大阪府
吹田市内本町に所在する西尾家。
江戸時代は仙洞御料という上皇領の庄屋を務めていました。
明治期後半になると農業経営のほかに山林経営も始めました。
そんな当家の文化的活動を代表するのが11代当主・與右衛門義成(1863~1925)です。
義成は、茶道藪内流10代休々斎紹智の門に入って、茶道に傾倒し、篠園会という茶会を通して、野村得庵や貴志弥右衛門など近代の財界人らと知遇を得ました。
その数寄の心は、現在の旧西尾家住宅主屋や自らの号を冠した茶室・積翠庵のほか、義成がのこした茶道具の数々などからも窺い知ることができます。本展では、初公開となる西尾家に伝わる多くの書画や茶道具の展観を通して、こうした近代茶道文化、数寄の美を知って頂こうと思います。
2階 講座室
オープニング 司会 藤井副館長
1.開会式 13時~13時20分
開会挨拶 吹田市長 井上 哲也
吹田市立博物館 館長 中牧 弘允
吹田市市議会議長 豊田 稔
謝辞 学校法人甲南学園貴志康一記念室 公益財団法人アルカディア音楽芸術財団
吹田市立ボランティア有志の会 日本畳楽器製造
開会式の終了後 -13時20分-
3階特別展示室へ 25分 参加者 50名
展示解説 旧西尾家住宅館長 藤原学
93点の展示( 名だたる茶碗などの茶器類 蒔絵・・・87点+紺綸子地御所解(源氏)文様打掛など6点)
-西尾興右衛門(にしお よえもん)夫婦象 肖像画(大正10年/1921) 二面・西尾與右衛門家憲
一冊など -
(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)
14時~ 二部構成 吹田市立博物館 2階 講座室
寺本郁子貴志康一の歌曲を歌う
講演 :毛利 眞人 (音楽ライター、日本洋学史研究家)
記念演奏
貴志 康一 かごかき
さくら さくら
赤いかんざし
天の原
かもめ
出演/公益財団法人アルカディア音楽芸術財団
ソプラノ・寺本郁子氏
ピアノ・宇野洋子氏
曲目紹介/中村八千代氏
SSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSS
GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGG
春季展「近代趣味人の美意識」が開幕 貴志康一の歌曲とともに
2014/04/27 01:40
春季展「近代趣味人の美意識ー第11代西尾與右衛門の世界」が開幕しました。井上市長、館長、豊田議長の挨拶のあと、渡嘉敷議員などの紹介もありました。梶谷教育長も参列されました。展示場では旧西尾家住宅の藤原館長が解説をおこない、おおくのひとが詰めかけました。 オープニングイベントは「寺本郁子 貴志康一の歌曲を歌う」でした。まず音楽ライター・日本洋楽史研究家の毛利眞人氏が貴志康一の略伝を解説し、康一の妹が伝える兄の逸話も紹介されました。 そのあと、アルカディア音楽芸術財団のソプラノ歌手寺本郁子さんによって貴志康一の歌曲が5曲披露されました。講座室にその歌声が朗々と響きわたり、最後には中村八千代さんのフルート演奏も加わりました。ピアノ伴奏は宇野洋子さんでした。 アンコール曲は瀧廉太郎の「荒城の月」。おもうに、貴志康一は瀧廉太郎にならぶ作曲家として、あるいは山田耕作につづく作曲家、指揮者として活躍しただろうし、また大フィルの朝比奈隆のような名声も博したのではないか。「美男薄命」という表現はないが、惜しみてあまりある人物だったような気がします。かくなるうえは、毛利眞人氏やアルカディア音楽芸術財団とともにNHKに朝ドラの企画をもちかけようではないか、と盛り上がりました。
|
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。