大分県北部、国東半島付け根に立つ御許山(標高647m)山麓に鎮座する。
本殿は小高い丘陵の小椋山(亀山)山頂に鎮座する上宮とその山麓に鎮座する下宮とがあり、その周りに社殿が広がっている。
八幡宮の総本社であり古くから皇室からの崇敬を受けているほか、称徳天皇時代の宇佐八幡宮神託事件でも知られる。
宇佐八幡宮神託事件(うさはちまんぐうしんたくじけん)は、奈良時代の神護景雲3年(769年)、宇佐八幡宮[1]より称徳天皇(孝謙天皇)に対して「道鏡が皇位に就くべし」との託宣を受けて、弓削道鏡が天皇位を得ようとしたとされ、紛糾が起こった事件。道鏡事件とも呼ばれる。同年10月1日(11月7日)に称徳天皇が詔を発し、道鏡には皇位は継がせないと宣言したため、事件の決着がついた。
境内は国の史跡に指定され、国宝の本殿のほか重要文化財の工芸品が所蔵されている。
参拝は一般と異なり、二拝四拍手一拝を作法としている。
六郷満山
国東六郷満山霊場(くにさきろくごうまんざんれいじょう)は、大分県北東部の国東半島にある33の寺院からなる霊場である。国東半島霊場、国東半島三十三箇所とも呼ばれる。
概要[編集]
国東半島では、古代から、六郷満山と総称される天台宗の密教寺院が多く築かれ、大分県宇佐市の宇佐神宮を中心とする八幡信仰の影響を受けて神仏が習合した文化が栄えた。
国東六郷満山霊場は、六郷満山に数えられる寺院を中心に、国東半島に点在する33の寺院からなる霊場である。宇佐神宮との密接な歴史的関係のため、霊場巡りは、33ヶ寺に加えて、宇佐神宮を巡ることになっている。
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