1/3 水 朝刊「米射程 核ミサイル配備」
天声人語 しめかざり 400点 森須須 磨子
しめ飾りを研究しているデザイナー森須磨子さん(47)にとって年末年始の1週間は最も慌ただしい時期である。手間ひまかけて作られたしめ飾りを求め、街から街をめぐる▼「正月がすむと一斉に外される。面白いものがないか移動中は列車の窓にかじりつき、乗り換え時間も惜しんで露店や商店を回ります」。20年をかけて集めた品は約400点。成果を『しめかざり』(工作舎)として刊行した▼様式は千差万別である。石川では甲羅をかたどった「亀」を数多く見た。岡山や鳥取では輪を並べた「眼鏡」を収集した。「鶴」は九州一円に多く、秋田と徳島では「宝船」を見つけた▼「しめ飾りの分布図は都道府県に重ねられません。……本文:619文字この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
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