『そこまで言って委員会NP』(そこまでいっていいんかい エヌピー)は、読売テレビ(ytv)とBOY'Sの共同制作で放送されている政治・経済等をテーマにして扱う討論形式の報道系バラエティ番組。放送開始時は『たかじんのそこまで言って委員会』(たかじんのそこまでいっていいんかい)。司会を務めていたやしきたかじんの冠番組、没後の2015年4月に改題。リアルタイム字幕放送(2006年11月 - )、ステレオ放送(2011年10月9日 - )を実施。
番組では、その週のニュースの中から社会問題、政治、経済から芸能、スポーツ、男と女の事件簿まで、あらゆるジャンルのテーマを取り上げる。議題提案をVTRで紹介し、出演者が放送の限界に挑む討論を行う。パネリストは政治家や文化人、評論家、タレントなど8人。
前述の通り、現在のタイトルに改題されているが、この「NP」には、New Program、No Problem、No President、No Policy、No Plan、Naniwa Power、日本などの意味があると番組内にて説明されていると同時に、意味が無くただ改題の際に付けただけである事も説明されている。
番組の主な流れとしては、議論のテーマとなる内容のVTR放送後にその議論がスタートされるのだが、バラエティ番組である形式上、一定のタイミングで身内ネタや議論とは無関係なネタで笑いを取る傾向がある。ある程度の結論がついたらまた別のテーマのVTRを流して討論という形を終了まで繰り返すことになる。番組最後はトークにオチがついて終了する。 なお、番組ウェブサイトでは以下の五箇条をモットーとしている。
- 「秘密はそこまで言おう」
- 「不満はそこまで言おう」
- 「みんなでそこまで言おう」
- 「世のためそこまで言おう」
- 「いつでもそこまで言おう」
討論スタイル[編集]
毎週3つの討論テーマを取り上げ、うち2つは核ともなる政治・経済・国際・社会問題など、1つは芸能や文化などのサブカルチャーを取り上げることが多い。最後の1つに関しては重いテーマではなく、比較的親しみやすい事柄を取り上げることもある。
2007年の橋下徹の政界入りや2012年の三宅久之の逝去、2013年の勝谷誠彦の降板、2014年のたかじんの逝去、2015年の宮崎哲弥、津川雅彦降板など、番組開始当初とは出演者は大きく変化している。
放送時間・収録[編集]
2002年5月26日から3回特別番組として放送され[2]、2003年7月13日からレギュラー番組化された[3]。放送時間は2003年7月13日から2004年9月26日まで、毎週日曜日14:00 - 15:00(実際は14:59まで)。2004年10月3日から、毎週日曜日13:30 - 15:00に拡大(実際の放送時間は13:31 - 14:58)。
収録は読売テレビ第1スタジオ[4]で行っており、隔週金曜日(ホームページの『観覧募集』に収録予定日が記載されている)に2本録りを原則としているが、放送スケジュールの都合で稀に3本録りとなることもある。収録から放送までのタイムラグが発生するため、収録後に政局が動いたり大事件が発生したりして当日のテーマに支障をきたす場合は、テロップで補足説明を行う。また、収録した内容が選挙に影響を与える恐れがあると判断され、討論のテーマが丸々お蔵入りしたケースもあった(2016年9月11日放送分では、収録中の若狭勝の発言により当日は若狭の出演シーンを丸々カット。若狭の出演シーンは同年12月25日放送分にて、「未公開シーン」として放送された[5])。
テーマVTRはハイビジョン化開始され、そして完全デジタル化以後も現在に至るまで4:3SDのままで両サイドにはグレー地に番組ロゴ入りのサイドパネルを設置。ハイビジョン収録された過去の討論部分や素材VTR(自局やNNN系含む)も4:3にサイドカットされている。ただし節目の特別企画などにおいてごくまれに16:9HDのVTRが流れる場合もあった。そして「NP」になった2015年4月5日からようやく16:9HD対応になった。
オープニングのBGMはTHE THRILLの『SPEED JAZZ』(Aメロとエンディング部分)を7秒程度に編集したものを使用している(DVDでは著作権の関係上差し替えられている)。CM挿入時のジングルは12.ヒトエの『レントゲン』のエンディング部分。また、不定期的に放送時間の変更や放送時間の拡大を行っている。
読売テレビは当初から番組スポンサーを設けず(パーティシペーション)、途中で挿入されるCMはすべてスポットCMである。このため、スポンサーの意向に左右されにくい。とはいえネット局の中にはローカルスポンサーが就くこともあり、読売テレビ側もそれに配慮して提供ベース(主に右下に表示される)のゾーンがある[6]。また一部内容によってはCM枠すべて番組宣伝・BPO・AC・JAROのみで対応する局もある。
放送日には、番組ホームページ内の企画として、収録後に出演したパネリストに楽屋で番組スタッフが直撃する「WEBでも言って委員会」[7]が放送終了後に更新される(収録スケジュールの都合上、以前の放送に出演したパネリストが出演することがある。2013年10月6日からは「ヤマヒロのWEBでも言って委員会」となり、当時副委員長だった山本がパネリストに直撃していた)。
視聴率[編集]
関西地区における番組の視聴率(ビデオリサーチ調べ)は毎回番組公式ホームページで公開されている。番組開始から10年以上、持続的に10〜15%前後を記録しており、昼間の番組としては異例の高視聴率番組となっている。同時間帯の他局番組との視聴率競争でも1位を獲得することが多い。たかじんの休養後は平均視聴率が0.3〜1.9%ほど低下したものの、たかじん休養前の2011年4月から休養後の2012年9月までの1年半の平均視聴率は14.7%の高水準をキープした[8]。たかじんが逝去し、番組名から「たかじん」の冠を外して「そこまで言って委員会NP」にリニューアル後の2015年4月から2016年2月までの平均視聴率は12.8%と若干下降気味だが、2016年以降の平均視聴率は13.8%と再び盛り返している。これまで600回以上放送してきたテーマの中で歴代最高視聴率は、2006年2月12日放送「どこかヘンだぞ!小泉政権危うし」21.6%。2位は2011年5月29日放送「あの‟sengoku38”が登場!!」20.6%、3位は2012年9月30日放送「従軍慰安婦は捏造だ!」20.5%[9]。
増刊号[編集]
2010年4月より、読売テレビでは『増刊!たかじんのそこまで言って委員会』が放送された(初回放送は2010年4月17日14時35分 - )[10]。この番組は、月1回(原則として最終週だが、第3週の月も多いなど不定)土曜午後[11]に編成される[12]。目玉は、過去の討論の傑作選および未公開シーン。その合間にたかじんと辛坊によるフリートーク、ビートたけしや安藤忠雄へのインタビュー、番組公式ウェブサイトに寄せられた意見の紹介、ウェブサイト「週刊!たかじんのそこまでやって委員会」の宣伝企画や、たかじんがキャプテンとして関わる民間団体「OSAKAあかるクラブ」の近況報告など新撮シーンを放送。また、外国人枠やアイドル席、桂ざこば席(桂ざこば欠席時)に座るにふさわしいタレントを公開オーディションし、その候補者の中から一人に出演権を与えるという『虎の穴』企画(歴代の選考委員長は宮崎哲弥・三宅久之・田嶋陽子)や、一般人100人にアンケートした結果を予想し、司会者やコメンテーターの中で庶民の気持ちが最もわかっているのは誰かを競う『世論でポン』(司会は宮崎哲弥)を定期的に行っている。この他、放送中に視聴者からテレドームによる電話投票により意見を募集している(毎回たかじんの自腹でチョイスした特選グッズを、電話投票参加者の中から抽選でプレゼント)。この増刊号でもたかじん・辛坊二人のトーク部分は録画だが、電話投票の結果発表だけは生放送となる(ytv男性アナウンサーによるナレーションのみ)。なお、2012年3月24日の三宅久之引退特集を最後に放送されていない(携帯ホームページでの企画は引き続き行われている)。
安倍晋三[編集]
衆議院議員の安倍晋三が10数回にわたり出演し、内閣総理大臣在任中にも複数回出演している[13]。現職の総理大臣が特定のバラエティ番組に出演を繰り返しているのは極めて異例であり、番組内での発言は一般メディアでも報道されている。特に、当番組は関東広域圏では放送されていないために、全国紙での扱いは通常の報道番組への出演と比べて特異なものになっている。さらに、読売テレビ制作のため、番組出演のために平日に来阪していることも指摘されており、国会開会中に出演した際は野党などから批判を受けた[14]。安倍が出演した回は通常よりも視聴率が高いとされている。読売テレビは出演の経緯について明らかにしない意向を示しているが、局関係者は安倍と制作側との間にパイプがあることは認めている。安倍としても、在京キー局の報道番組への出演と比べて首都圏と一部東北地方以外で放送されているバラエティ番組で自身の政治的主張を行うことに特別な意味を持っているとされている[15]。
安倍は自民党幹事長時代に初めて番組に出演して以来、番組およびたかじんと良好な関係を築いており、第一次政権退陣後の2011年には地元山口県長門市の俵山温泉に二人で入る様子が放送された。これは安倍の父親である安倍晋太郎の毎日新聞時代の部下である三宅が番組プロデューサーの井関猛親に提案したことがきっかけであった。このとき、たかじんはワインを飲みながら号泣したが、プロデューサーの判断により、このシーンはカットされた[16]。
出演者[編集]
※●:収録翌日同じスタジオで生放送される報道番組『ウェークアップ!ぷらす』に出演経験があるパネリスト
※▲:同じ読売テレビの生情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』にも出演しているパネリスト
- 辛坊治郎(出演回数468回、大阪綜合研究所代表・元読売テレビ報道局解説委員長・芦屋大学客員教授)●【司会】
- 2012年12月23日・2013年1月6日は、辛坊が同年12月19日に十二指腸癌を摘出する手術を行った直後であり、大事を取って収録日(2012年12月22日)への参加を取り止めたため、当時レギュラーパネリストの勝谷・宮崎が司会を代行した。
- ヨットでの太平洋横断挑戦のため2013年4月21日放送分から番組休演しそれに伴い、同日は宮根誠司、翌週28日は平松邦夫が司会を代行[17]したものの、たかじんが再び体調不良により休養することとなったため、5月12日放送分から6月9日放送分迄再び進行を務めた[18]。
- 副委員長から降りた後も、不定期でパネリストや委員長代理を務めることがあった。
- 2014年9月7日放送分より、山本浩之と交代で副委員長に復帰[19]。
- 2015年4月から「議長」という肩書きに変更となった。
副議長[編集]
- 渡辺真理(出演回数4回[パネリストとして]、元TBSアナウンサー)【司会】
- 2014年11月16日と2015年3月1日にゲストとして出演
- 2015年4月5日より副議長となった。
パネリスト[編集]
レギュラー[編集]
準レギュラー[編集]
複数回出演[編集]
常連ゲスト出演者[編集]
ここで挙げるゲストはパネリストではなく、スタジオでのインタビューゲストや、討論テーマのゲストである
パネリスト席(雛壇)の配置[編集]
当初は7人(上段4人+下段3人)だったが、後に下段の席が1つ追加されて8人になっており、以下の配置になっている。氏名が記述されているのは、レギュラー出演者のうち席が固定されている者。
竹田恒泰 |
男性席 |
女性席 |
アイドル席 |
ゲスト席 |
ゲスト席 |
ゲスト席 |
桂ざこば |
年間表彰パネリスト[編集]
2012年以降は表彰は行われていない。
- 2005年 MHP(最も光ったパネリスト) 三宅久之
- 2006年 MIP(最もイジられたパネリスト) 田嶋陽子
- 2007年 MOP(最もお騒がせしたパネリスト) 橋下徹 - 発表当初は大阪府知事選立候補を表明していたため名前を出すことも出来ずシルエットで対応。当選後初出演した2008年2月に改めて表彰された。
- 2008年 MGP(最も下品なパネリスト) 勝谷誠彦
- 2009年 MSP(最も出世したパネリスト) 原口一博 - 総務大臣就任につき。
- 2010年 MSP(最も先見の明があったパーソン) 辛坊治郎 - 番組内の発言が、高齢者所在不明問題を、発覚の1年前に言い当てていたものだったため。
- 2011年 MUP(最もウルウルしたパネリスト) 桂ざこば
ナレーション[編集]
- ※ 2013年12月22日放送の「この国に生まれてよかったSP」では俳優の石丸謙二郎がメインナレーションを担当した。
選挙期間中の政治家の出演について[編集]
衆議院議員総選挙及び参議院議員通常選挙、または放送エリア内での国政補欠選挙・統一地方選挙投票日の場合、政治関連の話題は避けている(公職選挙法と放送法のため。これは日曜に放送されている他の報道・討論番組でも同様)。また、当番組に出演しているパネリストの国会議員も(読売テレビの自主規定では)公示・告示3カ月前から出演完全自粛となっている(民放連の内規では1カ月前)。ただし、2012年12月2日の三宅久之追悼番組は、衆議院選挙の公示期間内であったが、候補者である安倍晋三や候補を立てている政党の代表である橋下徹が出演した。
過去の出演者[編集]
委員長[編集]
- 病気療養のため2012年2月12日放送分から2013年3月17日放送分まで休演、2013年5月5日放送分を以って事実上の降板。2014年1月3日没。
- 2014年1月12日に、「やしきたかじん追悼スペシャル」として触れられた[33]他、同年1月25日には委員会スタッフ制作による追悼特番「たかじん追悼スペシャル そこまで逝って委員会」が放送された。
たかじん休演→逝去時の対応[編集]
元々番組は毎週金曜日に収録し、2日後の日曜日に放送されていたが、毎年8月などたかじんのスケジュール等によっては1日に何本かまとめて収録を行っていたこともあった。ただ、リーマン・ショックの影響で読売テレビの経営状態が悪化し制作費が大幅に削減されたために(たかじんはギャラ3割カットとなる)、2009年3月1日放送分より毎週収録から隔週収録(基本は2本録り、総集編や『増刊!たかじんのそこまで言って委員会』収録がある場合は3本録り)に変更となった。これ以降、従来の番組スタイルをやめ、90分全部を特別企画にする回が多くなり、後に従来のスタイルで放送される回はなくなった。たかじんは「情勢が良くなればすぐに週一収録に戻せと(スタッフに)言っております」と番組内で述べている[34][要出典]。
たかじんは2012年から初期の食道癌のため、番組を休演していたが、休演期間中は辛坊が一人で司会を務めていた。そして2013年3月24日放送分から番組に復帰した。復帰後はたかじんの体調に配慮し、約4年ぶりに隔週2本録りから毎週1本録りとなった。この影響で、これまで毎週出演してきた宮崎は、隔週金曜でレギュラー出演している他局の生放送出演とバッティングしてしまい、隔週での出演となった。
一旦復帰したたかじんだったが、2013年5月に入り再び体調不良を訴え、3日の収録を欠席した。このため番組開始以来初めて収録自体も中止、4日放送分[35]も3月24日放送分の再放送に差し替えられた。
その後所属事務所から、体調不良により当分休養することが発表され[36]、番組への収録も欠席することとなった。再休養翌週の12日から6月9日までは一度ヨット太平洋横断の準備で降板した辛坊治郎が急遽司会に復帰。6月16日以降は山本浩之にバトンタッチした(後に辛坊が司会に再復帰)。なお、委員長ポジションを務めた人は以下の通り(ホームページトップの司会欄に辛坊または山本と併記されている人のみ記載)
- 5月12日 - 桂ざこば[37](委員長代理の肩書きで)
- 5月19日・26日 - 櫻井よしこ(委員長代理の肩書きで)
- 6月2日 - 八田亜矢子(副委員長補佐の肩書きで)
- 6月9日・23日 - 不在
- 6月16日 - 手嶋龍一(特別委員長の肩書きで)
- 6月30日 - 橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
- 11月17日 - 辛坊治郎 (500回記念SP・委員長代理の肩書きで)
また、5月19日放送分 - 6月9日放送分までと10月以降は隔週2本録りになったが、6月16日 - 9月末までは再び毎週1本録りとなる[38]。そのため、この間は再び宮崎の出演は隔週となっていた。
副委員長[編集]
パネリスト[編集]
最高顧問[編集]
- レギュラー放送開始当初からのレギュラーだった。2012年3月をもってすべてのテレビ番組出演・評論活動から引退、当番組も当初は他の番組同様3月で降板予定だった。しかし、たかじんが長期休養中であったため、4月以降も引き続き出演。6月以降は体調不良によりスタジオ収録は控え、自宅からVTR出演や電話出演、手紙などの形でコメントを寄せた。7月には番組最高顧問に就任。2012年11月15日没[40]。2012年11月18日 - 12月23日には、番組ホームページのトップに、スタッフ一同からの「(三宅に対して)謹んでお悔やみ申し上げますとともに、ご冥福をお祈りいたします」とのコメントが表示されていた[40]。たかじんは当初から「三宅先生が亡くなったらこの番組を終了させます」と公言していたが、これについて2012年11月18日の放送で辛坊が、三宅から「今後も番組を続けるように」と生前に言われており、その意を受けて、今後も視聴者が満足できる番組作りに専心努力すると表明した[40]。この日と後述の追悼スペシャルではたかじん人形の横に三宅の人形が置かれた。
- 2012年12月2日は「三宅久之追悼スペシャル」として過去の未公開を含む名場面を織り交ぜながら合間に(かつても含む)委員会メンバー(田嶋・ざこば・宮崎・金・山口・勝谷・辛坊・橋下徹大阪市長)や三宅にゆかりのある人物(渡辺恒雄・讀賣新聞主筆・会長、安倍晋三・自民党総裁)からの追悼コメントを放送した。番組の最後にはたかじんからのコメントも全文(一部は11月18日放送分で辛坊の代読で紹介されていた)テロップで掲載された[41][42]。
レギュラー[編集]
- 勝谷誠彦(出演回数279回、コラムニスト・写真家・元週刊文春記者)● - 2013年3月3日放送分をもって降板。本人によると「クビ」[43]。
- 橋下徹(出演回数204回、前大阪府知事・現大阪市長・弁護士・タレント)大阪府知事選挙に出馬するため、2007年12月9日の放送を最後に降板。当選後は時折ゲストとして出演。
- 宮崎哲弥(出演回数501回、評論家・京都産業大学客員教授)2014年8月24日放送分をもって山本浩之と共に降板したが、同年9月21日より復帰。しかし翌年正式降板。読売テレビの幹部に懇願されて2015年3月から月1程度の出演するも、同年7月28日にラジオ番組で辛坊治郎と本番組を批判したことを境に、2015年7月26日の放送を最後に出演することはなくなった。
準レギュラー[編集]
多数出演者[編集]
ゲスト出演者[編集]
ここで挙げるゲストはパネリストではなく、討論テーマのゲストである
主な企画[編集]
2009年4月以降から、隔週2本録りの2本目を特別企画として放送するようになった。以下に記述。たかじん休演後からは、毎週特別企画を放送するようになっている。
- たかじんのVS(ばぁ〜さす)
- 2008年2月17日放送分から。このコーナーは対立している2つの個人・団体・事件・論争について、賛成・反対、どちらが悪いかなどをゴングが鳴るまで討論する。基本的にはゴングが鳴った時点で終了。通常は2つから3つの論点が取り上げられた(Round1、Round2と呼称)。収録週に起きたニュース・事件などで情報が余り出ていない段階での収録を行う場合、このコーナーで取り上げた上で、次週以降の通常の討論で取り上げられることもあった。長らく途絶えたが、2011年6月19日放送分で久々に復活。
- ◯◯ゴングショー
- ひとつの大きなテーマのもと、ゲストやパネリスト自身が主張を披露し、パネリスト全員に訴えかける企画。パネリストは賛成か反対かいつでも変更が可能であり、全員が賛成すれば終了となる。各プレゼンターの登場時にたかじんが「陰謀さん(予言者さん)、いらっしゃ〜い!」と六代目桂文枝のモノマネをするのが特徴。
- 第1弾「そんなことまで言ってしまって!?委員会 陰謀説ゴングショー」(2009年6月14日)
- プレゼンターは藤田幸久、天木直人、朴一、須田慎一郎、ベンジャミン・フルフォード。ラストは勝谷。
- 第2弾「そんなこと信じてしまって!?委員会 大予言ゴングショー」(2009年7月26日)
- プレゼンターは井上和彦、外岡立人、重村智計、金村義明。ラストは前回に引き続き勝谷。
- 第3弾「そんなこと信じてしまって!?委員会 大予言ゴングショーPart2」(2009年9月27日)
- 300回記念。辛坊の話の前に総務大臣になった原口一博の陣中見舞いVTRを放送。
- プレゼンターは森本敏、武田邦彦、北芝健、坂東眞理子。ラストは辛坊。
- ◯◯トップ10
- VTR演出はTBSの過去の人気番組『ザ・ベストテン』の要領で、あるテーマのトップ10を発表しながらトークを繰り広げる。ただし、企画名は日本テレビの『トップテン』を引用、企画により「仮想敵国トップ5」などタイトルが変わる。集中的に扱うのは5位以上で、6位以下やトップ10圏外はまとめて論議。
- そこまで言って言って言って委員会
- 2012年開始。硬軟取り混ぜた様々な話題を時間の限り議論するという趣旨。テーマVTRを10用意し、パネリストが好きなテーマを選ぶ要領で、パネリスト全員がテーマを指名できるように一応の配慮がなされる(テーマが10なので、通常2つは選ばれない)。
- ●●オッサン大賞
- 2012年開始。元々は「『熱い』オッサン大賞」として始まり、ある一つのテーマに対して、「怒っている」、「ココはこうすべき!」など過激な意見を持つ「熱い」オッサンを招き、スタジオでプレゼン。最終的にはオッサン大賞グランプリチャンピオン大会まで行われたが、現在はシーズン2に突入している。『熱い』以外にも『立て直す』や『警告する』などのタイトルでも行われている。
- 左翼くんの徹底チェック
- 2014年開始。左翼論客代弁キャラクターである通称サヨクくんこと「左翼(ひだり つばさ)くん」がVTRで様々な話題を左翼目線で徹底チェックするという企画。このキャラクターは、番組スタッフが左翼からリベラルまで保守論客と対峙できる人物を探して声をかけても番組名を告げただけで出演オファーを断られることから、議論が右に傾かないように苦し紛れに生み出したものである。左翼くんの背中には翼が生えており左翼が異常に大きくなっている。また、服には「LOVE & PEACE」と書かれており、VTR出演時の左翼くんの背景はお花畑になっていることが多い。左翼くんは様々なアイテムを身に着けており、頭に赤いヘルメットや花かんむりを被っていたり、赤旗を持っていたりする。2015年9月6日放送時には着ぐるみとして登場し、スタジオの委員会メンバーと直接対峙した。宮崎哲弥が「ストラップにしたら可愛い」と提案したことから、番組DVD「超・戦争論」の初回限定プレゼントとして、抽選で左翼くんのストラップが当たる企画が行われた。2015年2月1日放送時には、辛坊がゲストとして登場した共産党の小池晃を「本物の左翼(ひだり つばさ)さんにお越し頂きました」と紹介するも、小池が「あんまりアレと一緒にされると……(共産党は)あんな単純には言ってないんじゃ」と苦笑いする場面があった。また、2016年1月31日放送時には、安倍晋三に公開質問状を叩きつけるというテーマにてゲストとして登場した経済評論家の森永卓郎が『左』と書かれたバッジを付けて「みなさんこんにちは、リアル左翼(サヨク)くんです」とパネラーに向けてあいさつする場面があった。
過去の企画[編集]
2007年4月15日放送分から従来までの3番目のテーマ部分に2つの新コーナーが作られた。ただし不定期だったことから行わない週や、どちらか一方しか放送されないこともある。ただ、2008年までに全て取りやめになった。以下に記述。
- 直撃!1人で答えて委員会
- 必ずしも3番目のテーマの時間帯になるとは限らなかった。このコーナーはパネリストの中から辛坊が1人を指名し、今週のホットな話題からそれぞれ1つずつ質問を出して答えるもの。時間的には1回の放送に付き2 - 3個程度の質問になっていた。放送されない週もあった。
- TAKAJIN'S EYE
- 同じく3番目のテーマの時間帯になるとは限らなかった。このコーナーは今週のニュースの中からひとつピックアップし、その件に関してたかじんが主張を述べるものだった。
- そこまで聞いて委員会
- 2007年5月13日放送分から。同じく3番目のテーマの時間帯になるとは限らなかった。このコーナーは今週のニュースの中からひとつピックアップし、8人のパネリストが賛成か反対かなどで主張を述べるものだった。最初に取り上げたテーマは赤ちゃんポストだった。
ネット局と放送時間[編集]
地方局でのネットは、2003年10月の鹿児島読売テレビの放送開始を皮切りとして西日本の各系列局に広まり、2005年10月にテレビ新潟が甲信越静以東で最初にネット開始。2006年には札幌テレビ・ミヤギテレビといった東日本の系列局でもネットが始まった。日本テレビ系列の放送局でネットしているが、大分県・宮崎県においてはクロスネットの編成の関係から、TBS系列の放送局で系列外ネットしている。
同時ネット局が多いとはいえ、あくまでローカルセールス枠の番組のため、各局の都合(スポーツ中継・特別番組など)により放送日時の変更および休止の場合もある。また、日本テレビ系列で同時間帯にスポーツ中継が放送される場合は短縮版の場合がある。
2006年11月からは字幕放送が実施されており、さらに地上デジタル放送では、ハイビジョンで番組が視聴可能。なお、字幕放送は、収録スケジュールの都合上字幕放送用の字幕編集が間に合わないため、話した内容が数秒遅れで表示されるリアルタイム字幕放送形式を採っている。
本番組のネット進出が実現していない日テレ系列局は、日本テレビのほか、青森放送、テレビ岩手、山形放送、福島中央テレビ、福井放送の6局。日テレ系列局のない佐賀県でも当然ながら放送はされていない。日テレ系列局の置局がない沖縄県でも長らく未放送だったが、琉球放送(TBS系列)で2011年4月10日 15:30 - 17:00に放送された。関東地方は独立局も含めてネットしていない(TOKYO MX以外の関東の独立テレビ局各局での放映には反対していないが、同時ネットは不可能、ただし、地デジ難視衛星放送の日本テレビでも視聴せず)。日本テレビで放送されない理由を参照。
※太字の放送局は増刊号のネット局。
※最新の放送エリアは#外部リンクを参照。
日本テレビで放送されない理由[編集]
関東地区の日本テレビにはネットされていないが、日本テレビにおいては、放送番組における主な出演者(特にたかじん)のワンシーンとして映ることがある(後述)。ちなみに、読売テレビと日本テレビとの関係自体は非常に良好な一方、番組編成に関しては独自の路線を取ることも少なくない。
2013年3月22日の『情報ライブ ミヤネ屋』において、たかじんの仕事復帰を報じる際、当日に収録した番組の一部が日本テレビを含めて放送された。また、たかじん逝去を報じた2014年1月8日の『スッキリ!!』や『ミヤネ屋』でも番組の一部が放送されている。
2016年1月より読売テレビがインターネット無料配信サービス「ytv MyDo!」を開始。本番組も配信されることになった[51]ため、首都圏(関東広域圏)を含む全国すべての都道府県において番組を視聴可能となった。ただし、一部の映像は権利上の理由で公開できないため、その個所のみタイトルロゴの上に「権利の関係上、映像はお届けできません」と書かれたテロップ画像で隠され、音声のみが流れるようになっている。
出演者の反対[編集]
日本テレビでの放送ができない最大の理由として、たかじんの猛烈な反対があった事があげられる。これに基づいて、日本テレビは、「故人の遺志を尊重したい」と、今後も東京での放送の可能性がないことを明らかにしている。また、これまでどのメディアも出演を断っていたが、本番組が日本テレビでは放送されない全国放送だということで出演したゲストも少なくない。
番組に度々出演している花田紀凱のインタビューでは、番組の人気の理由を「出演者の言い切り。東京で流すと皆の発言が2割減になる」と述べ、東京で放送しない理由として「東京でやると言い切ることを阻害される。言葉狩り的な圧力がかかってくるからです」と発言していた[52]。
DVD『超・国防論』の発売記者会見のインタビューでたかじんは「東京は民度が低い。そんな民度の低い連中に見せることもないやろ」と発言。
この件については、たかじん1人だけが反対しているわけではなく、パネリスト(レギュラー・準レギュラー・ゲスト)にも反対派が多い。理由は本番組と同様の発言を(日本テレビを含めた)在京キー局(ローカル局)で行った場合、降板や該当局の出入り禁止となることが多いためで、「東京では放送が成立しない」「東京で放送されたらここまで言えない」と出演者が常々口にしている。以下は具体例。
- 橋下徹
当時レギュラー出演していたTBS『サンデージャポン』で、本番組で発言した(この時には抗議はなかった)のと全く同じ発言(中国での買春は中国へのODAみたいなもの、という内容)をしたところ抗議を受け、最終的には降板させられた。
- 田嶋陽子
TBS『(特)情報とってもインサイト』で本番組と同様の発言をしたら、降板させられたと主張。
- 金美齢
過去に本番組で発言しているような内容で、在京キー局の番組を幾度となく降板させられたと本人は主張。
- 勝谷誠彦
ワイドショーや情報番組、(テレビ朝日『やじうまプラス』、日本テレビ『ザ!情報ツウ』→『スッキリ!!』では「自分のコメントが全て台本に書いてあった」と主張。テレビ朝日の番組(『ビートたけしのTVタックル』、『サンデースクランブル』など)内で対馬における韓国人観光客の傍若無人ぶりを非難する発言や竹島問題についての発言を、本番組と同じ内容で発言したところ在日韓国大使館から抗議を受け、『サンデースクランブル』を降板させられた。さらにテレビ朝日上層部が「勝谷みたいな奴を使うな」と発言し、この理不尽な扱いに、本番組の放送の中で上層部の実名こそ出さなかったが、復讐をほのめかす発言をした(出入り禁止にならなかったものの『やじうまプラス』は2007年3月で降板〔本人曰くクビ〕になり、その後は『たけしのTVタックル』のみの出演になった)。 TBS『ピンポン!』で皇位継承問題について本番組と同じような発言をしたところ番組をクビになったと2007年7月29日放送分で主張。『産経新聞』のインタビュー「憂国のコラムニスト 勝谷誠彦」にて、「たかじんさんもスタッフも、東京で放送したいなんて全く思っていないからね。むしろ、東京だけに放送させない。東京以外の全国ネットでやりたいと言っているし、僕もそう思う」と述べていた[53]。さらに、在京キー局や(在京キー局に追随する)一部の地方局の理不尽なまでの過度な報道規制・偏向報道を危惧し、このままではいずれ首都圏は情報過疎地になると番組内で警告。理不尽な在京キー局の偏向報道を「東京は平壌である」と比喩した程である。
特別番組[編集]
- たかじんのそこまで言って委員会 春の芸能界スペシャル
- 2004年3月27日(土)14時25分 - 16時25分
- 浜田幸一、桂ざこば、中尾彬、ガッツ石松、今井雅之、杉本彩、いとうまい子、ふかわりょう、山口もえ、根本はるみ、野田義治を招いて、芸能界について議論を闘わせる特番を放送。番組内で今井雅之が、当時イエローキャブ社長の野田義治(現:サンズエンタテインメント会長)が行う、巨乳を売りにするマネージメント戦略に激怒し、今井が「あんたみたいなのがいるから芸能界がおかしくなんのじゃ」と、野田に発言し、その発言に激怒した浜田幸一が、「目上の人に向かってそんな口を利くんじゃない」と言って今井と口論になり、浜田がスタジオから飛び出して退場。今井とガッツとスタッフが浜田を呼び戻しに行くハプニングがあった。このハプニングの一部始終は2013年7月21日の10周年スペシャルで再び流された。
- たかじんのそこまで言って委員会スペシャル
- 2005年8月6日(土)14時55分 - 16時30分
- アナウンサー界から宮根誠司、近藤サト、宮川俊二、山本モナ、深澤里奈、三浦隆志、志生野温夫の7名、グラビアアイドル界からは若槻千夏、愛川ゆず季、夏目理緒、いとうまい子など7名、スポーツ界からは、篠原信一、水内猛、大林素子、田中雅美、松野明美など7名を招いた。
- 自民党vs民主党 たかじんのそこまで言って委員会“春のスペシャル”
- 2006年3月25日(土)15時50分 - 18時00分
- 自民党の国会議員鴻池祥肇、平沢勝栄、舛添要一、佐藤ゆかり、稲田朋美、中山泰秀など7名を、民主党の国会議員原口一博、細野豪志、高井美穂、小川淳也、福山哲郎など7名を招き、「そこまで言って委員会」メンバーから、三宅久之、田嶋陽子、江本孟紀、勝谷誠彦、デーブ・スペクター、飯星景子、橋下徹、川村ひかるらを議論に参戦させた。後日(4月8日)一部の局(中京テレビ、福岡放送)にもネットされた。
- たかじんのそこまで言って委員会〜反骨の都市・関西スペシャル〜
- 2008年9月15日(月・祝)11時55分 - 12時55分(関西ローカル)
- 読売テレビ開局50周年記念特別番組『KANSAI50年』の第2部として放送。開局記念特番は生放送であったが、当番組はもちろんのことながら収録であった。
- 宮根誠司、桂ざこば、宮崎哲弥、田嶋陽子、鴻池祥肇、金美齢、村田晃嗣、田丸麻紀をパネリストに「大阪が反骨だと思うところ」「これからの関西ココを変えろ」をテーマに激論を繰り広げる。
- また当番組出身の橋下徹大阪府知事を三宅久之、田嶋陽子、桂ざこばの『反骨3羽ガラス』が訪問、大阪のこれからについて激論を交わす。
- たかじんのいつまでも反中で委員会〜緊急井戸端サミット・アジアは1つになれるか?〜
- 2010年3月14日(日)15時00分 - 16時25分
- アジア各国の刺客8人(金美齢(台湾)、ペマ・ギャルポ(チベット)、張景子(中国)、孔健(中国)、クンナ・ダッシュ(インド)、ヘリョン(韓国)、朴一(韓国)、松尾カニタ(タイ))とレギュラー出演者(桂ざこば、三宅久之、田嶋陽子、勝谷誠彦、宮崎哲弥、田丸麻紀)とのトークバトルを繰り広げた(当日は、中京テレビ、テレビ新潟、日本海テレビ、山口放送、長崎国際テレビ、熊本県民テレビなど一部の局にもネットされ、その後札幌テレビで1週遅れの3月21日15時から、静岡第一テレビで3月27日14時30分から放送された)。
- ytv夏のスペシャル たかじんのそこまで言って委員会〜1億人の大決着スペシャル〜
- 2010年8月28日(土)14時30分 - 16時00分(関西ローカル)
- パネリストは三宅久之、田嶋陽子、筆坂秀世、桂ざこば、勝谷誠彦、宮崎哲弥、村田晃嗣、北川弘美。ゲストの政治家は原口一博、石破茂、舛添要一。世間で是非が問われているあらゆる問題について、番組が決着を付けるという内容。テーマごとに決められた制限時間内に賛成反対の立場から議論をした。大阪府民500人の世論調査結果も紹介した後、当番組としての結論を出した。原口と石破は公務のため、番組途中で退場した。放送当日は関西地区のみの放送であったが、翌8月29日(日)13時30分から宮崎放送でも放送された。
- たかじんのそこまで言って委員会 恥さらし!大阪ドツボ5 でもやっぱ好きやねんスペシャル
- 2010年11月20日(土)13時30分 - 14時58分(関西ローカル)
- パネリストは三宅久之、田嶋陽子、藤本義一、桂ざこば、勝谷誠彦、宮崎哲弥、村田晃嗣、北川弘美。泉佐野市、東大阪市、箕面市の市長が出演し、大阪府の抱える5つの問題について大阪が誇る5大グルメと絡めて議論した。観客も全員、大阪府民だった。放送当日は関西地区のみの放送であったが、後日、西日本放送(2010年12月31日8時30分)、四国放送、福岡放送、長崎国際テレビ等でも放送された。
- そこまで言って委員会10周年!視聴者の皆さんありがとう!怒涛の大感謝祭スペシャル
- 2013年7月21日(日)13時30分 - 16時00分(関西ローカルなど)13時30分 - 15時00分(一部地域の短縮版放送)
- 放送時間が地域にバラツキがある。短縮放送と全収録の放送の違いは短縮放送が「2013年上半期 暴言・名(迷)言大賞」という企画がないだけでほとんどかわらない。短縮放送を行った多くの地域では代替放送がなく短縮放送のみであった。収録場所は有馬温泉の『銀水荘 兆楽』といつもの読売テレビ第1スタジオ(暴言名言大賞)。出演者は、司会:山本浩之(兆楽パート)、脇浜紀子、森若佐紀子(スタジオパート)、レギュラー陣;金美齢、津川雅彦、桂ざこば、加藤清隆、宮崎哲弥、井上和彦、竹田恒泰、山口もえ。
- たかじん追悼スペシャル そこまで逝って委員会
- 2014年1月25日(土)14時00分 - 16時00分(関西と一部地域にて放送、時差放送の地域有)
- 2014年1月3日に逝去したたかじんへの追悼特別番組で、山本浩之、辛坊治郎、宮根誠司が司会を担当。番組タイトルは、「(追悼番組を放送する場合には)できるだけ湿っぽくなく明るく送ってほしい」という生前のたかじんの意思によるもので、事前にたかじんの遺族からの了承も得た。内容は、当番組のレギュラー放送および過去に読売テレビで放送されたたかじんの冠番組(『たかじんnoばぁ〜』『たかじんnoどォ!』など)から名場面や秘蔵VTRを放送。たかじんと親交が深かった星野仙一や、過去にレギュラー放送へ出演した安倍晋三(放送時点で現職の内閣総理大臣)、堀江貴文、櫻井よしこから寄せられたビデオメッセージも紹介した。なお、レギュラーで放送中の系列局の一部では編成上の事情で遅れネットで放送。系列外ネット局の大分放送でも、1月29日の23時58分から放送した。
番外編[編集]
- 賢者の行進〜宮崎哲弥・橋下徹・金村義明のそこまで遊んで委員会
- 2004年6月27日0:50 - 1:45(26日深夜)のY.A.P.P.Y.内に、「そこまで言って委員会」の番外企画第1弾が放送された。
- 「そこまで言って委員会」メンバー(当時)の宮崎、橋下、金村の3名がスタジオを飛び出し、大阪の街の人々のナマの声を聞いて議論し、世の中の実情を知るという企画。
- たかじんドクターズ〜そこまで病んで委員会
- 2006年12月24日(日)14:55 - 16:25(YTV・RNC)
- 2006年12月31日(日)11:40 - 13:10 (CTV)
- 2007年1月7日(日)13:30 - 15:00(HTV・RKC・FBS・NIB・KKT・KYT)
- たかじんが病院長、山口もえがナースに扮してレギュラー&準レギュラーパネリスト(三宅・田嶋・ざこば・勝谷・江本・金・デーブ)+辛坊副委員長(初のパネリスト席、通称「アイドル席」に座った)がクランケ(患者)として登場し、たかじん院長と関わりの深い専門医(小田晋ら)5人と「メタボリックシンドローム」「ストレス」「腰痛」などのテーマを基に体について考えていくという企画。
- 2007年12月30日(日)13:30 - 15:00
- たかじんが病院長という設定は2006年と変わらないが、新たに辛坊が副院長、ナースを泰葉が扮した。クランケは三宅久之、桂ざこば、田嶋陽子、宮崎哲弥、勝谷誠彦、村田晃嗣、岡田斗司夫の7人。
- ただし、本当は橋下徹も出演していた(収録日は2007年12月7日)が、収録後に大阪府知事選挙に立候補したことで、告示日前ではあるがytv及び民放連の内規によりカットせざるを得なかったため、出演シーンは「たかじんナース」のイラストロゴやぼかし、シルエットなどで処理し、他のVTRを増やし、どうしてもカットできない音声はボイスチェンジャーによる処理で対応した。
- 今回はやしき院長のレーシック手術体験や委員会スタッフの頭髪治療体験、岡田斗司夫のレコーディングダイエットetc.が採り上げられた。
- 高知放送のみ、全国高校サッカー開幕戦「三鷹×高知中央」中継のため放送されなかった。それ以外の「そこまで言って委員会」ネット局(系列外2局含む)では同時ネットで放送。
- ハイヒールのそこまで言って委員会
- 2009年8月29日に放送された『読売テレビ 夏のスペシャル2009第1部 大暴露!テレビのウラ側あさっパラからしゃべりまスペシャル祭り!!』の企画として生放送で放送された。司会は女性漫才コンビのハイヒールと、藤井隆が務め、本家のそこまで言って委員会からあさパラ!にも出演経験のある勝谷誠彦と山口もえが出演、番組セットは本家のものをそのまま使用した。本題に入る前に、たかじん本人のコメントがVTRで流れた後、芸能界にまつわる裏事情を委員会流で徹底討論するというものだった。ナレーションも本家と同じく、きしめんと橋本のりこが務めた。
週刊たかじんのそこまでやって委員会[編集]
2008年12月22日に開設された会員制有料動画サイト。たかじんが主筆、論説委員として三宅久之、田嶋陽子、勝谷誠彦、宮崎哲弥、桂ざこばらが名を連ねている。またゲスト論説委員として当番組のパネリスト出演経験者らがいる。なおサイト内で「TVTVTV株式会社によって制作・管理・運営され、ytvとは無関係」「あの番組とは一切関係ありません」としているが、トップページに当番組のロゴ入りバナーと番組公式サイトへのリンクが存在する。
関連商品[編集]
DVD[編集]
- 「たかじんのそこまで言って委員会 SPECIAL EDITION I」(よみうりテレビ/東宝〔レンタル販売元のみ〕) - 2006年5月8日から、インターネット書店のアマゾンや、電話予約にて販売が開始され、アマゾンDVDチャート3週連続1位、5月7日付オリコンDVDデイリーチャートで4位、5月22日付オリコンDVDウィークリーチャートで総合18位にランクインするなど、絶大な人気と売れ行きを誇り、同年6月26日からは、全国のDVD取扱店で店頭販売が開始され、総売上枚数は討論番組のDVDとしては異例の1万枚以上を記録した。2007年5月下旬レンタル開始。
- 収録内容
- 東京裁判は正しかったのか?
- ホリエモンはイケてるか?
- 爆笑・真剣ケンカ集〜ディレクターズカット〜
- 特典
- 「たかじんのそこまで言って委員会 SPECIAL EDITION II」(読売テレビ/読売テレビエンタープライズ/東宝〔レンタル販売元のみ〕) - 2007年4月10日発売開始。2007年5月下旬レンタル開始。
- 収録内容
- (DVD限定特別収録)銀行は諸悪の根源だ!?(出演パネリスト:三宅久之・田嶋陽子・桂ざこば・宮崎哲弥・橋下徹・山口もえ・勝谷誠彦・志方俊之 ゲスト:國定浩一)
- 従軍慰安婦は強制連行だったのか?
- 田嶋陽子vs小田晋 カウンセリング対決!?〜ディレクターズカット〜(「たかじんドクターズ〜そこまで病んで委員会」より)
- 祝!喜寿&金婚式! 三宅久之 激高集!
- 特典
- DVDオリジナルステッカー第2弾
- 番組豆事典
- (初回生産分のみ)携帯プレゼント抽選参加チケット
- 「たかじんのそこまで言って委員会 SPECIAL EDITION III」(読売テレビ/東宝) - 2008年7月25日発売開始。
- 収録内容
- 環境問題のウソはホント!?
- 地震予知は本当にできるのか?
- そこまで言って「ウラ」委員会 ゲラーvs小田 世相を斬る!?
- 宮崎哲弥vs橋下徹大阪府知事 特別対談
- 特典
- 「たかじんのそこまで言って委員会 超・国防論」(読売テレビ/東宝) - 2009年10月9日発売開始。DVDシリーズ初の2枚組。今回から読売テレビの通販サイト『B-tops』(2009年10月現在B-topsではDVD1〜3巻も取扱っている)でも取扱いを開始。一時期、未放送地域である筈の日本テレビの通販サイト『ポシュレ』(この巻のみ)でも取り扱われていた。『ポシュレデパート深夜店』にて、やしきたかじんと辛坊へのインタビュー付の紹介VTRがOAされた。
- 収録内容
- DISC-1
- DISC-2
- 沖縄集団自決問題〜自虐史観か?史実か?〜
- いまこそ国益を問え!〜主張なきニッポン外交を憂う〜
- 特典
- 「たかじんのそこまで言って委員会 超・天皇論」 - 2010年11月26日発売開始。
- 「たかじんのそこまで言って委員会 超・原発論」 - 2011年12月16日発売開始。
- 「たかじんのそこまで言って委員会 超・反日論」 - 2013年3月22日発売開始。
- 「たかじんのそこまで言って委員会 超・改国論」 - 2014年3月19日発売開始。
- 「たかじんのそこまで言って委員会 超・戦争論」 - 2014年12月17日発売開始。
番組特製グッズ[編集]
スタッフ[編集]
- ナレーション:きしめん、橋本のりこ
- 構成:上田信彦 / 渡邊仁、貝島純一
- リサーチ:平野友介
- TM:小椋敏宏(ytv)
- TD・SW:坂口裕一(ytv、以前は、SWのみ)、小池一暢(ytv、回によっては、SWのみ)
- TD・VE:窪内誠(ytv)
- SW:杉本麻也・小池一暢(ytv)
- CAM:坂口裕一・塚本新一・小池一暢(ytv)、野口忠繁、岡良雄、加藤裕規
- VE:池見憲一、菊地健・米田忠義(ytv)
- MIX:小野木晋(ytv)、沖田一剛、藤本博樹、後藤敬介
- LD:窪田和弘(ytv)、堂免高志、廣江貞雄
- 編集:西村聡(ytv)、浅地裕夫、国部泰治、小林祥士、但馬晋二、佐藤友彦・赤羽直樹・森田真弓・春日真弓・田中麻友子・工藤雄貴(マウス)
- MA:六車誠(ytv Nextry、2011年1月までは、サウンドエフェクト)
- 音効:荒畑暢宏(ytv Nextry、同上)
- 美術制作:山本真平 (ytv)
- 美術進行:宮下直子
- CG:水谷夏菜・室井明彦・佐藤友有子(エイデック)、藤本有紀、長谷川功一、長野達行、山田祐子、平池雅野(コールツプロダクション)
- 素材コーディネーター:金築仁・奥村恵(東京光音)
- 協力:教映社、TORIDE、ytv Nextry、ハートス、ANEmonE、時事通信フォト、getty images、アフロ、読売新聞社、NHK
- AP:鍋谷直輝 (ジェットプロダクション)(2013年3月10日〜)
- ディレクター:一色啓人・桝田貴幸・村田竜彦・髙井将后(BOY'S)、古河雅彦(ytv)、伊江成晃・森田晋介(BOY'S)、植村勇太
- 演出:砂野信(AZITO)、松山源一 (BOY'S)
- プロデューサー:中西英行 (ytv)(2014年1月26日〜)、相原康司 (BOY'S)、井関猛親(AZITO)(2015年7月12日〜、〜2015年3月29日)、三浦真理子 (BOY'S)
- チーフプロデューサー:結城豊弘 (ytv)(2015年7月12日〜)
- 制作協力:BOY'S
- 制作著作:読売テレビ
過去のスタッフ[編集]
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この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2013年7月) |
- 構成:内藤伸弥、さいとうわに
- TM:松浦正和(ytv、以前は、TD・LD)
- TD・LD:窪田和弘(ytv)
- SW:岳崎勉(ytv)、小林祥士、佐藤友彦(マウス)、村上和生・平松雅之(ytv)
- CAM:森下直樹・坂口拓磨(ytv)
- MIX:小西康元・四方武範・四方康元(ytv)
- 照明:浜野眞治(ytv)
- 編集:藤井一也(ytv)、渡辺裕也(マウス)
- 音効:鈴木宗寿(ytv Nextry、2011年までは、サウンドエフェクト)
- CG:浄閑洋一・高橋麻衣(エイデック)、鳥屋尾絵里(グルーピン)
- 美術制作:伊藤大樹(ytv)
- 美術進行:今村博文
- 素材コーディネーター:原田司(東京光音)
- 協力:Office TAKAJIN(2014年2月まではP.I.S)、AZITO、ロイター、時事通信社、共同通信社、朝日新聞社、読売新聞社、NHK
- AP:衣笠築美(ytv、2010年9月26日〜2012年6月まで、以前は、APデスク)、鈴木美絵(2012年10月21日〜2015年9月頃まで)
- デスク:金井理恵(2010年9月26日〜2011年秋まで、以前は、APデスク)、槌野直子(2010年9月26日〜2012年12月23日まで、以前は、APデスク)
- ディレクター:萩原康宏(ブリッジ)、砂原一善、岡正明(ブリッジ → メガバックス)、金井南燮、清水誠 (ytv)、田渕草人、山田晃、上瀧孝博、伊藤雄己(BOY'S)
- プロデューサー:
- 竹本輝之 (ytv)(2008年8月〜2009年7月26日)
- 川村好弘 (ytv)(2009年8月2日〜2010年9月19日)
- 上野正樹 (ytv)(2010年10月10日〜2014年4月27日)
- 相島良樹 (ytv)(2012年1月15日〜2015年3月29日)
- チーフプロデューサー:
- 山西敏之 (ytv)(2006年5月までと2013年6月30日、2006年6月〜2008年6月まではスペシャルアドバイザー)
- 木谷俊樹 (ytv)(2006年6月〜2008年7月、2005年春までプロデューサー、2009年1月11日〜2010年6月27日まではスペシャルアドバイザー)
- 吉川秀和 (ytv)(2008年8月〜2012年1月8日・2015年4月5日〜7月5日、2005年春〜2008年7月まではプロデューサー)
- 田中壽一 (ytv)(2012年1月15日〜2013年6月23日)
- 山岸正人 (ytv)(2013年7月7日〜2015年3月29日)
番組中の公式謝罪、法的トラブル[編集]
- 2007年9月3日、光市母子殺害事件における差し戻し審の被告弁護団の内4人の弁護士が、同年5月27日放送分で視聴者に弁護団への懲戒請求をかけるよう扇動したとして橋下徹を業務妨害などで広島地裁に訴えた。一審及び二審においては橋下に賠償を命じる判決が出たが、最終的には最高裁で橋下の勝訴が確定した。
- 2008年5月11日放送分で、胡錦涛中華人民共和国国家主席(当時)と池田大作創価学会インタナショナル名誉会長が会談したニュースを取り上げた際、桂ざこばと勝谷誠彦の発言により名誉を傷つけられたとして創価学会インタナショナルが読売テレビに抗議する事態になった[要出典]。
- 2011年9月4日放送分で、子供からの質問に対し出演者が回答するコーナーにおいて、「東北の肉や野菜を食べるとどうなるか」との質問に対し、この日出演していた中部大学教授の武田邦彦が、岩手県一関市の放射線数値を示した上で、「食べると健康を害する」、「今、東北で農作業はすべきでない」等と回答した。これに対し、一関市の勝部修市長は「農家の感情を逆撫でする非常識発言である」などと主張し、武田に対し抗議の電子メールを送付する事態となった。読売テレビ側は、「武田教授に批判的な意見[54]も取り入れており、全体的に見れば内容に問題はない」と主張している[55]。
- 2013年9月1日放送分で、『メディアへの疑問スペシャル』として複数取り上げたテーマのうちの一つ「毎日新聞 何かオカシイって本当?」について議論している間、「毎日新聞は西山事件による不買運動で経営危機に陥り、昭和40年代に会社更生法の適用を受けた」とテロップで表示[56]。9月8日放送分の冒頭で、山本が「毎日新聞社が会社更生法の適用を受けた事実はなく、誤りでした」と謝罪した[57]。
- 2013年10月20日放送分で、パネリストの作家竹田恒泰が「例えば、通名というのがあって、日本人の名前に変えることによって、犯罪歴や金融関係の経歴を消すことができ、また新たな犯罪ができる」と発言した。放送に対し、大阪市のNPO法人「コリアNGOセンター」が、「事実に反する」と同局に抗議しており、読売テレビ(大阪市)は「10月20日放送の在日韓国・朝鮮人へのヘイトスピーチ(憎悪表現)に違法判決という議論の中で一部、不正確で誤解を生む表現があった」と謝罪し[58]、11月3日放送分でも謝罪した[59]。
脚注・出典[編集]
外部リンク[編集]
読売テレビ (ytv) 日曜日14時台 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
※特番枠 ( - 2003年7月6日)
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たかじんのそこまで言って委員会 (2003年7月13日 - 2015年3月29日) ↓ そこまで言って委員会NP (2015年4月5日 - )
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読売テレビ (ytv) 日曜日13時台後半 |
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たかじんのそこまで言って委員会 (2004年10月3日 - 2015年3月29日) ↓ そこまで言って委員会NP (2015年4月5日 - )
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[表示]
やしきたかじん |
シングル |
京都レコード |
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キングベルウッド |
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キングレコード |
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ビクターインビテーション |
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ポリスター TAKAJINレーベル |
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ビクターエンタテインメント |
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オリジナル・アルバム |
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ベスト・アルバム |
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ライブ・アルバム |
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出演していたテレビ番組 |
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出演していたラジオ番組 |
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関連項目 |
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