真っ暗な夜空を切り裂く、いく筋もの稲妻。
22日午後6時半すぎ、FNNのカメラが、愛知・豊山町でとらえた落雷の映像。
分厚い積乱雲の中で発生する雷。
これは午後5時半ごろ、豊山町からおよそ10km離れた、愛知・清須市で撮影された巨大積乱雲「スーパーセル」。
巨大な渦を巻く、そのスーパーセルに空は覆われ、みるみるうちに、あたりは真っ暗になった。
すると突然、雷と激しい雨が...。
雷専門の気象予報会社「フランクリン・ジャパン」によると、愛知県内では22日の一日で、およそ6,900回の落雷があったという。
とどろく雷鳴と、たたきつける雨。
22日も、各地で大気の状態が不安定となり、天気が急変した。
ウェザーニュースの落雷情報では、落雷があった場所に、雷マークが点滅する。
夕方以降、日本海側や中部、北陸、東北の広い範囲で、落雷が多発した。
こうした中、愛知・一宮市では、落雷が原因とみられる火災が3件相次いだ。
およそ270平方メートルの繊維工場が全焼したほか、隣接する倉庫が燃えた。
けが人はいなかった。
近所の住民は、「いつもの雷とは違うなと思ったので、見に来たら炎が上がっていた。すごい炎がいっぱい」と話した。
同じ一宮市では、住宅の物置が燃えたが、こちらもけが人はいなかった。
一方、22日に雨が降れば22日間連続となり、40年前に観測した8月の最長記録に並ぶ、東京都心。
午後9時現在、都心で雨は観測されていない。
23日、関東地方は35度以上の猛暑日になる見込みで、熱中症に注意が必要となる