気になり
http://tenki.jp/pollen/pref-30.html
そして、
花粉症(かふんしょう、hay fever / pollen allergy / pollen disease, 医 pollinosis または pollenosis )とはI型アレルギー(いちがた-)に分類される疾患の一つ。植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群のことである。枯草熱(こそうねつ)とも言われる。日本の場合はスギ花粉が抗原となる場合が多いが、その場合は記事 スギ花粉症を参照。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどはアレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)の症状であり、花粉の飛散期に一致して症状がおこるため、季節性アレルギー性鼻炎(対:通年性アレルギー性鼻炎)に分類され、その代表的なものとなっている。目の痒みや流涙などはアレルギー性結膜炎の症状であり、鼻炎同様に季節性アレルギー性結膜炎に分類される。広義には花粉によるアレルギー症状全てを指すこともあるが、一般的には上記のように鼻および目症状を主訴とするものを指す。また、狭義には鼻症状のみを指し、目症状は結膜花粉症(または花粉性結膜炎)、皮膚症状は花粉症皮膚炎または花粉皮膚炎)、喘息の症状は花粉喘息、喉の不快感などの症状はアレルギー性咽喉頭炎などと別に呼ぶことがある。
この記事では、hay fever = 枯草熱、pollinosis = 花粉症というように、古語・現代語、一般名・疾病名、の観点で呼び分けることもある。枯草熱も医薬品等の効能に表記されるれっきとした医学(医療)用語であるが、ここでは花粉症で統一する。なお、pollen allergy は花粉アレルギー、pollen disease は花粉病(花粉による疾患)の意である。
花粉症の症状の治癒と予防に関しては、臨床上の観察において、アレルゲン免疫療法(減感作療法)以外の治療では治癒や予防は期待できなく、花粉やダニの免疫療法の必要性を説く医師もいる[1]。
桜前線(さくらぜんせん)とは日本各地の桜(主にソメイヨシノ)の開花予想日を結んだ線のことである。「桜前線」という言葉はマスコミによる造語で、1967年(昭和42年)頃から用いられている。桜前線は例年3月下旬に九州南部・四国南部へ上陸し順次、九州北部・四国北部、瀬戸内海沿岸・関東地方、北陸地方、東北地方と北上し5月上旬に北海道に至る形で描かれる。
気象庁による開花予想 [編集]
3月初めから気象庁が発表する「さくらの開花予想」の中にて示されていた。「桜前線」はマスコミによる造語であり、気象庁の公式用語ではない。気象庁の資料では、さくらの開花予想の等期日線図といっていた。
発表方法 [編集]
気象庁による「さくらの開花予想」の発表は、1951年(昭和26年)に関東地方を対象に始められた。その後、1965年(昭和30年)より沖縄・奄美地方を除く全国を対象に行われるようになった。2010年からは予想はとりやめ、観測のみを行っている。
気象庁は、毎年3月の第1水曜日に第1回の「さくらの開花予想」を発表していた。その後、毎水曜日に適宜修正しながら4月下旬の第8回まで予想日の発表を行い関東、北陸、甲信、東海、近畿、中国、四国、九州は第1-3回、東北は第3-5回、北海道は第6-8回で発表を行っていた。
花が5-6輪開いた場合、気象庁は「開花」と発表する。また、定義に満たなくても数輪咲いた場合は「開花間近」と発表していた(2009年(平成21年)より)。
気象庁によると開花から満開(80%以上が咲いた状態)までの日数は沖縄・奄美地方で約16日、九州から東海・関東地方では約7日、北陸・東北地方では約5日、北海道地方では約4日と北上するほど短くなる傾向にあると説明している。
またさくらの開花を平均値(1971年(昭和46年) - 2000年(平成12年)の30年間の累年平均値)と比べて2日以内のズレであれば「平年並」、3日以上のズレがある場合「早い」・「遅い」、7日以上のズレがある場合「かなり早い」・「かなり遅い」と発表する。最近[いつ?]は地球温暖化のため「早い」の表現が、毎年繰り返されていた。
観測方法 [編集]
気象庁による桜の開花日・満開日の観測地点は全国68ヶ所で、相次ぐ測候所の閉鎖で徐々に減少傾向にある。主にソメイヨシノを観測対象としていた(北海道地方の北部及び東部は、エゾヤマザクラまたはチシマザクラ。沖縄・奄美地方は、カンヒザクラ)。
桜の花芽は前年の夏に形成され始めて休眠状態に入り、秋・冬の一定期間の低温を経て春の気温上昇とともに生長して開花する。さくらの開花予想は、この桜の花芽の生長が気温に依存する性質を利用して行われる。以前は、各地の標本木の蕾をとりそのつど重さを量る方法で各気象台独自で行われていた。1996年(平成8年)からは過去の開花日や平均気温、その年の気温の状況や予想などのデータを元に前年秋からの平均気温の積算値を考慮した方法で東京にあるコンピュータを用いて全国のデータを計算していた。
2007年(平成19年)のトピックス [編集]
2007年(平成19年)の第1回発表では計算に用いるプログラムに一部不具合があったため、東京・静岡など4地点について誤った予想日を発表してしまった。このため、3月14日の第2回発表で気象庁は訂正して陳謝した。
かつては九州から北東方向にほぼ順に桜前線が北上していたが、最近は桜前線が複雑な曲線を描いて進んでいくこともある。特に九州南部の開花が九州北部や本州より遅れる逆転現象が特徴的である。その原因が「休眠打破」という現象で、暖冬傾向で桜が開花する条件である冬の間の一定の低温期間が不十分で休眠できずに開花が遅れると考えられている。例えば2007年(平成19年)3月14日に気象庁が発表した開花予想によれば、鹿児島より東京の方が先に咲くとされた。実際に東京都心のサクラ(標本木は靖国神社にある)が3月20日に全国で最初に開花した。なおこの日、東京の開花が宣言される数時間前に発表された第3回の開花予想では東京は3月22日になっており数日前から数輪の花が咲いているにもかかわらず現実を反映していない発表となった。これは現在の開花予想手法がサクラの蕾のふくらみ具合など実物の開花の様子が考慮されないことに起因する。
開花予想発表の終了 [編集]
気象庁は、民間事業者による開花予想が行われるようになったため「気象の応用情報の業務は民間事業者に任せる」との理由で2010年(平成22年)より開花予想の発表をとりやめた[1]。
これにより、開花予想発表は民間の3業者(ウェザーニューズ、ウェザーマップ、日本気象協会)が提供することとなる。
ウェザーニューズによる開花予想 [編集]
ウェザーニューズでは、2003年(平成15年)より独自の調査による開花予想を発表している。2月中旬に桜の開花傾向を発表した後、3月1日に第1回の開花予想を発表する。
発表する地点は多くの花見の名所(2010年(平成22年)は660箇所)であるが報道発表では各都道府県内の代表的な花見名所を発表するため、気象庁の予想と場所がずれることがある(気象庁の標本木は各地の気象台内にあることが多かった)。
ウェザーニューズの開花予想は、従来の手法に加え花見の名所での取材や「さくらプロジェクト」に参加するサポーターの情報などを取り入れている。
なお、2010年(平成22年)から開花日の定義を「対象の木に1輪以上開花した日」に変更すると発表した[2]。
詳細は「さくらプロジェクト」を参照
開花日と満開日 [編集]
地点名 | 開花 平年日 | 最早日 | 最晩日 | 満開 平年日 | 最早日 | 最晩日 | 代替種目 |
稚内 |
5/16 |
4/29 (2002) |
5/25 (1980) |
5/19 |
5/02 (2002) |
5/30 (1953) |
エゾヤマザクラ |
旭川 |
5/07 |
4/23 (2008) |
5/16 (1980) |
5/09 |
4/25 (2002) |
5/19 (1980) |
エゾヤマザクラ |
網走 |
5/13 |
4/28 (1998) |
5/24 (1996) |
5/15 |
5/01 (2002) |
5/27 (1996) |
エゾヤマザクラ |
札幌 |
5/05 |
4/21 (2008) |
5/14 (1980) |
5/08 |
4/25 (2008) |
5/21 (1984) |
|
帯広 |
5/07 |
4/23 (1998) |
5/19 (1984) |
5/09 |
4/26 (1998) |
5/21 (1984) |
エゾヤマザクラ |
釧路 |
5/18 |
5/07 (1972) |
5/30 (1984) |
5/22 |
5/10 (1972) |
6/04 (1984) |
エゾヤマザクラ |
根室 |
5/20 |
5/08 (2002) |
5/30 (1984) |
5/25 |
5/13 (2002) |
6/08 (1960) |
チシマザクラ |
室蘭 |
5/08 |
4/23 (2002) |
5/25 (1984) |
5/12 |
4/28 (2002) |
5/30 (1984) |
|
浦河 |
5/11 |
4/28 (2002) |
5/25 (1984) |
5/14 |
5/02 (2002) |
5/29 (1984) |
エゾヤマザクラ |
函館 |
5/03 |
4/18 (2002) |
5/23 (1984) |
5/07 |
4/21 (2002) |
5/27 (1984) |
|
青森 |
4/26 |
4/14 (2002) |
5/11 (1984) |
5/01 |
4/16 (2002) |
5/18 (1984) |
|
秋田 |
4/19 |
4/07 (2002) |
4/30 (1984) |
4/24 |
4/12 (2002) |
5/08 (1965) |
|
盛岡 |
4/23 |
4/11 (2002) |
5/06 (1984) |
4/27 |
4/16 (2002) |
5/09 (1984) |
|
酒田 |
4/16 |
4/04 (2002) |
4/27 (1984) |
4/20 |
4/08 (2002) |
5/02 (1965) |
|
山形 |
4/17 |
4/03 (2002) |
4/29 (1984) |
4/21 |
4/06 (2002) |
5/04 (1984) |
|
仙台 |
4/12 |
3/29 (2002) |
4/28 (1984) |
4/18 |
4/03 (2002) |
5/03 (1984) |
|
福島 |
4/11 |
3/29 (2002) |
4/25 (1984) |
4/15 |
4/02 (2002) |
4/28 (1984) |
|
銚子 |
4/01 |
3/19 (2002) |
4/16 (1984) |
4/09 |
3/29 (2002) |
4/23 (1984) |
|
宇都宮 |
4/03 |
3/18 (2002) |
4/18 (1984) |
4/10 |
3/25 (2002) |
4/24 (1984) |
|
福井 |
4/05 |
3/26 (2002) |
4/17 (1984) |
4/10 |
3/31 (2002) |
4/21 (1984) |
|
前橋 |
4/01 |
3/20 (2002) |
4/15 (1984) |
4/08 |
3/28 (2002) |
4/21 (1984) |
|
熊谷 |
3/31 |
3/17 (2002) |
4/14 (1984) |
4/08 |
3/22 (2002) |
4/20 (1984) |
|
水戸 |
4/04 |
3/20 (2002) |
4/20 (1984) |
4/10 |
3/28 (2002) |
4/27 (1984) |
|
東京 |
3/28 |
3/16 (2002) |
4/11 (1984) |
4/05 |
3/21 (2002) |
4/17 (1984) |
|
横浜 |
3/28 |
3/15 (2002) |
4/10 (1984) |
4/05 |
3/22 (2002) |
4/15 (1984) |
|
大島 |
3/30 |
3/17 (2002) |
4/07 (1984) |
4/06 |
3/23 (2002) |
4/13 (1984) |
|
三宅島 |
3/29 |
3/16 (1989) |
4/05 (1995) |
4/05 |
3/26 (1966) |
4/13 (1988) |
|
八丈島 |
4/02 |
3/19 (2006) |
4/23 (1969) |
4/10 |
3/29 (1996) |
5/01 (1979) |
|
輪島 |
4/11 |
3/29 (2002) |
4/24 (1984) |
4/15 |
4/02 (2002) |
4/28 (1984) |
|
新潟 |
4/11 |
3/30 (2002) |
4/26 (1984) |
4/16 |
4/04 (2002) |
4/29 (1984) |
|
金沢 |
4/06 |
3/26 (2002) |
4/17 (1984) |
4/11 |
4/01 (2004) |
4/20 (1984) |
|
富山 |
4/08 |
3/26 (2002) |
4/20 (1984) |
4/12 |
4/01 (2004) |
4/24 (1984) |
|
長野 |
4/14 |
4/02 (2002) |
4/26 (1984) |
4/19 |
4/05 (2002) |
5/03 (1965) |
|
岐阜 |
3/29 |
3/16 (1989) |
4/12 (1984) |
4/05 |
3/27 (2002) |
4/16 (1984) |
|
名古屋 |
3/28 |
3/17 (1990) |
4/11 (1984) |
4/05 |
3/27 (1990) |
4/16 (1965) |
|
甲府 |
3/29 |
3/17 (2002) |
4/12 (1984) |
4/04 |
3/22 (2002) |
4/16 (1984) |
|
津 |
4/01 |
3/21 (2002) |
4/12 (1984) |
4/07 |
3/27 (2002) |
4/18 (1984) |
|
静岡 |
3/28 |
3/15 (2002) |
4/06 (1984) |
4/05 |
3/22 (2002) |
4/12 (1988) |
|
舞鶴 |
4/04 |
3/25 (2002) |
4/16 (1984) |
4/09 |
3/31 (2004) |
4/18 (1984) |
|
京都 |
3/31 |
3/18 (2002) |
4/09 (1984) |
4/07 |
3/28 (2002) |
4/17 (1965) |
|
彦根 |
4/04 |
3/23 (1990) |
4/15 (1984) |
4/10 |
4/02 (2004) |
4/24 (1965) |
|
神戸 |
3/30 |
3/21 (1990) |
4/10 (1984) |
4/06 |
3/28 (1990) |
4/14 (1984) |
|
大阪 |
3/30 |
3/20 (2002) |
4/10 (1984) |
4/06 |
3/28 (2002) |
4/16 (1984) |
|
和歌山 |
3/28 |
3/16 (2002) |
4/06 (1984) |
4/04 |
3/26 (2002) |
4/12 (1988) |
|
潮岬 |
3/28 |
3/10 (1959) |
4/06 (1965) |
4/06 |
3/26 (1977) |
4/14 (1993) |
|
奈良 |
4/01 |
3/20 (2002) |
4/12 (1984) |
4/06 |
3/26 (2002) |
4/17 (1970) |
|
広島 |
3/29 |
3/19 (2004) |
4/08 (1984) |
4/05 |
3/27 (2002) |
4/17 (1965) |
|
岡山 |
3/31 |
3/20 (2002) |
4/10 (1984) |
4/07 |
3/29 (2002) |
4/15 (1984) |
|
松江 |
4/03 |
3/21 (2004) |
4/13 (1984) |
4/09 |
3/30 (2002) |
4/18 (1965) |
|
鳥取 |
4/02 |
3/22 (2002) |
4/13 (1984) |
4/08 |
3/29 (2004) |
4/17 (1984) |
|
松山 |
3/28 |
3/18 (2002) |
4/06 (1957) |
4/05 |
3/26 (2002) |
4/15 (1963) |
|
高松 |
3/30 |
3/18 (2002) |
4/08 (1984) |
4/06 |
3/23 (2002) |
4/15 (1984) |
|
高知 |
3/23 |
3/14 (1990) |
4/02 (1957) |
4/01 |
3/23 (2002) |
4/09 (1978) |
|
徳島 |
3/29 |
3/18 (1966) |
4/06 (1984) |
4/06 |
3/27 (2002) |
4/13 (1988) |
|
下関 |
3/29 |
3/19 (2002) |
4/06 (1984) |
4/07 |
3/28 (2002) |
4/13 (1988) |
|
厳原 |
3/28 |
3/17 (2002) |
4/06 (1956) |
4/04 |
3/24 (2002) |
4/13 (1988) |
|
福岡 |
3/26 |
3/14 (1990) |
4/06 (1962) |
4/03 |
3/25 (2002) |
4/10 (1984) |
|
佐賀 |
3/26 |
3/17 (2002) |
4/02 (1988) |
4/03 |
3/25 (1982) |
4/10 (1988) |
|
大分 |
3/27 |
3/16 (1990) |
4/06 (1957) |
4/05 |
3/27 (1990) |
4/12 (1988) |
|
長崎 |
3/25 |
3/15 (1990) |
4/01 (2005) |
4/03 |
3/24 (1977) |
4/10 (1995) |
|
熊本 |
3/24 |
3/15 (1997) |
4/02 (1962) |
4/02 |
3/24 (1982) |
4/10 (1965) |
|
鹿児島 |
3/26 |
3/18 (1977) |
4/03 (2005) |
4/03 |
3/26 (1977) |
4/12 (2008) |
|
宮崎 |
3/25 |
3/17 (1997) |
4/02 (1993) |
4/03 |
3/24 (1982) |
4/13 (1993) |
|
福江 |
3/28 |
3/19 (1990) |
4/04 (1970) |
4/04 |
3/26 (1977) |
4/14 (1965) |
|
名瀬 |
1/18 |
1/01 (2003) |
1/31 (1995) |
1/30 |
1/13 (1989) |
2/12 (1959) |
ヒカンザクラ |
石垣島 |
1/15 |
12/19 (1968) |
2/20 (1964) |
2/04 |
1/08 (1989) |
3/01 (1998) |
ヒカンザクラ |
宮古島 |
1/18 |
12/30 (2002) |
2/05 (1973) |
2/09 |
1/23 (2000) |
3/02 (1991) |
ヒカンザクラ |
那覇 |
1/19 |
1/03 (2008) |
2/08 (1995) |
2/04 |
1/24 (2006) |
2/19 (1980) |
ヒカンザクラ |
南大東島 |
1/19 |
1/04 (2002) |
2/03 (2005) |
2/01 |
1/23 (1993) |
2/20 (1997) |
ヒカンザクラ |
- 「生物季節観測の情報」気象庁 種目はソメイヨシノ。平年日は1971年(昭和46年)から2000年(平成12年)までの平均。
その他 [編集]
花粉症対策
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