入道雲を見ると、思いだす。
生駒山の地に勤務したことがある。
そろそろ、始まっているだろうな
・・・・・・・・・・・
河内音頭
■歌詞
ちょいと出ました私は
おみかけ通りの悪声で ヨホーイホイ
まかり出ました未熟者お気に召すようにゃ
読めないけれど 七百年の昔より
唄い続けた河内音頭にのせまして
せいこんこめて唄いましょ
ソラ ヨイトコサッサノ ヨイヤサッサ
エー 大和と河内の国境
中にひときわ悠然と
ヨーホイホイ エンヤコラセ
ドッコイセ
そびえて高き金鋼山 よ 建武の昔大楠公
その名も 楠正成公 今に伝えた民謡
河内音頭と申します 聞いておくれよ
荷物にゃならぬ 聞いて心も
うきうきしゃんせ
気から病が出るわいな
唄の文句は小粋でも 私しゃ未熟で
とってもうまくも きっちり実際まことに
みごとに読めないけれど
八千八声のほととぎす
血をはくまでも つとめましょ
河内音頭(かわちおんど)は、大阪府下河内地域を発祥とする伝統的な古典河内音頭、及びその音頭をアレンジさせた、近代・現代河内音頭をいう。大阪では河内地域以外でも盛んに盆踊りなどで踊られ、その曲目は全国的に愛聴されている。
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概要
江戸期から北河内交野地区、中河内八尾周辺、また南河内でもそれぞれ歌われていた土着の音頭・民謡、庶民の芸能があり、盂蘭盆会、地蔵盆の時期に盆踊りも催されていたが、それらの伝統的な河内音頭と、今日一般的に知れ渡れるようになった、近代河内音頭とは大きく異なる。明治期から大正末期頃まで近畿地域で盛んに歌われ、踊られていたのは、滋賀の東近江(八日市)発祥の音頭である江州音頭や、伊勢の伊勢音頭であった。そして江州音頭は千日前界隈の寄席では落語や音曲と並んで人気の演目となっていた。大正時代には平野節の初音家太三郎が登場し、交野地区で伝承されてきた古典河内音頭の一派である歌亀節を大幅にアレンジし、現在に繋がる節回しやお囃子が誕生した。この太三郎の編み出した、新しい河内音頭も寄席の演目として人気を博すようになった。 寄席小屋で興行として演じられる様になると、益々江州音頭や浪曲などの諸芸と融合・影響を受け、河内音頭がエンターテイメント的に変革・発展を遂げていく。 しかし、昭和に入り寄席の閉鎖、祭事では経費の削減などで行なわれなくなり江州・河内音頭は衰退していく。
昭和中期頃までは河内音頭は衰退の時代が続いていたが、1961年にテイチクから発売された鉄砲光三郎の『鉄砲節河内音頭』が100万枚を超える大ヒットとなり、再び河内音頭が注目を浴びるようになり、また全国的にその知名度を広げた。
昭和40年代頃には、初音家賢次、三音家浅丸といった音頭取りが活躍し、初音節、浅丸節という独特のリズムの河内音頭が生まれた。
音頭取りとしては新聞詠み(しんもんよみ)の河内家菊水丸が有名であるが、菊水丸のカーキン音頭がアルバイト情報誌のTVCMに使用されたことにより、全国に河内音頭の知名度を一層上げることができた。現在でプロ、セミプロ、アマチュアを含めて音頭取りは大阪には多数存在し、○○会という音頭取りの所属するグループが関西圏内に100会派近くある。歌詞や節は基本的な決まりがあるが、各会派によって独自の歌詞や節が存在する。 ほとんどの音頭取りは、三音節、初音節、鉄砲節と呼ばれるリズム節回しのうちのどれかに当てはまるという。 使われる楽器は、三味線、太鼓、エレキギターやキーボードなどバラエティーに富む。
大阪府八尾市の常光寺境内で行われるもの (流し節正調河内音頭) は、日本の音風景100選に選定された。
また、1978年に河内音頭を「発見」した評論家朝倉喬司が「全関東河内音頭振興隊」を結成。河内音頭の魅力を紹介し、音頭取りを招いて東京でたびたびライブを開き、CD等が発売されたことから、「日本におけるソウル・ミュージック」として全国区の評価を受けることとなった。
朝倉の活動に錦糸町の町内会有志が共感したことから、1986年から毎年、「錦糸町河内音頭大盆踊り」が開催されている。
エピソード
- 勝新太郎主演の映画「悪名」で、勝新太郎が河内音頭をうなるシーンがある(そのシーンで太鼓を叩いているのは、鉄砲光三郎)。
- 「3年B組金八先生(第1シリーズ)」(TBS系)の第9話「数学が好きになる法」で、金八が乾に「ああ、河内音頭でもドラえもんのテーマでもお聞きになればいいですよ!」と吐き捨てるシーンがある。
- 関ジャニ∞のファーストシングルは、河内音頭とラップをミックスした楽曲『浪花いろは節』である。
- 大阪市内の旧平野郷は河内の国ではなく摂津国に属していたが、初音家一門の音頭の発祥の地であるため、平野区内にある平野公園の中には近代河内音頭の発祥の地の石碑がある。また、八尾市にある常光寺の境内にも、流し節正調河内音頭の発祥の地の石碑がある。
関連本
- 日本一あぶない音楽 全関東河内音頭振興隊 JICC出版局, 1991.8
関連項目
外部リンク
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