023年3月3日、18:22:14 慌 あわてて 14年後とか 聞きかじり
金星と木星の接近(2023年3月) | 国立天文台(NAOJ)
夕方の空で明るい2惑星が大接近
2月から、日の入り後の空で二つの明るい惑星が目を引いてきました。金星と木星です。日々高度を下げる木星と、逆に高度を上げてきた金星は、1カ月を通して次第に近づくように移動してきました。3月2日には、この2惑星が最も接近して見えます。
日の入りから30分後のまだ明るい空でも、約マイナス4等の金星は一目でわかるでしょう。そのすぐ隣に並ぶ木星も約マイナス2等で、十分に見つけられる明るさです。時間が進むと二つの惑星は低空に移っていきますが、暗くなっていく空の中で圧倒的に明るい2惑星がぴったりと寄り添う光景は、とても目を引くでしょう。
金星と木星の離角(見かけの間隔。角距離とも)は約30分角、これはちょうど月1個分を間に挟む程度の間隔です。双眼鏡や、低倍率の望遠鏡で見ても、視野の中で同時に観察することができます。倍率によっては、木星のガリレオ衛星が並んでいる様子も楽しめるでしょう。金星はほとんど満ちて丸い姿をしています。
(参照)暦計算室ウェブサイト:「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。「こよみの計算」では、太陽や月、惑星の出入りの時刻や方位などを調べることができます。
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