今日の夕刊(朝日新聞)
でしょう・・・区別が難しいくなっている
・・・
馬鹿にされたことの光景が眼前に
「友達いない」芥川賞の田中さん「慎太郎に肯定されたくない」
Photo By 共同 第146回芥川賞を受賞した田中慎弥さん(39)が、受賞作「共喰い」について「○△×」で「△」を付けたと明かした選考委員の石原慎太郎・東京都知事に対して「どうせなら×をつけてほしかった」と重ねて不快感を示した。22日に放送されたテレビ朝日番組で述べた。17日の受賞発表から舌戦が続いており、田中さんは「石原慎太郎に肯定されたくない」とも語った。
番組は「サンデースクランブル」(日曜前11・45)で、田中さんは物議を醸した受賞会見翌日の18日にインタビューに応じた。ワインを2杯飲んでから臨んだ会見については「思っていたことを言っただけ。お酒も入っていたので、言いたいことを全部言った感じですね」と振り返った。
眉間にしわを寄せ、終始、不機嫌な様子だった会見時とは違って、リラックスした表情。時折、笑みもこぼれた。だが、石原知事に対しては辛辣(しんらつ)な言葉が続いた。
石原知事が「共喰い」を「読み物としては読めたけど、ある水準に達していない」と「○△×」の3段階で真ん中の「△」と評価したことに、「(点数を)付けてもらえるなら何でもいいですけど、どうせだったら×がよかった」と険しい表情。その理由について「石原慎太郎に肯定されたくないじゃないですか。石原さんに褒められるほど、私はヤキは回ってない」と説明。さらに「石原慎太郎という存在は、良くも悪くも石原慎太郎ですから…好かれるようにはなりたくない」と続けた。
好きな作家については「谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫」と明かし、芥川賞の先輩の石原知事の名前は挙げなかった。
石原知事が選考会を前に候補作について「ばかみたいな作品ばかり」と発言したことで、田中さんが「都知事閣下と都民各位のために(芥川賞を)もらっといてやる」と応じて“舌戦”に。このインタビュー日の18日には、知事が選考委員を今回限りで「辞める」と宣言した。知事はこれまでのところ、田中さんについて「生意気でいいじゃない。小説家とはそういうもの」と“大人の対応”をしている。
“口撃”を緩めない田中さん。「友達に対してもこんな感じ?」の質問には、さらに表情を緩めながら「友達はいません」と即答した。
【田中さんVS石原知事 舌戦経過】
▼1月6日 石原知事が芥川賞候補作について「苦労しながら読んでる。ばかみたいな作品ばかり」と論評
▼17日 田中さんが受賞会見で「断って気の小さい選考委員が倒れてしまうと都政が混乱する。都知事閣下と都民各位のために、もらっといてやる」と挑発
▼18日 石原氏が「今回をもって辞める。全然刺激にならない」と選考委を辞任する意向を表明。田中さんについて「いいじゃない、皮肉っぽくて。彼の作品は評価した」
▼20日 芥川賞主催の日本文学振興会が石原氏の選考委退任を発表
[ 2012年1月23日 06:00 「友達いない」芥川賞の田中さん「慎太郎に肯定されたくない」
第146回芥川賞に決まった田中慎弥さん Photo By 共同 |
第146回芥川賞を受賞した田中慎弥さん(39)が、受賞作「共喰い」について「○△×」で「△」を付けたと明かした選考委員の石原慎太郎・東京都知事に対して「どうせなら×をつけてほしかった」と重ねて不快感を示した。22日に放送されたテレビ朝日番組で述べた。17日の受賞発表から舌戦が続いており、田中さんは「石原慎太郎に肯定されたくない」とも語った。
番組は「サンデースクランブル」(日曜前11・45)で、田中さんは物議を醸した受賞会見翌日の18日にインタビューに応じた。ワインを2杯飲んでから臨んだ会見については「思っていたことを言っただけ。お酒も入っていたので、言いたいことを全部言った感じですね」と振り返った。
眉間にしわを寄せ、終始、不機嫌な様子だった会見時とは違って、リラックスした表情。時折、笑みもこぼれた。だが、石原知事に対しては辛辣(しんらつ)な言葉が続いた。
石原知事が「共喰い」を「読み物としては読めたけど、ある水準に達していない」と「○△×」の3段階で真ん中の「△」と評価したことに、「(点数を)付けてもらえるなら何でもいいですけど、どうせだったら×がよかった」と険しい表情。その理由について「石原慎太郎に肯定されたくないじゃないですか。石原さんに褒められるほど、私はヤキは回ってない」と説明。さらに「石原慎太郎という存在は、良くも悪くも石原慎太郎ですから…好かれるようにはなりたくない」と続けた。
好きな作家については「谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫」と明かし、芥川賞の先輩の石原知事の名前は挙げなかった。
石原知事が選考会を前に候補作について「ばかみたいな作品ばかり」と発言したことで、田中さんが「都知事閣下と都民各位のために(芥川賞を)もらっといてやる」と応じて“舌戦”に。このインタビュー日の18日には、知事が選考委員を今回限りで「辞める」と宣言した。知事はこれまでのところ、田中さんについて「生意気でいいじゃない。小説家とはそういうもの」と“大人の対応”をしている。
“口撃”を緩めない田中さん。「友達に対してもこんな感じ?」の質問には、さらに表情を緩めながら「友達はいません」と即答した。
【田中さんVS石原知事 舌戦経過】
▼1月6日 石原知事が芥川賞候補作について「苦労しながら読んでる。ばかみたいな作品ばかり」と論評
▼17日 田中さんが受賞会見で「断って気の小さい選考委員が倒れてしまうと都政が混乱する。都知事閣下と都民各位のために、もらっといてやる」と挑発
▼18日 石原氏が「今回をもって辞める。全然刺激にならない」と選考委を辞任する意向を表明。田中さんについて「いいじゃない、皮肉っぽくて。彼の作品は評価した」
▼20日 芥川賞主催の日本文学振興会が石原氏の選考委退任を発表
[ 2012年1月23日 06:00
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