在家(ざいけ/ざいか、とも読む場合もある)は、出家せずに、家庭にあって世俗・在俗の生活を営みながら仏道に帰依する者のこと。出家に対する語で、仏教用語の1つ。
仏教徒のなかで、在家の信者は、男性は優婆塞(うばそく、upāsaka)、女性は優婆夷(うばい、upāsikā)と呼ばれる。「upāsaka」という語には、仕える、敬う、礼拝するという意味があり、一般に在家信者は出家者に布施を行うことによって功徳を積む。また、出家者からは教えを受けて(法施)、生活の指針とする。
在家の仏教徒は、出家者と同じく仏・法・僧の三宝に帰依するが、戒律の種類は出家者ほど多くなく、五つの生活規則、即ち五戒を守ることが前提とされる。ただし末法無戒を唱える一部の法華系宗派では、在家であっても五戒は無用とされる。
家原寺 http://homepage1.nifty.com/ebaraji/
竹林寺http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E6%9E%97%E5%AF%BA_(%E7%94%9F%E9%A7%92%E5%B8%82)
近鉄 一分駅 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E5%88%86%E9%A7%85
唐招提寺 http://www.toshodaiji.jp/
行基
院
院(いん)は、元の意味は高い垣に囲まれた大きな建築物のことで、そこから以下のような意味を表す。
- 太上天皇(上皇)・法皇・女院のこと、またはその私号こと。院号。元は上皇・法皇・女院の御所(邸宅)のことであったが、その人自身をも表すようになった。
- 国家機関の名称。例えば現在の日本には以下のようなものがある。
- 学校の名称。学院、大学院、学習院など。
- 病院・医院など。産院、養老院、施薬院など。
- 寺院。または寺の中の建物。三千院、平等院など。
- 戒名のひとつ。院号。
国家機関や学校の名称・病院・医院については、それの略称や造語成分としても使われる(例:院内、退院、院長、院生など)。
寺https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E9%99%A2
寺院(じいん、、梵: विहार vihaara、巴: लेङ leNa)は、仏教における宗教施設である。寺(てら)、仏閣(ぶっかく)ともいう。出家者が起居し宗教的儀式を行う施設である。
本来は仏教用語であるが、神道を除く諸宗教の教会・神殿を指す語としても広く用いられている(ごく稀に神社にも用いられることがある)。
概要 [編集]
寺院の建造物は、礼拝(らいはい)の対象を祀る「堂塔」と、僧衆が居住する「僧坊」とに区分される。
「堂塔」は、釈迦もしくは仏陀の墓を指すものであって、祖形は土饅頭型であったが、暑さを避けるために傘を差し掛けたものが定着して、中国などで堂塔となった。日本にも中国様式が入ってきて、三重塔・五重塔・七重塔などが立てられ、土饅頭の痕跡を残した多宝塔などが出現する。日本庭園に十一重や十三重の石塔などの多層塔を建てているが、これも同意のものである。
「僧坊」は、インドではヴィハーラと名づけられて、僧侶が宿泊する場所であり、祇園精舎(ぎおんしょうじゃ、jetavana-vihaara)のように釈迦在世の時代から寄進された土地を指したが、次第に僧坊が建設されたり、石窟に住んだりした。中国に入ると僧坊が建設されることが多くなり、堂塔が併設されたので、寺院というと、堂塔と僧坊が同所にあることが普通となる。
最初期の出家者の一時的定住地はaavaasa(住処)またはaaraama(園、おん)と呼ばれた。都市郊外の土地が僧伽に寄進されたものを僧伽藍摩(そうぎゃらんま、saMghaaraama)・僧伽藍、略して伽藍(がらん)といわれた。出家者の定住化に伴って僧院(leNa、梵語:layana)が形成された。精舎(しょうじゃ、vihaara)・平覆屋・殿楼・楼房・窟院(guhaa)の5種がある。精舎や窟院では広間と房室を中心として諸施設が整備された。
信仰の対象としての「仏塔」は、はじめ在家信者によって護持されたが、起塔供養の流行に伴って僧院中に建設され、塔を礼拝の対象とする支提堂(しだいどう、祠堂のこと)と支提窟が造られた。やがて塔の崇拝は仏像の崇拝に代わり、中国・日本の金堂(こんどう)の原型となった。
「寺(じ)」は、役所・官舎の意。西域僧が中国に仏教を伝えた時、はじめ鴻臚寺(こうろじ)に滞在し、のちに白馬寺(はくばじ)を建てて住まわせた。以後、宿泊所に因んで僧の住処を「寺」と呼ぶようになった。「院」は寺中の別舎を指している。
日本語の「寺(てら)」というのは、朝鮮語のchyöl(礼拝)またはchar(刹)より転訛したとも、パーリ語のthera(長老)の音写であるともいわれるが明らかではない[1]。
中国や日本の寺院では、寺院の名称に山号を加えることがある(「比叡山延暦寺」など)。詳しくは記事山号を参照のこと。
日本の寺院 [編集]
概要 [編集]
各地にひっそりとたたずむ寺院は、寺院近在を中心とした檀家と呼ばれる信者を抱え、墓地を保有・管理しているものが多い(檀那寺)。これら小規模な寺院は、神社と異なり檀家以外には門を閉ざしている場合が一般的である。これは他国には見られない日本独特の形態であり、神道が「死」を忌むという観念(穢れ)の違いから一種の棲み分けが進んだ結果である。葬式仏教、日本の仏教も参照。
一方、奈良や京都などにある著名な寺院は、信仰や観光の対象として広範囲に参拝客を集める。長い神仏習合の影響により神宮寺や、仏教の仏も祀る(正確には同一視、本地仏)とされる権現(熊野権現・山王権現など)の存在もあって祈願対象としての社寺の境は極めて曖昧である。神社仏閣などと言うこともある。
寺院建築 [編集]
寺院も神社建築と同様、その多くは日本古来の木造建築である。しかし現代では、建築基準法や消防法の規定上、法定の規模を超える建物は鉄筋コンクリートとすることが義務化されており、昔のように大きな建物を木造とすることができない。そのため、大規模な寺院建造物には鉄筋コンクリート造が増えてきている。また、ビル形式の寺院も出現するなど概観のデザインも多様化しており、一目では仏教寺院と認識できないものも少なくない。また、寺院の伽藍配置や建物の用途、名称は、神社のように統一されておらず、宗派や各時代によって異なっている。
代表的な建築様式 [編集]
- 寺院の各施設
伽藍配置(
瑞龍寺)
A:総門 B:山門 C:回廊 D:
仏殿 E:法堂 F:
禅堂 G:鐘楼 H:大庫裏
禅宗寺院では下の七施設を基本要素とし、いわゆる七堂伽藍と称する。
- 山門(さんもん)
- 本堂・仏殿(ほんどう・ぶつでん)本尊を祀る
- 法堂・講堂(はっとう・こうどう)信者や雲水に説法・法話を行う施設
- 僧堂・禅堂 雲水が起居し、坐禅修行を行う
- 庫裏・庫裡・庫院(くり・くいん)寺の厨房である。事務所や住職の住居を兼ねる場合もある
- 東司(とうす)トイレのこと。
- 浴室
その他、寺院の規模により
- その他の付属施設
仏教以外の宗教の寺院 [編集]
- 神社を参照。
- 道観を参照。
- マンディル(mandir)と呼ばれる。
- シナゴーグを参照。
- 聖堂を参照。
- サン・ピエトロ寺院や聖ワシリイ大聖堂(聖ワシーリー寺院)は、日本では「…寺院」と称されることもある。
- モスクを参照。
脚注 [編集]
関連項目 [編集]
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ウィキメディア・コモンズには、日本の寺院に関連するメディアがあります。 |
外部リンク [編集]