紀元前の世界1 文明への旅立ち /週刊 朝日百科 11/20
(B.C.10000~B.C.1500)
西アジア・・川と水の最古の文明
週刊 朝日百科 6/9 世界の歴史 131 総索引 168頁
西アジア(にしアジア)とは、アジア西部を指す地理区分である。今日の欧米ではほぼ中東と同じ領域を指すことが多い。一般的には、中央アジアおよび南アジアより西、地中海より東で、ヨーロッパとはボスポラス海峡、アフリカとはスエズ運河によって隔てられている地域を指す。
一般に国家としては、アフガニスタン、イラン、イラク、トルコ、キプロス、シリア、レバノン、イスラエル、ヨルダン、サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーン、イエメン、パレスチナおよびエジプトの一部がここに属す。また、黒海とカスピ海の間にある旧ソ連のアゼルバイジャン、アルメニア、グルジアを含めることも多く、これらの国々を含めない場合は西南アジアと呼んで区別することもある。
アフガニスタンは、マザーリシャリーフを中心とする北部では中央アジア最南端の宗教都市がありウズベキスタンと関係が深い。ヘラートを中心とする北西部では西アジアのイランにまたがるホラーサーン地方の一部で、イランと関係が深い。カブールを中心とする南部はカイバル峠を通じて南アジアのパキスタン、インドと繋がりが深い。しかし、普通には19世紀にイギリスの統治下に入ったインド亜大陸を南アジア、北のロシアと清の支配下にあった地域を中央アジアと呼ぶので、両国の緩衝帯として独立国のまま残されたアフガニスタンは西アジアに分類することになる。
西アジアに含まれる国
アラブ首長国連邦
バーレーン
イラク
イスラエル (ユダヤ人国家で文化的にはヨーロッパに近い。)
ヨルダン
クウェート
レバノン
オマーン
パレスチナ
カタール
サウジアラビア
シリア
イエメン
トルコ (ボスポラス海峡より西側はヨーロッパに属し文化的にもヨーロッパに近い。)
キプロス (文化的にアラブよりヨーロッパに近くEUに加盟している。)
地理的区分では更に以下の国と地域が西アジアに含まれる。
エジプト スエズ運河より東側はアラビア半島。
イラン高原~ヒンドゥークシュ山脈にかけての地域では、イラン系アーリア人が主要民族で南アジアのインド系アーリア人と人種に近く南アジアに区分される場合も多い。
アフガニスタン 北部を除く地域
イラン
タジキスタン共和国 ゴルノ・バダフシャン自治州
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