○小学校学習指導要領(平成27年3月告示)(抄)
第1章 総則
第1 教育課程編成の一般方針
2 学校における道徳教育は,特別の教科である道徳(以下「道徳科」と
いう。)を要として学校の教育活動全体を通じて行うものであり,道徳
科はもとより,各教科,外国語活動,総合的な学習の時間及び特別活
動のそれぞれの特質に応じて,児童の発達の段階を考慮して,適切
な指導を行わなければならない。
道徳教育は,教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根
本精神に基づき,自己の生き方を考え、主体的な判断の下に行動し、
自立した人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性
を養うことを目標とする。
小・中学校における道徳教育は、
「特別の教科 道徳」を要に学校の教育活動全体を通じて実施
小・中学校における道徳教育及び道徳科の基本的な考え方
※中学校学習指導要領も同様 3
【「特別の教科 道徳」の目標】
○ 第1章総則の第1の2に示す道徳教育の目標に基づき、よりよく生き
るための基盤となる道徳性を養うため、道徳的諸価値についての理解
を基に、自己を見つめ、物事を(広い視野から)多面的・多角的に考え、
自己(人間として)の生き方についての考えを深める学習を通して、道
徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる。
※括弧書きは中学校
【「特別の教科 道徳」の内容構成】
○ 道徳教育の内容として、以下の4つの視点から具体的な内容項目を
提示。
A 主として自分自身に関すること
B 主として人との関わりに関すること
C 主として集団や社会との関わりに関すること
D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
小・中学校における道徳科の目標及び内容
4
5
小学校 道徳科の内容項目
小学校の内容項目を表すキーワード
A 主として自分自身に関すること
○ 善悪の判断,自律,自由と責任(低、中、高)
○ 正直、誠実(低、中、高)
○ 節度、節制(低、中、高)
○ 個性の伸長(低、中、高)
○ 希望と勇気、努力と強い意志(低、中、高)
○ 真理の探究(高)
B 主として人との関わりに関すること
○ 親切、思いやり(低、中、高)
○ 感謝(低、中、高)
○ 礼儀(低、中、高)
○ 友情、信頼(低、中、高)
○ 相互理解、寛容(中、高)
C 主として集団や社会との関わりに関すること
○ 規則の尊重(低、中、高)
○ 公正、公平、社会正義(低、中、高)
○ 勤労、公共の精神(低、中、高)
○ 家族愛、家庭生活の充実(低、中、高)
○ よりよい学校生活、集団生活の充実(低、中、高)
○ 伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度(低、中、高)
○ 国際理解、国際親善(低、中、高)
D 主として生命や自然、崇高なもの
との関わりに関すること
○ 生命の尊さ(低、中、高)
○ 自然愛護(低、中、高)
○ 感動、畏敬の念(低、中、高)
○ よりよく生きる喜び(高)
※ 赤字は今回の学習指導要領改正に伴い新たに指導することとなった学年段階を示している。
6
中学校 道徳科の内容項目
中学校の内容項目を表すキーワード
A 主として自分自身に関すること
○ 自主,自律,自由と責任
○ 節度、節制
○ 向上心、個性の伸長
○ 希望と勇気、克己と強い意志
○ 真理の探究、創造
B 主として人との関わりに関すること
○ 思いやり、感謝
○ 礼儀
○ 友情、信頼
○ 相互理解、寛容
C 主として集団や社会との関わりに関すること
○ 遵法精神、公徳心
○ 公正、公平、社会正義
○ 社会参画、公共の精神
○ 勤労
○ 家族愛、家庭生活の充実
○ よりよい学校生活、集団生活の充実
○ 郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度
○ 我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度
○ 国際理解、国際貢献
D 主として生命や自然、崇高なもの
との関わりに関すること
○ 生命の尊さ
○ 自然愛護
○ 感動、畏敬の念
○ よりよく生きる喜び
高等学校における道徳教育について①
○高等学校学習指導要領(平成21年3月告示)(抄)
第1章 総則
第1款 教育課程編成の一般方針
2 学校における道徳教育は,生徒が自己探求と自己実現に努め国家・ 社会の一員と
しての自覚に基づき行為しうる発達の段階にあることを考慮し人間としての在
コメントを投稿
アカウント情報
(名前は必須です。メールアドレスは公開されません。)
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。