天(てん)真(しん)爛(らん)漫(まん) 禰(ね)豆(ず)子(こ) 妹キャラクター さくら 今こそ! 見たい 🔍 鬼滅の刃
禰豆子と竹筒 鬼滅の刃
アニメ初回の収録前夜は、口元に竹筒をつけた鬼の禰豆子がどんな声を出すのか正解がわからず、夜通し試行錯誤したという。たどりついたのは竹で口を軽くふさいだ状態を「イメージ」しつつ、実際にはふさがずに「むー」と声を出す発声法だ。
人の言葉を話せない鬼だから「頭の中で『むー』をせりふに変換はしない」と決めている。「よく考えないと同じような声ばかり出ちゃう。感情だけを乗せて言葉でない音に違いを出すのは、幾度演じても難しい」
日本人にとって〈竹〉は必需品
禰豆子が竹をくわえている理由は、鬼に襲われて、その血を体内にと取り込んでしまって「鬼化」しているため、人を襲うのを避けるためである。
この竹製の口枷(くちかせ)を、禰豆子は、原作の第1巻の途中から第22巻の途中までくわえている。彼女が竹をくわえた瞬間は描かれていないものの、ストーリー展開から、竈門家への鬼の強襲を察知しながら、家族を助けることができなかった、鬼殺隊の柱のひとり、冨岡義勇がはめたと推測される。
しかし私が考えたいのは、禰豆子がほかの植物ではなく、なぜ〈竹〉をくわえているかという民俗的な理由についてだ。