11/8 火 朝刊
原発事故費、想定検証促す 既に半分超12兆円支出 廃炉費さらに膨らむ恐れ 検査院
原発停止中は「運転期間外」 経産省、「60年超」案最終調整
コロナ対策、無駄・不適切102億円 病床確保交付金など 検査院
折々のことば:2551 鷲田清一
「やりたいことをやり続けたら、周りがあきらめてくれるのよ」
(矢野顕子)
(天声人語)11月の霧
11月の霧は、かつてロンドン名物だった。19世紀の英作家ディケンズは長編小説『荒涼館』の冒頭で、一つの段落に「霧」を13回も連発した。テムズ川の上流と下流に霧。沼地や高原も霧。石炭船や大型船に入り込む霧。人々は「霧に包まれ、気球に乗って雲の中にいるようだ」と▼▼▼▼▼〈秋霧のしづく落して晴れにけり〉前田普羅。戦争が今、世界中に重い難問を突きつけている。立ちこめた霧が消えて晴れるように、大勢で知恵を出し合い乗り越えられることを願う。
11/8 火 夕刊
時代まとう、ジュリーの世界 沢田研二さんの衣装・ビジュアル担当、アート本出版
被害救済新法、政府が今国会提出へ
実質賃金、6カ月連続マイナス
外貨準備高3.5%減、為替介入影響
素粒子
「票を盗まれた」と根拠なく叫び続ける前大統領と、それに追従する候補者の勢いが伝えられる米国の中間選挙。
◎
異様な光景に暗然とし、恐怖すら感じるが、ふと立ち止まる。さてわが足元は――。
◎
一人一票のはずが0・3票や0・5票分の権利しか与えられず「票を盗まれ」ている人、数多く。こちらは理のある怒り。あるべき姿に早く。
11/9 水 朝刊
救済新法「今国会提出へ努力」 支持率低迷、方針一転 首相表明
M7地震の「後発」警戒 M9想定、防災へ注意情報 北海道・三陸沖
米中間選挙、投票始まる
出馬表明を念頭「15日重大発表」 トランプ氏、大統領選
折々のことば:2552 鷲田清一
「自分、空飛ぶんやろ? 飛行機は、向かい風を受けて高~く飛ぶんや」(由良)
(天声人語)停電の街に迫る冬
どんよりとした鉛色に空は広く覆われている。停電の相次ぐ街に、シトシトと降り続く冷たい小雨。「重たい暗さを感じます」。ウクライナで取材をしている本紙の喜田尚記者の電話の声は沈んで聞こえた▼▼▼▼▼喜田記者と話している最中にも短い停電があった。首都のホテルも暖房は弱めで寒いそうだ。出口の見えない惨状を前に何もできないもどかしさを感じる。ぎゅっと拳を握る。
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