃げ切る気なの。
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名古屋市でも「エスカレーター立ち止まり条例」施行。さて、義務化の効果いかに。
◎ ◎
ついに本塁打王だ。異次元を体現する大谷にしびれる。
10/3火 朝刊
ジャニーズ、補償後に廃業 性被害、325人が申告 タレントは新会社へ
大谷、世界に刻む本塁打王 44本、日本選手で初
mRNA研究、ノーベル賞 生理学・医学賞、コロナワクチンに貢献
折々のことば:2869 鷲田清一
人はみんな泣きながら生まれてくる。笑いながら出てくる赤ん坊なんていねえ。
(祖母・マツコ)
(天声人語)カリコ氏を励ました1冊
君はいいかげん年をとる前に自分が馬鹿なことをしているのに気がつくべきなんだよ――。生理学者のハンス・セリエ氏は若いころ、自らの研究について先輩学者から厳しく言われたことがあったという▼▼▼▼▼いまこの瞬間も、あすの成功をどこかで夢見ながら、結果の出ない研究に悩んでいる若き科学者たちがいるのを想像する。カリコ氏の栄誉が彼らの励みにも、なるといい。
10/3 火 夕刊
コピー機前の出会い、道を切り開いた ノーベル生理学・医学賞の2人会見
ウクライナ追加支援、7800億円提案 EU表明
9月は「信じられないような高温」
円安進む、一時149円80銭台後半
素粒子
記事中の数字に息をのむ。
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895億円(6億ドル)も。ささやかれる大谷の移籍費。
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性被害の補償要求が325人。「SMILE―UP(スマイルアップ).」
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1ドル=149円80銭台。きのう、年初来の安値を更新。
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27・23度。東京、名古屋、大阪、福岡の4都市の9月の平均気温。むろん過去最高。
10/4 水 朝刊
不登校2割増、最多29万人 小中、4割専門相談せず 文科省、昨年度調査
首相「解散カード、秋も冬も」 岸田政権2年、ちらつかせ多用
円安150円台、直後に急騰 3円近く、介入観測も
湖の上の雲 屈斜路湖 北海道
折々のことば:2870 鷲田清一
欠点のうちには、それが巧みに運用されると、美徳そのものよりも光るのがある。
(ラ・ロシュフコオ)
(天声人語)その後のトットちゃん
校長先生は言った。「さあ、なんでも先生に話してごらん。話したいこと、ぜんぶ」。女の子は話した。いま乗ってきた電車が速かったこと。前の小学校にツバメの巣があること。いつまでも鼻をズルズルやっていると、ママにしかられるから、なるべく早くかむこと▼▼▼▼▼「まあ、読んでいただければと思います」。黒柳さんはきのうの記者会見で、そう言った。あの笑顔で。
10/4 水 夕刊
160キロの記憶、今を支える 大谷と戦った高3夏「かけがえない財産」
米下院議長の解任可決、史上初
バイデン氏次男が無罪主張
為替相場乱高下、介入言及せず 鈴木財務相
素粒子
ひっきりなしに解散風が吹いている。観測気球もちらほらと。きょう岸田政権2年。
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「減税も大義に」を笑う。増税を公約に掲げて選挙をする気なんてないでしょうに。
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小中学生の3・2%、ほぼ30万人が不登校。日本社会の息苦しさの一断面に見える。
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あすから2回目の海洋放出の予定。水質に目を凝らす。
10/5 木 朝刊
辺野古、知事は判断保留 国、きょうにも代執行訴訟 設計変更
アマゾン配達員、労災認定 フリーランス 実態は雇用、判断
円一時150円・株安・長期金利上昇 揺れた市場、米金利が震源
折々のことば:2871 鷲田清一
よい店、よい商人というものは、構えでなく、愛嬌(あいきょう)でなく、ただあつかう物にどことなく気品がただようものである。
(色川武大〈たけひろ〉)
(天声人語)江戸時代の犯罪記録
時代は江戸、寛政9年というから西暦では1797年のことである。南部家が藩主の盛岡の地で、大量の公文書が掃除係によって盗まれるという事件が起きていた。藩の調べによると、犯行は密(ひそ)かに9年に及び、8千枚もの重要書類が持ち出されていたという▼▼▼▼▼冒頭の事件で、掃除係は「打ち首獄門」になった。盗まれた書類はおそらくロウソクの芯にでもなり、永遠に失われた。「盗まれなければ、いまごろここにあったかも。何の書類だったかさえ分からないのが、悔しいです」。福島さんは、そう話している。
10/5 木 夕刊
デコトラこそ、我が人生 広島のカリスマ職人、交通安全へチャリティー撮影会
トマホーク取得、1年前倒しへ
参院徳島・高知補選、2氏届け出
処理水、2回目の放出を開始
素粒子
勧告にも指示にも従わないなら代執行。沖縄の民意を潰し、政府が既定路線を進む。
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米国の共和党の内紛に、ロシアがにんまりしてそうな。
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「NG記者リスト」に呆(あき)れる。聞かれたくない質問にも答えるのが会見でしょうに。
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まぁ首相会見でも、よく指名される会社と、なかなかされぬ新聞社があるけれども。
10/6 金 朝刊
辺野古、代執行へ国が提訴 高裁に知事へ命令求める 設計変更
トマホーク調達、1年前倒し 敵基地攻撃能力、導入急ぐ 25年度で日米一致
参院補選、与野党一騎打ち 問われる岸田政権 徳島・高知告示
冬の入り口 富士山「初冠雪」
折々のことば:2872 鷲田清一
自分は余人をもって代えがたい人間だと思うな/そう思わせてもいけない
(ドナルド・ラムズフェルド)
(天声人語)アトの世界、ナノの世界
仏教はときに、とてつもない時間のものさしを持ち出して教えを説く。40里四方の大きな石があった。そこへ100年に1度天人がやってきて、薄い衣でひとなですると去っていく。石が消えるまで、その摩擦を繰り返しても終わらぬ時間を「劫(こう)」と呼ぶ▼▼▼▼どちらも、がんの診断や次世代の太陽電池などに役立つとされているが、あまり現世的に考えすぎるのもかえって夢がなかろう。どこまでも小さい世界。どこまでも先の未来。追い求めることに人間の本性はある。
10/6 金 夕刊
走れない「トレラン」、なぜ? 環境保全・伝統との共存、模索 摩擦相次ぎ国が指針
ロシアの国防費、歳出の3割に
世界平均気温、9月も大幅上昇
8月の実質賃金、前年比2.5%減
素粒子
さすがに突き進めまいて。札幌市が30年五輪を断念へ。全面撤退の道もあるのでは。
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最新型でないトマホークを前倒し購入へ。米軍の在庫処分に見えなくもないけれど。
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あれれ、与野党激突の参院補選の告示日に、首相が野党党首の並ぶ連合大会で秋波。
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やっと季節がうつろう。純白の秋明菊(しゅうめいぎく)が清楚(せいそ)に咲いた。
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10/7 土 朝刊
イランの女性活動家、平和賞 ナルゲス・モハンマディさん 獄中から人権と自由訴え ノーベル賞
国の基金残高、16兆円超 19年度末から7倍に 昨年度末 国民負担、かさむ懸念
駐車スペース、そこでいいの? 高速のSA・PA
折々のことば:2873 鷲田清一
自分は善人だから……と思っている人くらい、何をしでかすか判(わか)りません (渡辺一夫)
(天声人語)命がけで届ける声
道路の真ん中で、たった2人の女子生徒が抗議に立つ。「本と教師がほしい」と叫ぶと、幸福感に満たされていった――。『わたしのペンは鳥の翼』は、アフガニスタンの女性18人による短編集だ。そのひとつ「花」は、2年前に実際に起きたテロ事件を題材としている▼▼▼▼▼家父長制や社会の抑圧で苦悩する女性たちは、世界各地にいる。物語をつむぐこと、声をあげることが、命がけの国もあるのだ。私たちは、忘れてはいけない
10/7 土 朝刊 be
(フロントランナー)東京都狛江市副市長・平林浩一さん 意思のない人はいない
10/7 土 夕刊
タマネギ列車、険しい鉄路 供給の頼みの綱、赤字路線の重圧
(Photo Story)浅草の喜劇王
素粒子
ノーベル平和賞に拍手しながら、今年もまた思う。いまスーチー氏はどうしている。
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日本が過去を謝罪した日韓共同宣言から、あすで25年。いまだ歴史摩擦を引きずる。
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前年比2・5%減。17カ月連続マイナス。きのう公表の8月の実質賃金にガックリ。
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たぶん明晩は絶叫するだろう。「打倒!!アルゼンチン」
コメント
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