■朝日新聞
上田氏とNHKから国民を守る党(N国)の立花孝志党首(52)との一騎打ちの結果、上田氏は106万5千票余りを得たが、有権者全体に対する「絶対得票率」は17・39%にとどまった。
上田氏は28日の会見で国会での立ち位置を問われ、「ずっと無所属というのもあり得ない。自分の取る道を探っていく」と主張。これまでの政治経験や人脈をもとに、いずれ政党か会派に入る可能性を示唆した。
上田氏を自主支援した野党は、上田氏が野党陣営に加わることに強い期待感を示した。立憲の福山哲郎幹事長は28日、「野党側としっかりコミュニケーションを取って、共に協力して頂くことを望む」と記者団に語った。国民民主党の玉木雄一郎代表も27日の談話で「野党が連携して選挙を戦ったことに大きな意義がある」とした。
一方、自主投票で臨んだ自民党の二階俊博幹事長も28日の会見で「ご本人の活躍を党としても全面的に支えていきたい」と上田氏について語った。下村博文選挙対策委員長も27日の談話で「憲法をはじめとする国政上の諸課題について活発に議論を交わすことを大いに期待したい」と、改憲議論に積極的な姿勢を示してきた上田氏の協力に期待をにじませた。
補選の低投票率については、福山氏は「与党側が候補者を立てなかったことが大きな要因だ」と与党を批判。自民党埼玉県連会長の柴山昌彦・前文部科学相は記者団に「独自候補を立てられなかったことでじくじたる思いがある」と語った。
■立花氏、得票率13%
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