3月20日(日)午後2時から、「千里の道は世界に通ず 梅棹忠夫写真展」関連講座が開かれました。本日の講師、中野不二男さんが東北地方太平洋沖地震のために来館できず、急遽、カンチョーが代理講演することになりました。
若い頃から頭角をあらわし、おおきな業績をのこされた梅棹さんにも、いくつかの苦難のときがありました。登山に熱中しすぎて放校されそうになったり、中国の張家口から命からがら日本に引き揚げたり、マナスル登頂をねらっていたのに肺病にたおれたり・・・晩年には失明という大きな挫折がありました。しかし、そのたびにあらたな方向をみいだされ、みごとに乗り越えてこられました。。。。という話が、あっという間におわってしまいました。
どうなることかとひやひやしていたら、急に今回の震災の話に飛んでいき、カンチョーがいきなり、フロアにいた小田忠文医師にを発見、登壇依頼・・・小田先生は、阪神大震災のときは宝塚で被災者のケアで活躍されていました。
医師ならではの視点の解説で、すばらしくわかりやすい!みんな身を乗り出して聞きました。
また、なんと来週の講師・片寄俊秀先生も来られており、都市計画(ニュータウン)と災害について話していただきました。(実は2007年に梅棹先生が来られなくなったときもフロアにいて、カンチョー指名をうけて話す羽目になったそうです。毎度毎度すみませ~ん。)
このあともフロアからも発言があいつぎました。
というわけで、震災のため開催の危機?にあった講座は、市民にたすけられ、いつになくおもしろいものになりました。(吹田ケーブルTVが取材に来ていたのですが、放送はあるのかな・・・?)
とても盛り上がったので、今夏の自然展はぜひ「災害」をテーマにしようという声がでています。
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